ダンジョンアタック(番外編)
<ランダムダンジョン13階層>
森タイプのダンジョンになってからのシウはウキウキしながらキュリアと共に狩りをしていた。
「キュリアさーん、そちらに一体行きましたよー」
「かしこまりなのでーす!」
シウが木の上から弓を放ちキュリアの方にモンスターを向かわせると槍で串刺しにして狩りをしていた。
「なにこの追い込み漁的な狩りは…これがしーくん達のやり方なの?」
「今回は遊んでるのじゃ…主とちみっ子が2人で楽しんでおるのじゃ!妾もやりたいのじゃぁぁぁ!!」
「旦那様と遊ぶのは夜のベットの上だけにしておきますわ…」
「1人おかしいのが居るけど大丈夫なのか?」
「まぁ…あれがしーくんの本当の姿なんだね!とりあえず宝箱も3つ見つけたから今回はホクホクだねぇ〜」
ダンジョンの構造が森に変わり、13階層までに3つの宝箱を見つけ出しどれもが???であったがここに来るまでに5つの宝を手に入れており珍しかったのだ。
通常ならば道中で出てくる宝箱はアイテムやレア度の低い物が多いのだが、シウ達は鑑定をしないと分からない期待が出来る物ばかりを手に入れていたのだ。
「マスターそろそろ交代するのです。私が追い込みするのです!」
「いや、まてキュリア君…ここは1つ提案があるのだが…」
「提案…ですか?」
「今から10分間でどちらが多く狩れるかを勝負しないかね?」
「ほほぉ…マスター…私に勝てるとでも思っているのですね…愚かです!」
「ねぇねぇ、なんか2人の世界になってるけど止めなくていいの?私達ガン無視されてるよ?」
「とりあえずは主の好きな様にさせたらいいのじゃ…森に来た主は止められないのじゃ…」
「俺たちはまだあるかもしれない宝を探して回るか」
「私は旦那様の活躍をじっくりと舐めるように観察しておきますね」
シウとキュリアは手に入れた魔石の数で勝負をすることにした。
13階層で現れるモンスターはレベル35~40程の猿型モンスターにトレント、蛇に昆虫達と言うラインナップになっていた。
2人で決めた事は、上位種の魔石を取ったら1つにつき5点加算される事にした。
「さぁキュリアくん!いざ尋常に…」
「「勝負!!」」
2人は別方向に走り出していった。
「別行動はいいんだけど…罠は大丈夫なの?」
「一応妾がある程度確認してきたけど無かったのじゃ。だから安心していいのじゃ!」
「俺の方でも確認したが…一つだけ怪しいのが設置されてたな…あれはダンジョンのトラップじゃなかったぞ。人為的な罠だった…なにか嫌な予感がするんだが…」
ストレクーガの罠感知スキルのレベルが姫より高い為、姫が発見出来なかった罠をストレクーガは見つけていた。
「人為的…誰かここに居るのか…先に居るのか…そうやって罠を設置するってことはPKさんかな?」
「そう考えるのが良いかもな…警戒だけはしておいた方がいいだろう」
「主に知らせなくていいのかえ?」
「メール送っても見ないだろうしコールしても出ないでしょ」
秋月が笑いながら答える。
その後ろでは黒羽が眷属を一体召喚させシウの後をつけさせるように命じて小型のGを飛ばしていた。
その頃シウは…
ふっふふ〜ん♪
久しぶりの森ですぞよ…木の上を走り回るのなんて…快感…あふん
こうやって1人で戦うのなんて最初だけだったよな…そう考えると…
あっ、蜘蛛さんみーつけた。とりあえず虫系とトレントは弓で吹き飛ばして行きますかね!
「魔弓術アーツ、フレイムアロー」
スイハを構え魔力の矢を放ち、蜘蛛に刺さると同時に炎が燃え広がり黒焦げにしていく。
矢は貫通して後ろの木に刺さるとトレントが木に擬態しておりトレントも燃えていく。
おお…久しぶり過ぎてマップ確認してなかったぞよ…
マップを確認して見ますと…なんかかなりの数が俺の近くに居るくね?
