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本日は性転ナリ。  作者: 如月アル
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凧場巡り

むむ…?お姉ちゃん…?


その瞬間、何かが"ビビッ"と身体を流れた。

なななな……なんかいいじゃんっ!!弟とか妹欲しかったんだぁっっ!!!


『なんか衣瑠嬉しそう…(笑)』


「そりゃ嬉しいよ♪こんな可愛い妹居たら言うことなしだよ!!」


そこに稚華さんが割り込んで、

『ちょっとー、あくまでも知り合いに会った時の"設定"なんだからね!!レイは誰にも渡さないよっっ??』なんて怒った"フリ"をして言った。


そんな下らない会話に幸せを感じてしまう。


うんうんうんうんうん♪友達って…いいなっ!!


それから…莉結の食べたいモノをそれはそれはたくさん買って…

そしてやっとみんなで防砂林の下へ移動し、休憩となった。


「…ったく本当にこんなに食べれんの??」

焼きそば、りんご飴、お好み焼きにいかみりん……落書きせんべいにたこ焼き、ひよこ、焼き鳥、フライドポテト。


…ん?ひよ…まぁいっか。


『いや…分かんないけど…みんなで食べれば怖くない!!みたいな?』


いや、別に元から怖くはないんだけどさ…


そんな時だった。

『お嬢ちゃんらいっぱい買ったなぁー!』

と話しかけてきたのは法被姿のおじさんだ。

肩からタスキをかけているから役員の人だろう。

片手にビールを持ち、顔は日焼けと相まって真っ赤になっている。


『凧はなぁー…人間とおんなじだと思わんけ??』


…そして急に語り出した。


完全に座る場所を間違えた。


『あぁやって沢山上がってる凧は人間だ。』


意味のわからない事を言い出したこのおじさん。みんな引きつって作り笑いを浮かべている。


『みんな他の凧に当たらんように気ぃ遣って一定の距離保ってるら??それが世の中ってもんでさ…』


「は、はぁ。」


『世間の風に流されると…ほらみ!あそこの凧みたいに人様にぶつかって人を傷つけちまうんだ。』


だんだんと"らしい"話に聞こえてきたのは私だけ?(笑)


『そんであの凧みたいにお互いに絡まって喧嘩して…あぁやって落ちちまうって話だ。』


え?!終わり?!


「えっと…それで?」


『それが…』


それが??








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