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1/∞の世界で  作者: スマイロハ
3652回くらい星を眺めたら十年。の章

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47/47

ネタをたずねて三千里。

相も変わらず急展開ですねぇ。

「ところで、何で神様食べたんですか?」

「更なる力を得られるから食えとか何とか言われて。」

「ド下ネタじゃねーか!」

「何が!?」

「ナニって…///言わせないで下さい…///」

「遂に狂ったか。」

さて、魔王は魔族も人族も何もかも全部餅餅しちゃったみたいなんで、魔王を倒してもその辺何とかしないとなんですよね。…どうすれば良いか思いつかないので後で考えることにしましょう。

魔王城が見えてきました。

「ぐわあああああああああ!!!!!!」

と言うところで魔王の攻撃を受け、タマゴ()が撃墜されてしまいます。

「後は頼む…。」

「ありがとう…!タマゴ()、ここまで運んで来てくれてありがとう…!」

「なんでそんな変な名前なん。」

みんなの仇!魔王だけは絶対に許さない!

「待っていたぞ。ネムアム。ルリアル。」

「おい魔王来たぞ。どうすんのアムさん。なんか作戦あんの?」

「アルさんが考えて下さいよ。ネタ作るの好きですよね?」

「バッカおめぇ、文字だけでお笑いが出来るか。」

「括弧変えたら多少はマシになるんじゃないすか。」

{こんな感じ?マシなってる?}

[その括弧算数でしか見ないですよ。]

『お前も変えるんかい。……算数以外でも見るだろ。』

「おっけーです。これで行きましょう。」

多少は伝わりやすくなりましたか。

『まずはやっぱ「魔王に悲しい過去」編か?』

「そうですね。じゃ魔王さんお願いします。…あ、括弧変えて下さいね。」

【この世界は神を始め、一部の強者が力を持ち過ぎている。だがそれは弱肉強食、世の理だろう。私は、その持てる力を使わず無駄にしている者達が許せない。私腹を肥やす事だけに力を用いる者達がな。生まれた時点で、力無き者は一生力無きままに終わるのだ。分かるか?私は子供達の輝かしい未来が大人の手によって失われているこの世界が、どうしようもなく不快なのだよ。一度この世界を破壊し、私がこれから作る新しい世界で、全ての魂を無垢な状態で転生させるのだ。これから先生まれて来る無数の子供達の為に、今の子供達を犠牲にせざるを得ないこと。私が新たな世界を創造することを、その謝罪とする。さぁかかって来たまえ。より良き世界の為に、君達には死んでもらう。安心しろ。私が作る新たな世界では、必ず君達の魂も幸福の時を過ごしている事だろう。何故なら、私が想像する世界は幸福に満ちた幸せな世界だからだ。私はその世界の為にこの身を捧げ、魔王として悪を演じて『浸りすぎーー!!!!』

『いつまで喋ってんだテメェ。尺考えろアホ。』

【君達が話せと言ったのではないか。】

「魔王さん。あなたも大人なら常識的な限度と言うものを知らないと。」

『危なかったなー。回想だけで一話持ってかれるところだったぜ。』

何なんだコイツ等は。理解出来ない。何故私を攻撃しない。仲間が大切ではないのか。

『自分良いですか。』

「どうぞ。」

『今年の夏、暑かったじゃん?』

「暑かったですねぇ。エアコン無い方は今生きてるんですかね。」

『私の家エアコン無いんだけど。』

「生きてるんですね。」

『冷凍ペットボトル?とか言うの、アレやってしのいでたの。』

「ほう。氷で冷やすヤツですよね?合ってます?アレ効果あるんですか?」

『いや氷は無くて。』

「氷は無い?」

『うん。氷じゃなくて、ペットボトル凍らせてたんだけど。』

「ペットボトルそのものを凍らせてたんですか!?凍るんですか…?」

『凍らないからめっちゃ暑くてさ。死んだと思った。って話。』

「クソおもんねぇですね。」

何をやっているのだ。分からん。何も面白くない。今のうっすいやり取りには何か理由があるのか。何かの儀式なのか。私はコレをどうすれば良い。

『やっぱ人生で一回は空を飛びたいと思うじゃん。』

「私達は飛べますけどね。なんだかんだ言ってやっぱり飛べた時の感動はありましたよ。」

何をしているのか分からないが、これを放置してはいけない。何が起こるのか分からないからだ。初代神王を手にかけたあの時から準備して来たのだ。この様なところで訳の分からないままは終われない。止めなければ。

