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黒の章  作者: 叢雲ルカ
第2章
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大罪の対価⑥

 会議は1時間程で終わり、ザキラとジークはすぐに部屋を出た。

「ザキラ。リフィルの事務所を潰す必要がある」

「やっぱり、そうですよね」

「ルイ……リフィルよりも危険な男だ。まだ、手が震えている」

 ジークはルイの殺気にまだ、侵されていた。

「そうですか? あの男は生まれてから、ずっとFランクで死神をやっているとデータには……」

「データなら幾らでも改ざん出来る。Aランクでも可能だしな」

「確かに」

「そう考えれば、大罪人が消滅せずに、あの事務所にいる説明がつく。恐らくあの男が陰で何かを行っているのだろう。今は大人しくしているが、きっと牙を剥く、その前に牙は折らなければならない」

「兄者、俺も協力します!!」

「ああ、頼む」

 ザキラとジークは自分達の事務所に戻った。



 ルイは会議室に1人残っていた。

「なんだ。喧嘩しないのか、つまんねーな」

 ルイはタバコを加えて火を点けようとした。

「会議室は禁煙だぞ」

「キースか。はいはい」

 ルイはタバコをしまった。

 座っているルイの目の前にキースがいる。

「余計な喧嘩を売るな」

「あっちが最初に売ったんだよ」

「お前が目立つからだろう?」

「今さら言うな。それで、居残りさせてまで俺に何の用だ?」

「そうだった。お前、キラを覚えているか?」

「キラ? ウチの所長の昔の男か」

「そうだ。お前が消滅させた男だな」

「そいつがどうしたんだ?」

「復活した」

「なっ、マジかよ」

「ああ、まだ確認は取れていないが、失踪事件が連発している。その中にクリスタルが残っていてな。恐らくは、ルイ注意しろよ。その話が本当ならは狙われる可能性があるからな」

「分かったよ。ありがとう」

 ルイは立ち上がり会議室を出た。

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