第0話 プロローグ 子供達の過去
初投稿です。
なので、とりあえずスタンダートなファンタジー小説を書いてみました。
よろしくお願いします。
Side ~???~
飾り気の無い白い壁が赤く染まる。
磨かれた白い床が血に濡れる。
「な、な、な・・・なんで魔族がここに・・・・・・。」
「助けてくれーーーー、死にたくなーーーーい!!!!」
見苦しいクズ共が泣き叫びながら逃げ惑う。
仲間を盾にし、自分だけは助かろうとする輩も多い。
ああ、なんて腐った連中だ・・・。
思わず惨殺したくなる。
グシャ・・・。
ふと気が付くと、私の腕は1体のクズの体を貫いていた。
一応、急所は外したが耐えられなかったか。
もっと苦しめてから殺したかったのに、軟弱なクズ共を殺さずに痛めつけるのは難しい。
「こ、こうなったらブレイブチルドレン達に戦わせるしかない。」
「バカ言え、あれほど強力な魔族に勝てるものか!
まだあいつ等はガキなんだぞ!!」
「勝てなくても構うものか!
少しでも奴の気を逸らして時間を稼ぐ・・・ヒィ!!」
こいつら・・・まさか!?
「ブレイブチルドレン・・・勇者の子供・・・・・・。
何故・・・何故、勇者の子供がこのような所にいるのだ!?」
「この薄汚い魔族が、勇者の血筋が怖いのか?
我らの技術があれば勇者の子供などいくらでも・・・ギャアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!」
「・・・神にでもなったつもりか、クズ共め!
魔族だけに飽き足らず、どれだけ命を弄ぶ気だ!?」
私は未だに外道な事を続ける畜生の手足を全て引きちぎり、その辺に放り投げた。
体中から血をダラダラと流し、苦痛のあまり泣き叫ぶ姿を見ると凄く気持ち良くなる。
しかし決して私の心が晴れる事はない。
私はこいつ等に未来も、家族も、何もかも奪われたのだ!!
この憎しみは永遠に消える事は無いだろう。
物思いにふける私の前に8人の子供達が近づいてきた。
内に凄く強い力を秘めているのがわかる。
あれがブレイブチルドレン・・・。
「?」
「うー。」
全員3~4歳程度だろうか。
皆、眠たそうな顔だがこの騒ぎで目が覚めたのかもしれない。
「あー、あー。」
「zzz。」
この凄惨な状況でも動じる事なく、私を観察する子供達。
その目に好意も敵意もなく、感情が欠落しているようにも感じる。
こいつ等が秘めたる力を開花させ、私達の邪魔をする可能性も無くは無い。
今の内に殺し尽くした方が良いだろう。
そう考え、私は子供達に向かい、魔法を放つ準備を始める。
「「「・・・。」」」
だがブレイブチルドレン達は、攻撃しようとも逃げようともしない。
ただただ何もわからないままこちらを見続けるだけだ。
・・・・・・・・・・・・。
・・・・・・。
「ブレイブチルドレン、勇者の子供達よ。
そう遠くない未来、お前達は自らの運命に絶望し、人間を・・・世の全てを恨む事になるだろう。
・・・ならばせめて、束の間だけでも偽りの平和を味わうが良い。」
そして私はブレイブチルドレン達に魔法の力をぶつけた。
ブレイブチルドレン達は一人残らず、この場から消え去った。