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本日は性転ナリ。  作者: 如月アル
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4.決めたっ。

病院の帰り道。




俺は悩んでいた。




『瑠衣…』




「あーー!!メンドクセーっ!!わかった分かったわ!!もういい!!俺は1度ハゲ散らかしたんだ!!覚悟は出来てる!!女の方が全然マシだ!!

仕方ねぇ!!莉結!!服貸してくれ!」


『は…はぁ?!ハゲ?覚悟?……んまぁわかったわ♪この莉結ちゃんに任せなさいっ♪』








…という事で莉結の部屋へGO!!







……えっと…このかなりゆとりのある胸元はどうすれば?


『あ…えっと、あは♪こっちにする?』


「冬にタンクトップはねぇだろ…」


『じゃぁこっち?』


「み…水着!!?バババカやろっ!!!」


『じゃぁ….』

「猫の着ぐるみはやめろっ!!!」

ってかなんで着ぐるみが?!?!



「お前真面目にやる気あんのか?なんか楽しんでない?」


『んっへぇー♪全然楽しんでないよぉ♪』




…それ、楽しんでますよ。



「もう!恥ずかしいばっかで何にも進まねぇよ!」


『しょーがないでしょ?瑠衣はおっぱい小さいんだからっ。』


「おおおおおっぱい?!やめろっ!!」


たしかにこれは俺の身体だけど…

恥ずかしすぎるだろ…

よくよく考えれば莉結の洋服試着してるとか"ど変態"じゃんよ!!


『どうしたのぉ?"瑠衣ちゃん♪"』


「やめろぉぉっ!!んもぉー…」


『ほんっと瑠衣ったら可愛いなぁ♪元々美形だったけど…女の子の方が似合ってるんじゃない?へへっ♪』


「バカ言ってんな!!莉結もういい!!服買ってくる!!」


『ふぅーーん。ひとりでぇ?』



そういえば女ってどこで服買ってんだ?!



「くっ…莉結さん…御教授お願いします…」


『よっろしぃー♪さぁ行こぉっ♪瑠衣ちゃん♪笑』


こっのやろぉー…元に戻ったら覚えてろよ…







何処に行くかと思ったが、意外と近所のショッピングモールに連れてこられた。



「すっげえー!!男物の3倍は店の数あるんじゃねーの?」




『チョトー瑠衣!!モト女ノ子ラシク喋ルヨー!!』


「なんで?俺男だし。お前には関係ないだろ。」


『関係アルヨォ!!ワタシタチ ハタカラ ミタラ トモダチヨォ!!』


「さっきっからお前誰だよ!!!!」



「あっ。これ…」

キャメル色のコートが目にとまった。


『オ姉サン チョー似合ットリマスヨ!!』


「んぁ!!だからお前は何のつもりなんだよ?!」


『今日ノ ラッキーアイテム 中国ナンヨ!!文句アルアルカ?』




…お前の中国のイメージとは何なんだ。



やっぱりコイツは馬鹿だ。


結局何件も店を巡り



コートとジーンズ2本、服を3着購入した。

そして何故か莉結からスカートをプレゼントされた…


『折角女の子になったんならスカートくらい履かなきゃダメヨ!!』


「だから語尾オカシィダロ!!…まぁ、色々ありがとな。」



『え?終わりじゃないよぉ?"肝心な物"忘れてるでしょ?』


「肝心な物?…え?何?服はこれで揃ったし…俺は変なオシャレとか全然しなくていいぞ?」


『むふふふふ♪問題デェース♪男の人がつけなくて女の人がつけるものってなぁーんだ?』



「は?いきなりなんだよ。それは…付け爪とかか?」


『ちっがーう!!』


「ケチャップ?」


『それ私じゃん!!』


「カツラとか?」


『なんでカツラじゃいハゲェ!!』


「じゃぁ漬物?」


『"つける"違いかぁーい!!ナゾナゾじゃないわっ!!』


「はいっ!この問題の答えとかけまして、探偵と解きます!」


『え?あ!その心は?』


「付けなきゃ(尾けなきゃ)始まらないっ!ってね!」


『わかっとんかぁーーーい!!!』"バシッ!!"





…という事で俺は"ブラジャー"を買う羽目になってしまったのだが….


続きは次回に。

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