NATURAL*story
NATURAL*HEART
*主人公*和香野 琉
琉は、神戸に住む中学3年生。名前が琉球の琉と言うことで、あだ名が『シーサー』になってしまう・・・
ある日、琉がギターに目覚める。きっかけはNATURAL*HARDというバンドのメンバーギター担当の晃流 秦に憧れ(?)、ギターに目覚めた。
夏休み、終業式が終わった後、親友の奈那が
「琉〜?沖縄に一週間行くんだけど行く〜?」
と言ってきたのだが、琉は即答
「イヤ」
と返す。
だが奈那は琉を絶対に連れて行く様子で
「N*Hが夏フェスでライブのために来てるよ?」
「絶対行く!!!!」
と、琉の目が光る。
で来たものの・・・(海は大荒れ)
「なんでぇ〜(`ω´)/ 」
その日は台風が接近中・・・
菜那が、
「まぁ今日はホテルでゆっくりしとこ?」
「え〜↓↓」
「しょうがないじゃん!!」
「私、外に出る!!!」
「琉!?外は台風・・・」
パタン・・・。
「しょうがないか。N*H目当てで来たんだし。でも外は台風!!琉〜〜〜〜!」
奈那が止めに行く
その頃、琉は・・・
「あ、この店ってまさかギターショップ?ゴッド・・・GOD SOUND??まぁいっか」
店に入る
「いらっしゃい」
「これ(紙を見せる)・・・ありますか?」
「えっと・・Gibson 1958 LESPAUL JUNIOR DCですか。少しお待ち下さい。」
あたりを見回す −わぁ〜いっぱいあるな〜
店員が奥から出てくる
「すいません。在庫もちょっとないんです。」
「あの〜ちょっと。」
見知らぬ男が店に入ってくる
「おう、秦。」
「久しぶりだな,鍛冶さん」
−二人は知り合いかな〜?
「で、用件は?」
「ああ。さっきあんたらが話してたギターの事でちょっと」
「ギターね」
「名前は?」
と、琉を指す
「えっ・・琉・・・和香野 琉です」
「ギターの種類は?」
「Gibson 1958 LESPAUL JUNIOR DC ですけど」
「LESPAULか」
「それだったらあげる」
「えっ」
「ダメですよ。そんな高い物っっ!!」
「いいの いいの。まだ何本かあるし♪」
−秦は笑ってる
「でも・・・」
「それに、高いとか言っても・・琉だったけ?買おうとしてたじゃん」
−!!!
「それでも」
「人の好意は素直に受けるモノ」
「秦さん・・・はお金持ちですか?」
「アハハッ!!お金持ちじゃないよ。それと秦でいいし、多分、歳近いと思うよ?」
「秦・・・は何歳?」
−琉が恥ずかしそうに言う
「高1の16歳だけど」
「うそ・・・!」
−こんなにかっこいくて大人っぽいのに〜〜!!
「まあ まあ、でどうするの?」
「どうしよう・・・」
「はい」
−名刺?
