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本日は性転ナリ。  作者: 如月アル
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この気持ちwhat"s?

『なにやってんのぉ!屋根の上になんかいると思ったら…危ないで早く部屋戻りぃ!』


心臓が止まるかと思った…


屋根の下の庭を見ると、お婆ちゃんがこちらを見上げていた。


私たちは言われるがままそそくさと部屋へと戻った。


お婆ちゃん…いつから見てたんだろ…


そればかり頭の中で考えていた。


部屋の明かりが逆光になってシルエットしか見えてないよなぁ…どうしよう…いや、別に変なことしてたわけじゃないし…


あれ…じゃぁ何をしようとしてたんだろ…



隣に座る莉結の顔色を伺う。


私から顔を背けるように俯いていてよく分からない。


とりあえず話題を変えようと莉結の肩にポンと手を乗せ、何もなかったかのように話し掛けた。


「ねぇ、なんか昔を思い出しちゃった…よ…ね?」


と、思わず動きが止まってしまう。


今までこんな莉結は見たことがなかった。


真っ赤に染め上げ下唇を少し噛んだ、なんとも言えないその表情は私から言葉を奪っていった。


そのまま私は俯き、何も喋る事なく時は過ぎていく。


20分くらいたっただろうか…

莉結は突然立ち上がり、"お風呂入ってくるね♪"と部屋を出て行ってしまった。



ジブンのこの気持ちが何なのか分からない。


その答えを教えて欲しくて、私は彩ちゃんにメッセージを送信した。



すぐに返事が来た。が、そこには"私に聞かないでよバカ!!!"の文字。


えぇ?!なんで怒ってんの?私と彩ちゃんの仲でしょー??

怒る理由もわからずに、とりあえず謝っておくことにした。

他は…


少ない連絡先をスクロールして探してみる。


あ、稚華さんに聞いてみよう!



稚華さんから返ってきた答えは"自分の胸に聞くべしーッ!!www"だった。


訳が分からないが、人に聞いても無駄みたいだ。


しばらくして莉結が部屋に戻ってくると、"いつもの莉結"に戻っていた。


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