第4話:小姑の仕事だから
長らくお待たせして申し訳ないです。
エンディングは頭の中では出来上がっているんです!
文字にすると考えていたことがすべてパァ。になってしまうんです。
終わってますね・・・。いえいえ。
楽しんでいただけると光栄です!!
私は悠には敵わない。
料理も仁徳も文系の知識も友達の数も信頼性も...上げればきりがないほど出てくる。
しかし、勝っているものだってある!
理数系は悠には負けないと自負をしている。これだけは決して負ける気がしない。
理数系は、私にとって楽園なのだ。
深く考えずとも答えはでてくる。公式さえわかれば解けるのだ・・・数学だけだが。
しかし、実験も好きだ。なんせ、科学部という部活に入っているのだからな。
実験は楽しい...顧問のメガネ君と共に手軽にできるものから危険な実験さえも学校に内密で行っているのだから。
「はい。できたよ?」
悠の声が聞こえた。ついでに、美味しそうなご飯の匂いも。
「何か考え事していたの??」
パァとご飯を見て顔を輝かせる私に悠は首を傾けながら聞く。
今日のご飯は『オムライス』である。
カップラーメン様はすでにお粗末様に早変わりしているため、今この場にはない。
「別に言うまでもないことを考えていた。」
さっそくオムライスをスプーンで一口掬い上げながら悠の問いに答える。
「ふ~ん。教えてくれないんだ。」
じっとこちらを見ながら悠は口を尖らせた。
高校3年ともあろう男子がそんな顔をしても可愛くはない。といいたいとことだが、悠は無駄に似合う。
そもそも、教えるも何もたいしたこと考えていないのにそれまでも悠に話すとなると、私はいったい悠のなんなのだと問いたくなる。
あ・・・小姑かぁ~~。
小姑のすべきことがあったなぁーそういえば・・・問わなければ!!
「悠。」
「ん?どうかした?」
私は颯爽と食べ終えた食器を台所へと置きながら悠を見据える。
それに対して悠は不思議そうな顔をして私の言葉の続きを待っていた。
「小姑の私だからこそいうのだが・・・。」
「うん、何??」
「あの彼女はやめた方がいいぞ。」
「えっと。どういうことかな??」
「あの女は裏表が激しすぎる。お前の両親が嘆く姿が目に浮かぶ。だからやめといたほうが・・・って何をする!!」
食器を洗いながら悠が帰ってくる一歩手前に来ていたあの女のことを思い出しながら悠に注意をしていると悠が私の頭の上に手を置いた。
これは怒っている証拠である。
やはり、小姑がとやかく言うべきものではなかったのだろうか。いやしかし、悠のことを思ってやるとさすがにあの女はやめるべきだと思わざる負えない。たかが小姑であるとしても!!
「何の話をしてるのかわからないんだ。順を追って説明してくれる??」
悠はニコリと笑っているのにとてつもなく怖いと感じてしまう私がいた。
何故なんだろう?この笑顔の裏に鬼がいることがわかる!
「順といってもな・・・。」
私は悠に、悠が帰ってくる前に訪ねてきた『花』とやらのことを話した。
けっして悠が怖かったわけではない。決して!!
「へぇー。この家のこともう嗅ぎつけたんだね。」
「おや?彼女は犬の化身だったのか?それは悪いことをした。」
犬の化身だったら水でもあげればよかった。犬は好きなんだ・・・。
「っふふ。違うよ、アレでも人間だよ?」
さらっと私よりも失礼なことを悠が言ったような気がするのだが何故だろう?
いや、お互いに失礼であったことを認めようではないか。
「それで・・・彼女で間違いないのだろう?」
腰に手を当てて問う私に悠はため息をついた。
何か間違ったことを言ったか??
「僕の態度を見てさえも、彼女だと思い込むキミに大きな拍手を贈ろうか?」
「馬鹿にしているだろう?ふむ。ということは違うのか・・・なんだ。」
「よかった?」
「別に・・・・。」
私の言葉に素直じゃないなぁーといい悠は自分の食器を洗い始めた。
私はさっき何を思ったのだろうか??
ッホとしていまったのは気のせいだったのだろうか?
うん。きっと気のせいなのだろう。
小姑である私が悠をどうこう思うなんて可笑しい。そう思ったのに次に悠の言葉に全身が凍った。
「あ。でも、好きな人はいるんだよ?」
全身に冷水を浴びたような気がした。
これだと、今『夏』なんで結構涼しい気がしますよね?
早く自覚してほしいものです。
カップラーメンは時間が過ぎると伸びてまずくなるのに・・・ネ。