囲まれ…てるねぇ〜
「「「「ウキャァァァァ!!!」」」」
シウの周りの木には猿型モンスターがいつの間にか現れており、シウを取り囲んでいた。
「Wow…でも今の俺様の弓の扱いは凄いぜ?オートリロード着いてるからMPある限り貴様らを撃ち放題なんじゃぁぁぁ!!ぼけぇぇ!!」
木の上からシウは、まず在庫していた石の矢を撃ち続ける。
猿達もシウに襲いかかろうと飛びついてくるが
「近づいたら首を置いて消えやがれや!」
飛び掛ってきた瞬間に猿の首は切り離されていた。
短刀の一振を左手に持ちながら只管矢を放ち続ける。
石の矢が無くなり魔力の矢を必要最低限のMPを使いながら撃ち続けている。
「ほれほれほれ!矢の雨だよー!近付いたらお駄賃として首を狩らせて貰いますね〜!あーー!!!ちょーたのすぃぃぃぃ!!!」
矢を撃ち続けているとバスケットボール程の大きさの石が飛んできた。
シウに当たりはしなかったが、シウが立っていた木に当たり折れて倒れていく。
素早く隣の木に飛び移り難を逃れた。
「おぅふ!どこから飛んできた?!」
シウは石が飛んできた方向を見ると、木の上ではなく地面を歩いてくる猿が現れた。
大人の人程の身長があり、ゴリラの様な体型をしていた。
グレートサルラ Lv50
「サルとゴリラが混ざってる?!サルラって新種の猿なの?!顔は日本猿…身体はゴリラ…気持ち悪!んひぃ!」
シウが気持ち悪がっていると、言葉が分かったのか先程より早い速度で石を投げつけてきた。
「まってまって?!投球フォームがめっちゃいいんですけど!それに球速が早い!こりゃドラフト一位指名来るんじゃね?!だから投げてくんなよ!」
シウは木の上を移動しながらサルラが投げてくる石を避けていくが、時々トレントに飛び移り攻撃をさせそうになるがサルラの投げてくる豪速球によってトレントは粉砕されて消えていっていた。
移動しながらも矢を射ち攻撃するのだがサルラのVITが高いせいでダメージをそこまで与えられていなかった。
「矢でそこまでダメージ食らわせられないなら首を狩るしかないか?近付いたらぶん殴られそうで嫌なんだけどなぁ…」
試しに近付き短刀で攻撃を仕掛けようとすると素早いジャブを放ってきた。
「豪速球の次はジャブ打つんかい!ピッチャーかと思ったらボクサーかよ!んほぉ?!」
ジャブをギリギリ避けたシウに追撃で回し蹴りまで放って来る。
ジャブからの回し蹴りからのかかと落としのコンボを繰り出してくるサルラ。
「なにこいつ?!ヤバすぎでしょよ!かかと落としされた地面…えぐれてますやん…これを脳天に食らったら…ひぃぃぃ!」
サルラのコンボ技によりシウはなかなか近づけないでいた。
「ここは一つ試して見ますかね…魔力構築…影魔法『影縫い』!そして『目潰し』」
サルラの影から無数の手が現れ、体や足に手を掴み動きを阻害し、サルラの目に影が現れ視力を奪う。
すかさず隠密を使い気配を消して背後に素早く回り込むと
「君のお首…ちょーだい♪」
双短刀の雷召雪狐の1振りで素早くサルラの首を斬ると、称号である首狩り族が発動して即死させる。
サルラの首は見事に転がり落ち、影縫いで動きを止められている体はチカラを失い膝から倒れていく。
「ふぅ…久しぶりにいい首狩りが出来ましたなぁ!氷炎魔法を使えば楽に倒せたんだろうけど…たまには首を狩らないとね!ストレス発散じゃぁぁぁぁ!!!」
シウは久しぶりの満足良く首狩りが出来たことに歓喜して吠えた。
「なんか変な遠吠えが聞こえたよ?!隠しボス来ちゃう?!」
「なんか聞いた事のある声なのじゃが…気のせいかの…」
「ここの隠しボスは猿の親玉だったよな?近づけば格闘で距離を取ると石を投げてくるから面倒なんだよな…」
「たぶん…旦那様が倒しましたよ…そのお猿さん…」
お読み下さってありがとうございます( *・ㅅ・)*_ _))ペコ
なんとなくシウくんに首狩りさせたかったので遊ばせてもらいました_|\○_
次回は…
PK現る!?
シウくん狩られちゃうの?
PKは朝日が拝めるのか?!
の三本になりまふ
乞うご期待!!!(笑)
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