表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
本日は性転ナリ。  作者: 如月アル
153/225

ソウダン


『うんっ♪衣瑠ねぇ言ったんじゃん!!"本当のジブンを嫌いにならないでほしい"って。その言葉のおかげで、あの日から私はジブンの事少しずつ好きになれてきたんだ♪』


そんな事言っておいて私は何だろうね…


「自分で言っておいてキッパリと決断できないなんて私はダメダメだね…」


『ううん、そんな事ないよ!!私はこんなんだからアレだけど、たぶん私も衣瑠ねぇの立場だったら悩んでた。』


「えっ?」


どういう事だろう。私もレイちゃんと立場は同じはず…だよね?


『あ、間違えた。よく分かんないけど悩んで当たり前だと思う。』


「そっか、そうだよね♪ホントに"妹"はしっかりモノだっ♪」


『えへへ♪そう?』


するとレイちゃんはゆっくりと私の肩に体重を預けてくる。


可愛いな、と思ったのも束の間、肩に熱を感じた。


「レイちゃんなんか熱いよ??」


するとレイちゃんの額には汗が滲み出し、呼吸が荒くなっていることに気づく。


「どしたの?レイちゃん熱あるんじゃ…」


『ごめん衣瑠ねぇ、私ちょっと体調崩してて。』


「ごめん!!言ってくれれば良くなってからにしたのにっ!!家まで送るよ!」


『いや、いいのっ♪会える時に会っとかなきゃ♪衣瑠ねぇの頼みは断れないよ♪はは♪』


もう…嬉しいけど無理はしちゃダメだよ。


レイちゃんを家に送り届けるとちょうど稚華さんが帰ってきたところだった。


『おっす♪どしたの2人で?…あれ?嶺っ!!体調悪いのかっ??』

そう言って駆け寄る稚華さん。

「熱あるみたいなんだ。休ませてあげて。」


『どうも凧場行ってから菌もらってきちゃったみたいでさ。最近ちょっと体調悪そうだったんだ。ま、寝ればすぐ良くなるよ♪行こっ、嶺。』


2人を見送り、家へと帰る。


体調良くなったらまたお出掛けしたいなっ。





評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
↓"本日は性転ナリ"最新話毎日更新中!!↓ https://www.alphapolis.co.jp/novel/77353022/499155980 ↑お気に入り登録・コメントお待ちしております↑
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