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To‐Arms!!  作者: ほっけ
11/24

ep.10《家に入れない(物理)。……一日目終了》

 おはこんにちばんわ。ほっけです。


 なかなか投稿できず、ごめんなさい。


 今回は10話突破を記念して、リアルの友人がルナのキャラクターイメージを描いてくださいました。


 挿絵(By みてみん)


 自分は絵が描けないのでこのような表現には非常に憧れます。

 と、いうことで、その友人の作品を掲載したいと思います。

 友人も、自分のツイッターとかにアップしているらしいので、見かけた方がいれば、フォローしてくだされば。


 それでは、今回もお楽しみいただければ幸いです!









 さて、現在の時刻はすでに午後の6時(メニューで確認できた)で、夏とは言ってもこの時間になると空が赤くなる。

 そして、必然的に人間は夕刻になると家に帰りたがるのだ。


「おい、早くしろよ! 後がつかえてんだ!」

「前の方なにやってんだ!? 早く行かせろ!」

「早く部屋に入りたいの! 早くして!」


「……なんだこの人の密集地帯(カオスゾーン)は?」


 オレがそう思ったのはおそらく間違っていない。

 目の前に広がっているのは、比喩でもなく『人の海』だ。


 オレがニークのもとから離れて訪れたのは神殿だ。

 神殿とは、このゲームにおける復活ポイントであり、同時にプレイヤーのマイルームでもあるのだ。

 プレイヤー各個人には一人一部屋が与えられ、自由にカスタムできるようになっている。

 マイルームに入るには、神殿の中に設置されているポータルに入って、部屋番号とパスワードを打ち込めばいいのだが、現在起こっている騒動を見ると、おそらく部屋に入る順番で争っているらしい。

 確かに『あんな事』になった当日なんだから多少気が立っているのかもしれないが、それにしてもここまで熱狂するか?

 ……やっぱり人間なんて嫌いだ。

 自分の損得しか考えない。


(どちらにしろ、このままだと夜中まで入れないな。どうするか……)


 今、神殿の外に並んでいる人だけで、数百人はいるだろうか。

 一番最初のマイルームの登録にはそれなりに時間がかかってしまうため、この数の人を待っていたら何時間かかるかもわからない。

 最悪野宿かな、何て思いつつ未だに眠っている柴犬くらいの大きさの〔おおかみ〕を抱えて人で埋れている神殿を後にする。


 なんといっても、この世界ではプレイヤー同士で触れ合うことができ、ハラスメント行為を運営に通報するシステムも、現状では機能するかわからない。

 しかも、周りにいるのは心身共に男性の方々。

 こういった環境は、女性陣にとって非常に危険が危ない。

 かくいうオレも外見だけでいえば女子なわけだ。

 そういうことには常に警戒しなければならない。


 となると、やはりどこかに泊めてもらうしかないか……さっきの『福屋』にでも行ってみるか?

 かなり駄目元だけど。

 え? ニークのところ? 絶対に行くわけがない。

 なんでかって? なんだか身の危険を感じるからだ。


 そんなこんなでやってきました『福屋』。

 まだ営業してた。よかった。

 にしても、さっき一度来ていて、服まで貰っておいてその上、泊めてくださいなんて……ハードル高すぎだろ。


「……お邪魔します」

「いらっしゃ……あれ? さっきの嬢ちゃんかい? どうしたんじゃ」

「えっと……色々ありまして、入ってもいいですか?」

「入るのは構わんが、そのデカイ荷物はなんじゃ?」

「後で説明します」


 そして、奥からおばあさんも出て来てから、自分の現状について説明した。

 あの後、初めて【テイム】をしたこと。

 しかし、テイムしたエネミーが目を覚まさないので仕方なく持ち歩いていること。

 本来泊まるはずの場所に行ったら、人がごった返していてとても入れる状態じゃなかったこと。

 まあ、最初この荷物(おおかみ)を見せたときは驚かれたが、オレがテイムしたエネミーだということを話したらわかってくれた。


「……そういうわけで、どうか今晩私をここに……泊めてもらえませんか」


言えた。

コミュ症で引きこもりだけど、ゆっくりでも言い切った.