「これ・・・。ハッ!!!」
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NATURAL*HARD
ギタリスト
「えええっっ!!!N*Hの・・・秦・・・?」
「そうだけど?」
−秦が微笑む
「まあいつでも来てよ」
「同じホテルだし・・」
「その名刺は夏フェスの沖縄バージョン。でこっちもあげる。俺の住所入り」
「じゃあこれ私の名刺です・・」
「ありがと。あっそうだケー番交換しようか?」
「はいっっ」
−ケー番を交換する
「じゃ、いつでも気が向いたときに遊びに来いよ。ギターの事とか話したりできるし」
「秦、いいのか?外・・もうそろそろ帰らなくて」
−店員が入ってくる
「あっやばっ」
−女の人が店に入ってくる
「秦、こんな所にいたの」
「マネージャー」
「ホテルに帰るわよ、秦」
「なあ、マネージャー。琉・・・こいつもいいか?」
−秦が琉を引き寄せる
「いいけど、どこの子?」
「同じホテルのやつ」
「あら、そう。それじゃあいくわよ」
−車内
「琉はなんで沖縄に?」
「えぇ〜〜〜〜〜っと(〃)友達が『N*Hが来る』って言ってたから」
「友達と二人で?」
「はい」
「そうか・・・わかった」
「???」
−ホテルに着く
「琉は何階?」
「私は6階」
「それがどうかしたの?」
「いや、同じ」
「そうなんだ」
「一緒に行こうか?」
「うん!」
−部屋に着く
「それじゃあ、また明日。じゃーなっ」
−『また明日』ってどういうこと〜〜〜?!また会えるかな・・・
旅行二日目 (夏フェス リハ)
−琉が部屋を出ようとする
「琉、どこいくの?」
と、菜那
「ちょっと、ね」
「じゃあ昨日は何処に行ってたの?」
「ギターショップ」
「そう、確か琉って最近ギターにハマってたよね?」
「うん。でも今日はちょっとここら辺をちょっと散歩。それじゃあ行ってきますっ」
「行ってらっしゃい」
−琉が部屋を出る
「おはよう」
「えっ・と、あ おはようございますっ」
「そんなにかしこまらなくていいって」
−秦が笑いながら言う
「秦、今日はどうしたの?」
「一応、今日、午前中は夏フェスのリハ」
「午後は?」
「自由。なぁ琉、リハ見に来る?」
「いいの!?」
「うん。だって昨日知り合ったばかりなのにお前といると楽しいもん」
「そんな・・・!!!」
−琉 脳内
きゃ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!
口説いてる!?っていうか口説かれてる?!
−秦 爆笑
「ハハッ、そういう色々考えてて表情がコロコロ変わるところが面白いの!!」
−琉 赤くなる
「どうした?」
−顔を覗き込む
「ううん、別に・・・!」
−また赤くなる
−し・・・秦の顔がっっ!!!
「琉、リハにそろそろ行こうぜ?」
「う・・・うんっ」
夏フェス会場
−琉、会場に驚く
「秦、今日って歌うの?」
「歌うのは立ち位置を決めてからね」
−立ち位置が決まり歌い始める
「すごい・・・!」
−歌い終わる
「琉、どうだった?」
「かっ・・かっこよかった!!」
「喜んで頂けて嬉しいです」
(なぜいきなり敬語?)
「秦・・は昼からどうするの?」
「さあ、どうしよう?」
「じゃあさ、N*Hのメンバーに会える?」
−少し秦がムッとなる
「別に・・いいけど」
「じゃあ、どこで待ち合わせる?」
−琉が嬉そうに言う
「昨日のGOD SOUNDで」
「分かった。それじゃあっ!」
「う・・ん。」
−琉が戻ろうとする
「つっ・・・」
−秦は手を握る 琉が戻ってくる
「秦っ、一緒にホテルに帰ろ?」
「うん」
−帰り際
「そういえば、秦はいつ帰るの?ライブは明日だよね?」
「でさ、琉ってライブのチケット取れた?」
「ううん。予約いっぱいで取れなかった↓」
「そう・・・」
「でもっっ秦に昨日会えて良かったと思ってる!」
「うん。俺も。じゃ さ、はい。プレゼント。友達の分も」
「え・・・!!最前列?」
「うん。最前列でギター弾いてる俺がよく見える様に右より」
「へっっ!?」
(なんでそんなにサラリと言えるの〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!?)
−秦が手を握る
「ちょ・・っと」
「ライブのチケットの代金がわりにホテルまで。いい?」
「うん」
−恥ずかしそうに琉が言う
−ホテルに着く
「後でな」
「分かった」
−琉昼食をすましギターショップへ行く
(秦達まだ来てない・・?)
