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本日は性転ナリ。  作者: 如月アル
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ふたりの姉

『えっと…夏菜子(かなこ)は…ねっ?』


そう言って手を胸の辺りまで上げる。


「えぇ?!それって…ホントっ?!」


そう、その手が隣にたつ"夏菜子さん"としっかりと指を絡ませて繋がれていたのだ。


夏菜子さんは驚いた様子で手を解こうとするが、『ダイジョーブ♪この子達は理解あるから♪それに…ほらっ♪ね?』そう言って私と莉結の繋がれた手に視線を送る。


え?なに?なんか今合図みたいなのしなかった…?


話を聞くと夏菜子さんは麗美さんのバイト先の後輩で、いい感じになっているらしい…


大変だろうな…夏菜子さん。


麗美さん達は自分の町で参加しているらしく、集合があるとの事で足早に去っていった。


『台風みたいな子だったね…でも、幸せそうだね♪…君たちも♪』

私の背中を"パン"と叩いて稚華さんが囁いた。


『こんな人混みの中でも知り合いに会うもんなんだねぇ♪』

莉結は辺りを見回して言った。


『私はあんまり会いたくない。知り合い。』


『レイは知り合いに会っても気付かれないからダイジョーブだって♪』


『私のモンダイ!!』


「あれ、レイちゃんって学校でどうしてるの??」


『"アレから"行ってないもん。』


あ…そうなんだ。確かに私みたいに平然と学校に通える方がおかしいのかもな。


『そーだ!!もしさぁ、私の知り合いに会ったら衣瑠ちゃんの"イモウト"って事にしてよ♪』


「え?別にいいけど親戚の子とかでも通るんじゃ…」


『そんなんじゃつまんないでしょ?それに"イモウト"って方がレイも嬉しいでしょ??』


するとレイちゃんはモジモジとしつつも満更でもなさそうだ。


『よろしく"オネエチャン"』


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