……なんでオレ、こんなことに達成感覚えちゃってんだろ。

あれ? そういえばニークとは普通に話せてたよな?

なんでだろう?

まあ、今はそんなこと関係ない。

言ってしまったのだから、最後まで食い下がれない。


「……お礼は絶対にしますので、どうかお願いします」

「いや、泊めること自体はいいんだけど、ワシらなんかの家でいいのかい? もっとお友達とか、知り合いとか、おるんじゃろ?」

「そうですよ。私らなんかの老人二人よりはその方がいいでしょうに」

「……いえ、おじいさん達以外に頼れる人がいないんです」


 ケイと穂花には迷惑かけないって言ったばっかりだし、『ノルン酒場』のマスターはいい人そうだけど、知り合いって言えるほど親密じゃないし。

 まず、友達とかいないし。

 え? ニーク? ……誰だっけそいつ?


「事情があるのかい?」

「……ええ、少し」

「分かったわ、今夜泊まっていきなさい。寝る場所はこの店の裏にあるワシらの家の空き部屋になっちゃうけど、いいかい?」

「! ありがとうございます!」


 よかった。なんとか、野宿だけはまぬがれたらしい。

 安心感から、座っている椅子にもたれかかってしまう。


(……あれ? 緊張が解けたからかな。なんだか意識が……)


 そうしてオレの意識は闇に落ちていった。











チュンチュンチュン……




 鳥のさえずりが耳に入り、そこでゆっくりと意識が浮上する。

 オレはいったいどれくらい寝ていたんだ?

 ……まあ、別に早く起きて得することもないし、学校もないオレとしては一日中寝ていたいくらいなのだが。

 気にしなきゃいけないのは朝ごはんと穂花のことくらいだし。


「…………朝ごはん? あっ、やべっ! 寝過ごした!?」


 そうだった、オレには朝ごはんを作る使命があったのだった。

 そしてそれは、穂花には絶対に作らせてはいけないことを意味している。

 いったい何をどうしたら、普通のカレーが緑色に染まるのだろうか? もちろんカレールーも普通のやつを使って、だ。

 ……あの時は『大丈夫、料理は味で勝負だよ! 穂花ちゃん!』とか言い出して、ケイが一皿食った後撃沈してたっけ。

 オレも一口食ったが、アレはやばかった。


閑話休題(それはおいといて)


 というわけで、ごはんに関してはオレが責任を持たなければいけない。

 トースターで目玉焼きを作るような奴に料理は任せられない。


「って、どこだここ?」


 そのままハンドスプリングができるくらいのスピードで、文字通り飛び起きて辺りを見回すが、そこにはオレの見たことのない景色が広がっていた。

 来ている服は、見たこともない鼠色の少しダボッとしたパジャマだった。

 よく見ると、正面の壁に白いワンピースがかけられている。

 部屋を見渡すと、日本ではいまだに使っている人も多い畳が敷かれた、目算八畳ぐらいの壁や屋根が木製の部屋の中に、布団で寝ていた状態でオレはいた。

 しかし、オレらの家にそんな部屋はない。

 つまり、ここは自分の家ではなく、どこか違う場所ということになる。


 そして、しばらく見慣れない部屋を見渡していると、後ろに気配を感じた。

 振り向くと、そこには白い毛皮のオオカミがいた。

 大きさは50cmくらいで、その毛並みは土などによって汚れている。


「ってオオカミ!? ……あぁ、そうだった。お前は昨日の」

「ゥオウ!」


 こいつの姿を見てようやく思い出した。

 そうだった、オレは、オレらは【To-Arms】の世界に閉じ込められて……昨日、じいさんたちと話したところまでしか記憶がないのはなんでだ?


