五話
遅くなりました!
〜家〜
あんなに愛らしい笑顔で大好き!だって、橘先輩が羨ましいよ…
「ハァ。」
やっぱり複雑だ、あんなに可愛らしい笑顔を見れて良かったけど、その笑顔が他の人に向けられているんだから。
僕は木下さんが好きだ!でも、木下さんは橘先輩の事が好き。
「ハァ。。」
失恋ってこんなに悲しいのか……
「もう、寝よう。」
〜朝〜
「よう、輝!はよ〜」
「えっ?あっ!聖人おはよう。」
「テンション低っ!どうした〜?」
「…なんでもないよ、それより、久しぶりだね、聖人、あんまりサボったらダメだよ!じゃ行くね。」
「あ、ああ(テンション低、俺がサボってる間になんかあったのか??)」
教室をめざして廊下を歩いてる途中、見たくない場面を見てしまった。
「ハハハ、そうなんだ!やっぱり秋ちゃん(橘、秋次 たちばな、しゅうじ)すごいね!」
「そんな事ないよ。雪乃だって…」
―――
――
―
僕はその場から直ぐに立去った。
楽しそうに笑って話しをする木下さんと橘先輩。
秋ちゃん(しゅうちゃん)、雪乃、って呼びあってた。
二人の仲を見せつけられた気がする。
「ハァ。」
どうしようもなく悲しくて泣きそうなっていた僕は、一時間目からサボって屋上で気分を落ち着かせる事にした。
そのまま僕は屋上で眠ってしまった。。