−ギターショップのドアが開く
「琉?」
「秦!」
「一応みんな連れて来たけど・・・」
「やっほ!ドラム担当 栄希 昇也でっす!」
「ベース担当 曲埼 馨です」
「馨は大人っぽく見えても高2の16歳」
「へえ・・・」
「昂乃 弘壱・・秦と同じギター担当だ」
「弘壱はこう見えても金持ち♪あ、ヤクザじゃないよ♪」
−昇也が言う
「ヤクザなんかじゃねえ!!」
−弘壱が反対する
「あはは☆★」
−昇也が愉快に笑う
「椋は?」
「えっとボーカル担当の、茶宥 椋です」
「えっ・・椋!?」
「う・・・うん」
「すごい!椋の声一度聞いてみたかったんだ」
−琉が絶賛
「琉!ちょっと・・」
「何?秦」
「あいつらさ、結構口説くの上手いから気をつけろよ」
「分かった」
「ねえねえ琉っていうんでしょ?」
−昇也がきく
「うん」
「そういえば午前中のリハに来てたよな?」
−馨が言う
「確か秦ってそのこの事話す時すっごい楽しそうだったよねえ♪」
「わっ・・ばかっ」
「え?どういう意味?」
「ううん何でもないよ」
−秦がごまかす
「それに、秦って琉ちゃんの・・・」
−秦が椋の口をふさぐ
「まあそういう事はおいといて・」
「ねえねぇ2琉ちゃんって何歳?そんでどこに住んでる?」
「中3で神戸に住んでる・・・」
「へえ。いいな」
−弘壱が嬉しそうに言う
「でも私はほかのところに住みたい」
「なんで?」
「ううん秦の家の近くに住めたらいいなって。FANとして」
「別にFANとしてじゃなくってもいいのに」
−店員が
「よお久しぶり、みんな」
「鍛冶さん!久しぶりっ」
「みんなでかくなったな。そういえばあんときはまだお前らは中2か中3だったよな?」
「そうそう」
「なあどっか行こーぜ」
「うん」
「でもさ、あんまうろつくなってマネージャーから言われてんじゃん」
「あとホテルも違うし」
「いや、ホテルは一緒だ」
「そうなんだ!」
−メンバーが驚く
「ホテル戻ってゲームでもする?」
「いいよ」
−と琉が言う
「じゃ戻るか」
−ホテルに着き、遊び終える
「琉、俺明日の朝からいないから。じゃあな、明日のライブに絶対に来いよ!!」
「うんっ!絶対に行く!!」
−琉が部屋に戻ると、菜那が待っていた
「琉、今さっき一緒にいたのって誰?」
「え〜っと昨日ギターショップで会ったの」
「ふうん。まあ私も今日ある人と出会ったし」
「えっ!だれ、だれ?」
「内緒♪」
「え〜〜〜〜〜〜!」
−何を言っても菜那は教えてくれなかった
旅行3日目 ライブ当日
「ねえねえ、N*Hのライブに行こ!」
−と言いチケットを見せる
「どうしたの?!そのチケット絶対手に入らないと思ってたのに!」
「どうやって手に入れたかは、内緒♪」
−ライブが始まる
「きゃぁ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!」
−N*HのFANが叫ぶ
「すごっっ・・・」
−琉にとってこのライブが人生初だった
−ライブ終了後、琉が何処かに行こうとする
「琉、どこに行くの?」
「えっと・・・ちょっと用事」
「用事があっても今日は逃がさない〜〜!」
「ええ〜〜〜〜!!」
「さあどこに行くか白状しなさい!!」
「つっ・・・」
(やばい〜〜〜〜!!!!!!!!!!!!)