「まあいいか。ん? なんか光ってる?」


 ふと、視界の左上に表示されているオレの名前と、その下にあるHPバーが白く光っていることに気が付いた。

 とりあえず昨日ケイに倣った方法を思い出しながら、プレイヤーメニューを立ち上げる。

 その中にある、ステータスの部分が光っている。

 そこをタップすると、スキルの欄の中の《???》が光っていた。

 これはケイの説明ではこれは『シークレットスキル』と呼ばれるものらしく、隠されている『条件』をプレイヤーが達成するとスキルを解放させることができるらしい。

 しかし、その条件がプレイヤー自身には隠されているので、解放は非常に難しいという説明を受けた。

 その《???》が光っているということは、昨日一日のうちの行動で、何かしらがトリガーになっていたのか?


 そして、オレは《???》をタップした。

 すると


 【《???》の解放条件が達成されています。開放するには〈スキルオーブ〉が一つ必要です(現在の所持数:0)。解放しますか? Yes/No】


 とシステムの警告があった。

 どうやら条件はいつのまにか達成してしまっていたらしいが、解放に必要なアイテムが足りなかったらしい。

 ケイの説明では、アイテム〈スキルオーブ〉はエネミードロップアイテムらしい。

それも、レアドロップ枠で確率はとても低い。

 しかもエネミー一種類から一つしかドロップせず、システムによって放棄・売却・トレードなどができなくなっているらしい。

 何に使うのかというと、『スキルの取得・開放』だ。

 〈スキルオーブ〉を二つ使用することによって、プレイヤーメニューのスキルの欄から、新たなスキルを取得することができるらしい。

 まあ、『新しいスキルがほしければ、エネミーを狩りまくれ』ということだろうな。


「なんにしても、今解放できないんじゃ意味ないな。〈スキルオーブ〉が手に入った時に開放すればいいだろう」


 じゃあ、何をしようか。……何にもすることがない。

 こんな今までと違い過ぎる環境に放り込まれて、とっさにやることを見出して決断できる人は相当すごいと思う。

 ……そんなことができそうな知り合いをオレは二人も知っているのだが。

 あいつら何してんだろうな。


「……ウォウ」

「ん? なんだ? えーと……『おおかみ☆』?」


 オレがおおかみに話しかけた時、おおかみと目が合い、システムメッセージが表示された。


【テイム・エネミー《おおかみ☆》に、名前を付けてください】


 ほう、この世界ではテイムしたエネミーには個別の名称を与えられるようだ。

 ……名前、名前ねぇ。


「『ポチ』?」

「…………」


 オレがそう言った瞬間、《おおかみ☆》は目をそらし、そっぽを向いてしまった。

 どうやら気に入らなかったみたいだ、っていうかエネミーに拒否権あんのか。

 だとすると、どうしようか?

 なにかこいつが気に入りそうないい名前……おぉぉ! 働け! 一年間引きこもって雑学ばっか詰め込んだオレの脳みそ!

 えーっと、こいつは白いから、『シロ』? いや、また怒られそうだ。

 じゃあ、別の国の言葉で……『ホワイト』『スノウ』『ヴァイス』『ブラン』。

 いや、白い前にこいつは『オオカミ』だろう?

 あー、オオカミって確かあの国では……よし、決めた。


「よく聞け、お前の名前は『ルー』。『ルー』だ」

「……ウォウ!!」


おおかみは一声高らかに吠えると、システムメッセージが再び届いた。


【テイム・エネミーの名前を『ルー』で決定しますか?Yes/No】


 Yesを選択し、【決定しました】というアナウンスが会った後、その『ルー』がオレに向かって飛びかかってきた。

 そしてそのままオレの顔をなめ回し、オレの胸やら足やらに体を擦り付け始めた。

 なついているということでいいのかな?