『でさ、小さい時に風船、アレを持って飛ぼうとしてたのよ。』

「小さい時はね。自分の体も小さいですから。なんか飛べる気がするんですよね。それで?」

『飛べたんだよね。』

「飛べたんですか!?」

来た。止めるなら今しかない。

【分かった。それ風船ではないな。気球だな?】

『風船なんだけど。』

「風船なんだ。」

『まぁでも普通の風船じゃない。中に入ってるのが何か凄い空気だった。』

【ヘリウムではないのか?】

『ヘリウムだよ。』

「ヘリウムなんだ。」

【いや分かったぞ。自分が飛んだのではなくて、もっと小さいものが飛んだのだろう?紙の人形とか。】

『正解。』

「正解なんだ。」

よし。この調子で止めて行けば問題ないだろう。

「私達って、ネタは基本このアルさんが作ってるんですよ。」

【そうなのか。】

『ベースは作るけど、そっから二人で修正していく感じだね。』

「それで気になったことがありまして。ネタってどうやって思いついてるんですか?」

『思いつくって言うか。なんつーか、“降りて”?来るんだよね。』

【神様のネタの盗作ではないか。】

「ムショへの差し入れは何が良いですか?」

『ボケだわ!』

だんだん慣れて来たぞ。最早決着は時間の問題か。

『ソフトクリームって普段食べる?』

「アイス食べないんですよねぇ。」

【ソフトクリームはコンビニ売ってないからな。】

『聞きたいんだけどさ。チョコソフトの上って、言うほどウンコかな?』

マズい。こう言う下品なネタは付いて行けない。

「何の話ですか。汚いですね。」

『そう言うの良いから答えてよ。ウンコ味のチョコソフトか、チョコソフト味のマキグソか。』

「どっちも嫌ですよ。」

『じゃあウンコ味のチョコソフトか、マキグソか。』

「ウンコじゃないですか。」

『でもコーンに乗ってると…?』

「コーンに乗ったウンコです。」

酷過ぎる…!!何なんだこの酷過ぎるネタは。お笑いを舐めているのか?喧嘩を売っているのか?まさかこのまま最終回を迎えようと言うのか?正気か!?

いやまだだ!!そうはさせない!!

消滅魔法(デリート)――!!]

「これは私と同じ…!!」

「マズいぜアムさん!!魔王のヤツ本気で殺しにかかって来た!!」

「流されるところであったが、ここからが本当の最終決戦だ!!」

あっちゃぁ…。なんだかんだでごまかしてさっと完結させる予定だったのに。めんどくさいですねぇー…。

「アンチマジックエリアを展開しました。これで魔法は使えません。」

「ナイス相方!!で、どうする!?」

魔法が無くても、神の力を超えていても、私達じゃどう頑張っても魔王には勝てません。何か勝つ以外の方法を考えないと。魔王に勝たせつつも私達が得をする方法を。

「…一つあります。」

「マジでか!!どんな方法だ!?」

「それは――。」

何をしようと私の勝利は揺ぎ無い。全ての魂は私が持っている。私が死ねばその魂は解き放たれ、転生させる者の居ない魂だけの世界になるからだ。それは絶対に避けなくてはならない。この二人も分かっている筈だが…何をしてくる?

「――なるほどね。おっけー!!やっぱお前は面白れーヤツだ!!」

「そうです!!」

「否定しろよ。」

救済の対象は彼女達の魂もだ。魂ごと消滅させる訳にはいかない。つまりアンチマジックを解く必要は無い。まず狙うべきは【吸血姫】の方だ。

「お、こっちを狙って来るのか?」

――!!【旅人】が消えた?瞬間移動か。どこに行った。

「――いただきます!!」

コイツ私の血を!?マズい、このままでは力を奪われてしまう…!!…仕方ない、再生出来ないよう完全に消滅させるしかない…!!

