大罪の対価⑥
会議は1時間程で終わり、ザキラとジークはすぐに部屋を出た。
「ザキラ。リフィルの事務所を潰す必要がある」
「やっぱり、そうですよね」
「ルイ……リフィルよりも危険な男だ。まだ、手が震えている」
ジークはルイの殺気にまだ、侵されていた。
「そうですか? あの男は生まれてから、ずっとFランクで死神をやっているとデータには……」
「データなら幾らでも改ざん出来る。Aランクでも可能だしな」
「確かに」
「そう考えれば、大罪人が消滅せずに、あの事務所にいる説明がつく。恐らくあの男が陰で何かを行っているのだろう。今は大人しくしているが、きっと牙を剥く、その前に牙は折らなければならない」
「兄者、俺も協力します!!」
「ああ、頼む」
ザキラとジークは自分達の事務所に戻った。
ルイは会議室に1人残っていた。
「なんだ。喧嘩しないのか、つまんねーな」
ルイはタバコを加えて火を点けようとした。
「会議室は禁煙だぞ」
「キースか。はいはい」
ルイはタバコをしまった。
座っているルイの目の前にキースがいる。
「余計な喧嘩を売るな」
「あっちが最初に売ったんだよ」
「お前が目立つからだろう?」
「今さら言うな。それで、居残りさせてまで俺に何の用だ?」
「そうだった。お前、キラを覚えているか?」
「キラ? ウチの所長の昔の男か」
「そうだ。お前が消滅させた男だな」
「そいつがどうしたんだ?」
「復活した」
「なっ、マジかよ」
「ああ、まだ確認は取れていないが、失踪事件が連発している。その中にクリスタルが残っていてな。恐らくは、ルイ注意しろよ。その話が本当ならは狙われる可能性があるからな」
「分かったよ。ありがとう」
ルイは立ち上がり会議室を出た。




