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黒の章  作者: 叢雲ルカ
第2章
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大罪の対価①

 ルイがリフィルに会う少し前の話。

 キースがルイに会いに来ていた。

「ルイ。女と一夜を過ごす事出来るか?」

「はあ? 会いに来て開口一番に言う1言か? それと、今回の仕事と、どう関係するんだ?」

「今回の仕事は女と寝て欲しいんだ」

「あのな。俺を何だと思っているんだ? 俺にだって守りたい道徳とか、倫理とかあるんだぞ」

「お前のモラルなんぞ、俺には関係無い。そうか、お前、女と寝た事無い。チキンだったのか?」

「違ーう! 断じて違ーう!」

「だったら、出来るだろう?」

「出来るか!」

 ルイが動揺していた。

「まあ、やるしか無いんだがな」

「断る権利は無いんかよ」

「それで、寝る女はコイツだ」

「もう、寝る決定何だな」

 ルイは呆れていた。

「安心しろ。とびきりの美人だ」

 そう言い、ルイに写真を見せた。

「名前はリフィル。Aランク死神だ」

「ふうん」

「どうだ?」

「確かに、美人だが、それだけだな」

「なる程、やはり、お前にしか頼めないな」

「何だよ。その意味ありげ言動は、なあ、俺の心は守られ無いのか?」

「この女は最近起こっている死神失踪事件に関与しているんだ」

 立て続けに死神が突然姿を消している事件が、死神の間で騒がれていた。

 失踪となっているが、恐らくは消滅したのだろう。

 パラダイス・ワールドでの『死』は消滅となり、肉体は残らないのだ。

「トコトン。話しをそっちに持って行きたいんだな。んで、その失踪事件を追えばいいんだな」

「いや、寝てくれ」

「だからなー、せめて俺の貞操にだけは入り込まないでくれよ」

「それで、その女が誘惑しているみたい何だが、まあ、興味無かったら安心だ。かからないはずだからな。んじゃ、よろしく頼むぞ。いい知らせ期待している」

 キースは言いたい事言って消えてしまった。

「おい、勝手に消えるな。俺のモラルは? 貞操を返せぇ!」

 ルイは1人叫んだ。

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