 なんにしろ、気に入ってくれてよかった。

意味は、まんま『オオカミ』なんだけどな。









 読んでいただいてありがとうございます。

 自分がなかなかアップできない時も、スマートフォンで確認するとPVが伸びているのがとてもうれしく、それによって続きを書くことができます。

 読んでくださった皆様、本当に感謝です。


 今回の二人の雑談は、内容を変更して今までの振り返りをしたいと思います。

 製本のくだりはまた次回掲載させていただきます。

 ちなみに作者は製本の際、大変なミスを犯してしまい、ページが全壊したことがあります。

 もし、ご興味があってやりたいと思ってくださる方がいらっしゃるなら、しっかりと参考書なりインターネットなりでしっかりと方法を調べてかrすることを推奨します。





作者「はい、今回もこのお時間でございますよ」


ルナ「最近、このコーナーに対する意見をリアルの友人からもらったいました」


作「友人が言うには、『会話がグダグダすぎる』ということらしいのですが、正直に言って製本作業は研究の醍醐味だったので、最後まで書かせていただきたいと思います」


ル「いつも通り、ご興味のない方は、最下部までスクロールをお願いします」



作「さて、読者の皆様おはこんにちばんわです。作者でございます」


ル「ルナです。最近ストーリーがマンネリ化してないかとても心配です」


作「うぅ……確かに今のところ戦闘描写は少ないけどさ」


ル「ま、第十話にしてようやく一日目が終わったってうのはかなり遅いと思うのだけど?」


作「やめてー、いじめないで―」


ル「はあ、それじゃあ、今回のテーマは『振り返り』だったっけ?」


作「そうだね。今まで、投稿してきた内容を振り返るよ」


ル「内容って言ってもなぁ……作品の内容薄いし」


作「さっきからディスりまくってるけど、一応君の作品でもあるんだよ?」


ル「だって、オレは出演してるだけでしょ? 書いてるの作者なんだから問題ナッシング」


作「そんなこと言ってると、ルナのこれからの境遇がひどいことになるよ? 女のコだからなぁ……あんなことやこんなこと……」


ル「規制待ったなしだね。そしてあとでぶちのめす」



作「話を戻そう。最初、この物語はログインする前から始まったんだよね」


ル「あー、そうだったね。あの頃はオレ、何もしていなかったなぁ」


作「いわゆるNEETですね」


ル「やめい。そうだけど」


作「否定はしないのね。っていうか、ルナは引きこもり、穂花は中学校。……生活費とかどうしてたの?」


ル「ああ、オレん家はケイと関係が深いって言ったろ? 両親が死んだときにケイの両親が引き取ってくれたんだよ。幸いなことに金はあったらしくて、秋庭家の生活費はそっから出してもらってるな」


作「ほうほう。じゃあ、ケイのことは信頼してるんだな」


ル「……まあね。昔、オレが自分のことで悩んでいた時にもいろいろ助けてくれたしな」


作「さて、それで、最初は痴漢にあったんだっけ?」


ル「そんなこともあったねぇ。ま、オレ相手に痴漢とか、ロリコン&変態この上ないけどな。別に触られてもキモチワルイだけだし」


作「一応『女』っていう自覚はあるのな」


ル「認めないわけにもいかないしな。言われたり茶化されるのが嫌いなだけ。結局あの後もケイが助けてくれたなぁ」


作「で、コネ使ってゲームとキャラ作って。時間が飛んでログインしました」


ル「その言い方に悪意を感じる。でもまあ、あのアバター気に入ってたんだけどなぁ……」


作「まあ、ザマあですね。スキルも地雷ばっかだったし」


ル「言っておくけど、全部がお前のせいなんだけどな。オレ主人公なんだし、チート装備にチートスキルみたいなのにしてくれても良かったんじゃあ……」


作「主人公最強もいいけど、何となく成り上がり系が好きな作者なのです」


ル「ま、口出しはしないけどね。それで、あの後ケイと穂花……いや、フィアと別れて、服もらってルーが仲間になって」


作「こうやって書くと内容あるなー、とか思うけど、読み返すとすっかすかなんだよなー」


ル「自分で言うのか」


作「まあね。あ、そうだ。おじいさんとおばあさんの家、泊めてもらえてよかったね」


ル「最悪、野宿覚悟だったからなぁ。あんなに人がいるところで野宿とか危険すぎる」


作「さて、今回はここまでかな?」


ル「そうだね。何か質問やご意見があったら作者に言ってみるといいよ。最近スランプっぽいし」


作「シーッ! それじゃあ、また次回お会いしましょう」


ル「あ、そうだ。作者の友人さん、私のこと描いてくださってありがとうございます!」


作「それじゃあ」

ル「せーの……」


作・ル「「ありがとうございました! 次回もよろしくお願いします!」」





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