大罪の対価①
ルイがリフィルに会う少し前の話。
キースがルイに会いに来ていた。
「ルイ。女と一夜を過ごす事出来るか?」
「はあ? 会いに来て開口一番に言う1言か? それと、今回の仕事と、どう関係するんだ?」
「今回の仕事は女と寝て欲しいんだ」
「あのな。俺を何だと思っているんだ? 俺にだって守りたい道徳とか、倫理とかあるんだぞ」
「お前のモラルなんぞ、俺には関係無い。そうか、お前、女と寝た事無い。チキンだったのか?」
「違ーう! 断じて違ーう!」
「だったら、出来るだろう?」
「出来るか!」
ルイが動揺していた。
「まあ、やるしか無いんだがな」
「断る権利は無いんかよ」
「それで、寝る女はコイツだ」
「もう、寝る決定何だな」
ルイは呆れていた。
「安心しろ。とびきりの美人だ」
そう言い、ルイに写真を見せた。
「名前はリフィル。Aランク死神だ」
「ふうん」
「どうだ?」
「確かに、美人だが、それだけだな」
「なる程、やはり、お前にしか頼めないな」
「何だよ。その意味ありげ言動は、なあ、俺の心は守られ無いのか?」
「この女は最近起こっている死神失踪事件に関与しているんだ」
立て続けに死神が突然姿を消している事件が、死神の間で騒がれていた。
失踪となっているが、恐らくは消滅したのだろう。
パラダイス・ワールドでの『死』は消滅となり、肉体は残らないのだ。
「トコトン。話しをそっちに持って行きたいんだな。んで、その失踪事件を追えばいいんだな」
「いや、寝てくれ」
「だからなー、せめて俺の貞操にだけは入り込まないでくれよ」
「それで、その女が誘惑しているみたい何だが、まあ、興味無かったら安心だ。かからないはずだからな。んじゃ、よろしく頼むぞ。いい知らせ期待している」
キースは言いたい事言って消えてしまった。
「おい、勝手に消えるな。俺のモラルは? 貞操を返せぇ!」
ルイは1人叫んだ。




