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習作3篇

作者: 裕弼
掲載日:2024/12/18

「スクリプト」

朝起きる。

働く。

夜眠る。

神様の台本は、たったこれだけ。

決められたことを、決められた通りやるだけ。

そんな世界に生まれてしまった。

アドリブで生きていきたいけど

やることなすこと書き換えられる。

誰かも知らない脚本家に。

見たこともない演者に。

この舞台は破綻してない?

飲み込んで今日も台本通り演じる。


「異端審問」

私の想いが星に乗って

どこかの土地へ届いたなら

独りで辛くて泣いている人に

「逃げてもいい」と言い聞かせて


本当は、逃げたいのは、私


見たくもないものを毎日見せられて

見せたくもないのに脱がされて

「周りと違う」と声高に

見世物小屋の猿芝居


周りと違う?

お前もだろ


「シャワー」

ひとり歩く夜、街の匂い

浮かんでは消える 淡い記憶

僕は足早に通り過ぎたい

過ぎた季節を 思い出さないように


脚縺れ、転びそうになる

骨が折れる 仮想の痛み

幻想に魅かれ 見つめ続ける

朝も夜もなく、永遠に


心は壊れ、身体崩れ

何もかもがバラバラ

僕がなくなっていく実感を

止まない雨にすべて流され


雨の街を一人歩く

失った想いを幻想に映して

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