一話・プロローグ
僕は君がスキだ。
例え君が誰をスキでも……。
高校に入学して、クラスで初めて君を見て、僕はヒトメボレしたのかもしれない。
でも、本当に君をスキになったのは高校一年の夏。
「今日も暑いね、でももう少しで夏休みだから、ガンバろう〜!」
って、いきなり話しかけられた時の、何て事ない君の笑顔だった。
すごく綺麗で、優しい笑顔だった。
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僕の名前は、如月輝(きさらぎ、ひかる)
今日は二年生になって初めての登校日。
僕は校門を通って直ぐ張り出されクラスわけを見る。
「やった!」
思わず声に出してしまった…。
だって、僕のヒトメボレの相手、木下雪乃(きのした、ゆきの)さんと、今年も一緒だから。
「輝〜な〜にが、やったなのかな〜?(笑)」
話しかけて来たのは、竹内聖人(たけうち、まさと)小、中、高とずっと一緒の親友かな…。
「あっ、おはよ!聖人」
「あっ、じゃね〜よ!ど〜せ、木下と同じクラスだから喜んでんだろ〜?(笑)」
「なっ、ち、違うよ。聖人とまた一緒だから喜んだだけだよ。」
「ふ〜〜ん。(笑)」
聖人はニヤニヤしながら、
「先に行くな〜。」と、行ってしまった。気ずいてるのかな?と、考えてる時に声を掛けられた。
「おはよう。如月君、また一緒だね。よろしくね!」
「う、うん。よろしく木下さん。」
初投稿です!
比較的早め更新するつもりです。
よろしくお願いします!