−ライブ終了後、楽屋
「お疲れ様です♪」
「そうだ、椋、今日ノド大丈夫だったのかよ?」
「うん。今日は調子良かったから」
−楽屋のドアが開く
「おっおつかれさま〜〜↓(涙)」
「琉!」
「秦、一人ちょっといるけどいい?」
「?別にいいけど」
−奈那が出てくる
「わ〜〜〜〜!!!!!!!!!ほんとにN*Hだ〜〜〜!!!すご〜〜〜い!!!」
「へぇかわいいね〜」
−昇也が口説き始める
「奈那ちゃんは誰のファン?」
「私は昇也のファン!」
「へえ♪俺のファンなんだ」
「なあ琉、この後の打ち上げにでるか?お前の友達に内緒で」
「うん。」
「わかった。別に私服でいいから」
−打ち上げの時間
−ドアを開け、中に入ろうとする
「君、誰だ?」
「あっ、すみません社長。彼女俺がよんだんです」
「そうか」
「あっ、秦、これっ」
−琉が秦に渡す
「何?」
「ライブのチケットのお礼と、後、夏フェスお疲れ様」
「・・・。あ・・ありがとう。それじゃあこっちもお礼・・・」
−琉にキスをする
「つっ・・・・・・・・・・・!!!!!」
「熱いぞお二人さん」
「昇也!!」
−結局、秦がキスをしたおかげで打ち上げの事は後の方しか記憶のこってなくって、
残っていても少しあやふやだった
−打ち上げの帰り
「そういえば秦は明日どうするの?」
「明日はオフもらった」
「え・・!」
「お前といるために」
−この言葉の後、なぜか今までは秦のファンだというだけだったのに、秦のそばにいるだけですごくどきどきした
でもどうしてもこの真実を受け入れる事ができなかった
−すごく恥ずかしかったので〃
旅行4日目 一日だけのフリー
−朝目覚めると・・・?
「ん・・・・・?んんっ!?」
−秦の顔がかなり近くにっ!?
「あ、琉やっと目が覚めた?」
「なななっなんで?!ここにっ」
「部屋に入れちゃった。まさか同じホテルだとは♪」
「奈那〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!!」
「そういえば今日はオフなんでしょ?」
「そうそう♪」
−奈那がうれしそうに、
「私は今日、N*Hの昇也と買い物するの。琉は秦と買い物?(デート)」
「えっなんで・・・」
「言い訳なんてしなくってもいいって」
「だから・・・」
「あ、私待ち合わせ9時だから」
「じゃーねー」
「奈那っ!!」
−部屋のドアが閉まる
「あーあ↓」
「琉、早く出よーぜ」
「う・・うんっ。でもなんで秦はこんな朝早くから?」
「言ったじゃん。リハの時、お前といると楽しいって」
「あ・・・」
「琉の寝顔ってかわいいな♪」
「〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!!!!」
「寝てた方が悪い!それよりっ」
「うん。わかった」
「じゃ俺、外で待ってる」
−琉の部屋の前
「やべえ。俺、琉が起きる前に何しようとした?」
−琉が部屋から出てくる
「待った・・・?」
「ううん、全然。それよりどっか食べに行こっか」
「うん!」
−町を歩く
「なんで沖縄の事いろいろ知ってるの?」
「んーとね、N*Hがデビューする前に一人沖縄に住んでるやつがいたの」
「えーっと確か・・弘壱!!」
「そ。で、弘壱とはあのギターショップで会ったの」
「そうなんだ〜」
「あの店の鍛冶さんが音楽好きだって紹介してくれたってわけ」
「以外☆」
「まあそれから弘壱と話が合うようになって、昇也と馨と椋をつれて沖縄へ来たらますます
仲が良くなって。それでバンドN*Hを結成したわけ」
「だから詳しいんだ」
「それに沖縄って観光だけじゃなくっても楽しいし」
「だって今回は秦に出会えたから・・・」
「俺も。あ、ここ入る?」
−秦が店を指す
「喫茶?」
「うん。でもちょっと違うけど」
「じゃあ入ろ!」
−店に入りオーダーする
「秦は今日こんなにうろついてていいの?」
「別にいいんじゃない?うろついてても」
「曲は誰が作ってるの?」
「みんなで作るときもあるけど、大体、椋と馨と昇也が作ってる。むしろみんなで作る方が
