表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

ヴェンダー

作者: 著莪


ヴェンダー



一人ぽつり道の上で

人が来るのを立って待ってる

雪が降っても傘をささずに

ささない

させない



塀を歩く三色毛の猫

欠伸をひとつ

何もしない僕は応えて

唸り声ひとつ


かかとの音

コンクリートに響いて

青空伸びる

黒い人が通るのを見た

唸り声ひとつ


ゆれるビニルポリプロなんちゃら

葉っぱはじいて鏡は仰向け

かさむふたつ褐色振り分け

転がしたクローン回収



機械しか鳴らない

猫がふと呟く

「黒はあったかくなるからいいな」



一人ぽつり道の上で

人が来るのを待って立ってる

蜘蛛がのぼる落ちるのぼる

横目で手をふり


明日の昨日の朝日を知らずに

はらひらはら舞う石ころ蹴らずに

鎖もビニルも金具もなしに

ただ、ひとが来るの待ってる



頭に座る三色毛の猫

欠伸をひとつ

何も出来ぬ僕は答えて

唸り声ひとつ


姦しい声

コンクリートに響いて青空減って

青い人がこっちへ騒ぐ

唸り声ひとつ


ゆれるカーテン メイドインなんちゃら

三人寄って文殊は喰わない

かさむひとつ紙色振り分け

クローンをもう一つ食べる



機械も聞こえない

猫がふと呟く

「屋根があるならいい方さ」



一人ぽつり道の上で

人が来るのを待って立って

綿毛飛ぶのは届かない近い

遠目で踊って



静かな喧噪 お話にならずに

ふわひゅるふわ舞う綿毛を踏まずに

鎖とビニルと金具とつけた


オートヴェンダー




歌詞っぽいの。

自動販売機のお話です。



評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