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シルバラード(1985)――今さら西部劇、と言いながらもキャラよし曲よし

 ずっと忘れていたのだが、つい先日ふと流れてきた曲にはっとなって立ち止まった。

 友人と観に行った映画、そこで流れたメインテーマ……そう知る人ぞ知る、知らん人はまるっきり知らない、シルバラード(1986)という、西部劇の主題曲だった!

 曲を作ったのはブルース・ブロートン。私が知っている中で一番親しみがあるのはヤング・シャーロック(1985)のメインテーマかな。

 ちょっとだけだが、ジョン・ウィリアムズをほうふつとさせる良さがある。

 後で知ったが、ディズニー関連の作曲もいくつかやっているようで、日本人でもけっこう耳にしているものが多いかも。


 シルバラードというのは、西部劇でもずいぶん最近できたものだと言うイメージがあった。以前は何かというと西部劇、という時代もあったのだが、そんな流れもぱったりと止んでブームも去ったと言う時に、なぜか「往年のあの熱き思いを今また胸に!」みたいに、正統派とも言える西部劇が出来あがった。

 それが、このシルバラードだったような気がする。

 ちゃんと劇場に観に行きましたよ。西部劇はテレビではよく観ていたが、実際リアルで封切られるものとしてとても興味があったしね。

 西部劇という『型』を敢えて踏襲し、奇麗になぞり、美味しいところを全て再現してみせたという点でもこの映画の価値はけっこう高いと感じたな。

 ものすごく良い、という評価ではないのだが、観ておいてよかったな、って感じでね。

 キャストも今思うとびっくり。行け行けドンドン的なジェイク役のケヴィン・コスナーがまず顔で一番印象に残ったかな。何だかのっぺりした感じだけどカッコイイ、って。インディアンの血も混ざっているというのが売りだったような覚えがある。日本人に近い感じがするのか、親しみがあったよね。

 確かに他民族国家アメリカの中でもなかなかに印象的な俳優だという気はしている。 その後のボディガードとか、アンタッチャブルなんかも、ほんとカッコ良かったよなー。

 え、ついこの間、家族間で「あの、ぅぃっとにー・ひゅーすとんの、ほら、ボディガードをやる映画でさ、『♪あんだーーーーーーぃやーーーー』ってのでさ」と話題に出たばかり。なのに度忘れしてたんだよね、名前。ケヴィン、すまん。

 個人的に一番好きだったのがスコット・グレン。地味な感じだがいると「あっ!」て感じでつい追ってしまう人。消防士の格好がなんか印象的という覚えがあったが、きっとそれは「バックドラフト」(1991)のせい。私のイチオシ映画「レッド・オクトーバーを追え!」(1990)でも、彼には目で合図送ったけどね。心の恋人。

 ケヴィン・クラインはなんといっても変な色のつなぎの下着姿が素敵だった。股がタポタポしたあれね。名称が分かんないけど、あの下着を見ると、何だか西部劇って気がしますね。ええ。

 ジョン・クリーズもさりげなく偉そうに出ていたし、ダニー・クローヴァーというバイ・プレイヤーとしてもなかなかの黒人俳優も出ていたし。

 ブライアン・デネヒー、リンダ・ハントなんてもう脇役フェチにはたまらん映画だったなー。


 とまあ、ストーリーはほとんど忘れていたんだが(えっ?)、一人ひとりに愛着の深い映画であった。そして曲ね。

 キャラで観るお話としても、とても興味深いですわ。

 何かのお時間ありまして、西部劇の新しいのって言えばマーティ&ドクのあれでしょ? って方でも次にぜひ観ていただきたい感じですた。うんうん。


 

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