少ないの」
「秦と弘壱は?」
「俺と弘壱はギターオンリー♪」
「ギター好き(笑)」
「そうだよ」
「ふふふ・・・」
−ちょっと変わった笑い方?をする琉
「琉・・・」
「何?」
−秦が琉の顔に触れる
「どうしたの?」
−秦が我に返った様子・・・
「秦・・・?」
「あぁ・・ごめん」
「何誤ってるの?誤る必要ないのに・・」
「?なんで」
「やっ・・別になんでも・・!!」
−なぜかこの時から二人の関係はギクシャクし始めた・・・
−喫茶から出る
「ねぇ・・・」
「何?」
「秦って好きな子いる?」
「いるよ」
−少し残念そうに
「そう」
「なあ琉、これいる?」
「これって・・?」
「これ・・・」
−秦がラッピングしてある箱を取り出し、琉に渡す
「何・・?」
「ホテルに帰ってから開けろ(〃)」
−秦が顔を赤らめて言う
「え・・・?」
−琉は不思議に思っている
「いいから!!」
「うん、わかった。ホテルに帰ってから開けるね」
「琉、どっか行く?」
「じゃあさ、どっかで買い物しよ?」
「いいけど」
「どっかいい店ある?」
「結構あるよ」
−ホテルの帰り道
「秦は明日帰るんでしょ?」
「帰るよ。東京に何時頃?」
「さあ・・・。じゃあさ、あしたメールするから見送りに来てよ!」
「絶対に行くよ」
−ここから少しずつ話が途切れていって、恥ずかしいようで
秦の顔も見ることができなかった
−ホテルに着く
「じゃあさ、明日メールするから絶対来いよな!」
「分かってる」
「また明日」
「うん・・・」
−部屋に入り、ベッドに寝転がる
「そうだ、あの包みの中に何が入ってるんだろう?」
−どきどきしながら包みを開けてみる
「なに・・・?ネックレス!?」
「あーかわいー」
「奈那っ」
−秦はなんで私にネックレスをくれたんだろう???
−この4日間、夜には『また明日』って秦に言われてたけど、そんな日はもう今日で
終わりになる・・・
−このときから寂しさを感じていたのかもしれない
旅行5日目 別れ
AM9:30−秦からメールが届いた
『あのギターショップの前で待ってる』
という内容だった
「奈那、ちょっと出かけてくる!」
「ちょっと・・・急になにっ・・・」
−ギターショップ前
「秦っ!!」
「どうしたの、そんなに慌てて」
「秦からのメールだったから、早く行かなきゃって」
「俺のため?」
「そう・・・かな?」
「ありがとう」
−秦、琉に抱きつく
「秦・・・。」
「少しの間、こうしててもいい?」
「う・・ん」
−5分近くが経つ
「あ・・・ごめん長すぎたよな。少しの間だけって言ったのに」
−琉から離れる
「悪くなかったよ・・秦なら許してもいい」
「俺だけ?」
「秦は特別」
「そうだ、あの包み開けてみた?」
「うん。開けたよ」
−秦が顔を赤くする
「秦は私の事ただのファンだと思ってる?」
「会った時にはそう思ってたかもしれない。だけど一緒にいるうちにすごく特別な存在
になっていった・・」
「私も同じ。ていうかホンモノに会う前も特別な存在だったかも」
「琉は俺にとって唯一の恋愛対象になった女の子」
「それって・・・?」
「はっきり言うと、好・・・き・・かな?」
−秦は顔を真っ赤にして言っている
「『かな』じゃなしにはっきりいってよ!!」
「じゃ好き」
「私も同じ」
−キス
−空港
「じゃ、これからはメールするからな」
「私はぜったいするよ!」
「たまにこっそり会いに行くかも♪」
「その方が嬉しい」
「あのネックレス大切に♪」
−ネックレス、とても大切な物だよ・・・秦
「じゃーな」
「うん」
−キスをする
「遠距離恋愛か〜♪」
「奈那っ!!」
「隠さなくてもばらさないって」
「む〜〜〜〜」
「じゃあたしらは観光の続きでもしましょうか」
「じゃ行こ〜〜〜〜!」
−秦に出会ってからたったの4日で両想いになったのはすごく嬉しい♪
だけど・・遠距離恋愛っていう所が寂しいな・・
次はいつ会えるだろう?
やっぱり、恋に支障はつき物だなぁ〜
もう、楽しんでください((笑