アンチアンチマジック!!デリート!!

「アンチアンチアンチマジック!!!」

「そんなのアリかよ!?」

ならば私の身体を分裂させ、脱出する…!!

「…あ!?トカゲの尻尾切りかよ!!」

よし。何とか抜け出せたな。そしてこの魔王には、一度出した作戦は二度と通用しないぞ。

「ちょっとでしたけど吸えました。」

血は多少吸われたが、その程度で戦力差が覆る訳では――。

「お婆ちゃん!!キミにきめた!!」

な――!?コイツ、私が持つ魂を奪ったのか…!?何故だ…!?吸血鬼にそんな力は…!!

「私は吸血鬼じゃないですよ。超えたので。」

…まさかこの二人は…私と同じ領域に居るのか…!?だとすれば…マズい…!!私と同じように…転生させる力を持っていると言う事だ…!!

「うえ!?わしは死んだはず…。何故生き返った…!?」

【流星の魔法使い】か――!!

転生させる力は神の力だ。所有者を無視して魂を奪うのは神の力を超えている。吸血鬼の吸血行為は生命力を奪う行為、その最果てを超えた力がこれだとするのならば、納得は行く。しかし、最強の魔法使いが増えたところで、私には到底及ばない。何を考えている…!?

「ちゃんと生き返らせてくれるんだよな!?」

「多分!!」

「こう言う時は嘘でも断定すんだよバカ!!」

次はコイツが私から奪う気か!!触れさせな――!?

「――何故だ…!?何故、触れもせず奪える…!?」

「血の神から貰った力だ。」

――コイツに喰わせたのか…!!自分を…!!あの神は…!!

「止めろおおおおおお!!!!」

魔王は自身を中心に大爆発を起こした。瞬時に気付いたチトセがワープさせ三人は退避する。

「あんま吸えなかったな…。後は頼むぞ?」

「任せて下さい。」

ネムアムはルリアルを吸い尽す。

「…良く分からんが、吸い殺して良いのか?」

チトセはその光景に疑問を覚える。

「良いんです。アルさんは私と違ってあまり器用な方ではないので、転生させられるのは私だけなんですよ。神様は全員魂ごと魔王が消滅させたみたいなので、私か魔王以外転生させる技術を持ってる人が居ないんです。」

そう言い、ネムアムはルリアルとレビィを復活させる。

「…知ってるか?死ぬのは辛いって。」

「姉さん…!!大好きです!!」

そしてもう一人。

「…ボクを復活させたの?敵だよ?」

魔王軍四天王のグリアも復活させた。

「私が転生させた人には、転生特典としてこの私に『好き。』と一回だけ言ってもらえる権利をあげています。」

「…転生させる対価だよ?転生特典は。それメリットになってる?」

「みんな私のこと大好きじゃないですか。大好きな私に『好き。』って言ってもらえるんですよ?嬉しいですよね?」

「…なるほどね。確かにキミは誰もが好きになる。そしてそれは【魅了(チャーム)】なんかじゃなく、キミの元々の魅力がそうさせているだけ。納得いったよ。…分かった。愛するキミの為に戦おう。」

全て人間は理想の相手を欲している。ネムアムはその理想そのものなのである。

「魔王様はネムアム。キミを殺しに来る。それで勝利出来るからね。」

唯一自分と同じく転生させる力を持ったネムアムを殺せば、残りは消化試合だからだ。

「では私が魔王の相手を。【勇者】ですから。」

「わしが援護しよう。」

レビィとチトセが魔王の気を引き、その隙にグリアがルリアルを運び魂を奪わせる。そしてルリアルからネムアムが魂を奪い、味方を転生させて増やす。

「このサイクルで行きましょう。名付けて…。やっぱ思いつかないから良いです。」

「なんか思いつけ。」

レビィとチトセのタッグに魔王は翻弄される。加えて【翼】のスピード。

「甘かったね魔王様。敵に回られたら厄介なのは、味方でも消滅させるべきだった。」

「私がその様な人間なら誰も付いては来なかった。」

「分かってるじゃん。」

次に転生させたのは【瞳】のベーラ。ネムアム達は未来視の能力によって更に勢いを増す。

「わちきの退場早過ぎでありんす。」

続いて【力】のヴァイス。魔王への妨害役としてはこれ以上ないパーティが出来る。

「魔王様と戦える日が来るとはな!!死んでみるものだな!!」

更に【心】のドリュー。はスキルが使い物にならない上に対して戦闘力もないから見送って、【血鬼剣聖】のジルミ。

「お久しぶりです。お姉ちゃん。勝ったら一晩…良いですよ…?」

「お姉ちゃんに任せて!!!!」

更に更に更にどんどんどんどん片っ端から転生させていく。

「戦えば良いのじゃ?」

「酒酒酒酒!!」

「ルル、この戦いに勝ったら式挙げるんだ!」

「命の恩人どころか生き返らせるとは!!流石でござる!!」

「彼女のために頑張るよ。」

「海賊団の底力、魅せてやろう。」

「盗賊の力もな。」

「ギルドマスターとして、遅れを取る訳にはいかないね。」

転生特典は転生させる際に与えるものだが、今回はじっくり対話をする暇がない。その為、ネムアムの魅力が伝わっていない相手には特典が意味をなさず、転生させることが出来ない。ネムアムがこれまで出会った人々。旅の軌跡が力になる。そして――。

「――ここまでか…。」

決着の時。

「どんなものでも、終わりと言うのは唐突で、あっさりしたものだな。」

そうかもしれませんね。

「頂点に君臨する者が居ない世界で、真の幸福は訪れない。私は前世で世界の終わりを見た。前世に神は居なかったが為に、滅んだのだ。ネムアム。お前が君臨しろ。私の代わりにこの世界の頂点、神の座へ。神は一人で良い。一人の神が支配を間違えなければ、それが理想の世界なのだ。一人の権力者の下で、全ては平等になる。」

私が死んだ後の世界で何かしら色々あったんでしょう。ですが。

「確かにみんな文句ばかり言ってますけど、なんだかんだみんな楽しんで生きてますよ。みんな、私達が思ってるよりずっと、幸福に生きてます。」

「…だとしてもだ。前世で、私は多くの子供の死に様を見た。中には自ら命を絶った子も居た。その子は楽しんでなど居なかっただろう。私が与えた食料も、水も、全く口にしないまま、ある日気付けば自殺していたよ。…毎日話しかけた。…私にもっとユーモアがあれば、少しは反応してくれたのかもしれないが…。」

「私もユーモアには自信がありません。でも面白いって言って、笑ってくれる人が居たんです。…今からでもしませんか?」

「…これだけ殺しておいて。か?」

「生き返るなら良いじゃないですか。」

「全ての神は存在自体消滅した。神は生き返らない。そして私が作ったトラウマも、魂を浄化しない限り消えることはない。」

…この人真面目過ぎます。

「たった一言の冗談が人生を豊かにします。不真面目で良いんですよ。そっちの方が面白いですから。」

「……私には無理だ。」

「良いから。なんか言って下さい。」

ほんと深く考えなくて、何でも良いんですよ。

「………ゲーミンググリーンバック。」

「透過出来ない!!」

言えるじゃないですか。

「これではダメだ。面白くない。」

「理想が高すぎますって。とりあえず何でも挑戦して、滑っても良いんです。滑ったからってあきらめてたら誰も笑ってくれませんよ。ネタを探しに行きましょう。異世界なんですから、きっと良いネタが転がってますよ。」

「旅か…。」

「旅です。」

「…………分かった。行こう。自分なりにユーモアと言うものを模索してみよう。」

ではでは。これで一件落着と言う事で、閉幕したいと思います。色々言いたい事はありますけどね…。まぁ、なんだかんだで面白かったんじゃないですか?結構悪くなかったと思います。魔王関連は神々の支配領域での話ですけど、実際はもっと広い世界なのでまだまだ未知の旅が待ってるんですよ。私はルルちゃんとハネムーンですし。ハネムーンENDですね。

では終わります。さようならあああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

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