表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。

わんちゃんの熱中症が増えているようです

作者: 猫じゃらし


 こんにちは。

 猫じゃらしです=^._.^= ∫

 猫好きと見せかけて、実は犬に詳しい雑草です。

 雑草のひとりごとにお付き合いください。



 ニュースで「犬の熱中症が増えている」と専門家が話していました。

 人間よりも地面に近い分、三十分ほどで熱中症になってしまうんだとか。


 三十分って……。

 お散歩に行って帰ったらもうぐったりですよ。

 そして運び込まれた子たちの死亡率の高いこと。(ほぼ、でした)

 怖いですね。悲しいです(´・ω・`)


 後悔しないためにも、真夏のお散歩やお出かけは飼い主さんがよーーーく考えてあげてほしいです。

 保冷グッズなどの対策もありますが、そもそもの根本を理解しておく必要があります。



 真夏のお散歩の注意点。

 飼い主のみなさんは何を気をつけていますか?


 一番に挙げるのが『暑さ』だと思います。



 はい、正解です✧(*´꒳`*ノノ゛✧パチパチ

 気温が高ければ人も犬もバテてしまいますね。

 

 では、その『暑さ』が犬にどう影響を与えるのか。

 考えるまでもなく理解できると思いますが、改めて細かく目を向けると危険性がわかります。



 まず直射日光。

 暑いですね。人間も同じように感じます。

 サマーカットをしている子はより暑さを感じやすいでしょう。


 次に地面の照り返し。

 先述した通り、人間よりも地面に近い犬は高い温度の照り返しを受けます。

 これは小さな子供も同様ですね。


 そしてアスファルトの温度。

 これが意外と盲点だったりします。

 手のひらをアスファルトに置いて確かめてみてください。

 靴を履いている人間の足は何も感じませんが、肉球で歩けば直接熱を感じます。

 風があって人間は涼しく感じても、アスファルトが熱を持っていれば火傷をしてしまいます。特にマンホールの蓋などは要注意です。


 地面の温度は、本当に気にしていない飼い主さんが多く見られます。

 こんなに太陽がぎらぎらしているのに散歩してるの……? なんていうのは常なこと。

 日傘に入れてるけど、熱いのは地面なんですよ……!

 激しくハッハッとパンティングしているわんちゃん、それ、必死に体温下げてるんです……!!

 気づいてーーー˚‧º·(´ฅωฅ`)‧º·˚



 もちろんね、飼い主さんの都合でその時間じゃないとお散歩できないという方もいると思います。

 お仕事だったりお家のことだったり。それぞれに家庭の事情がありますから。


 中には外じゃないとおトイレをしない子もいますよね。

 そんな子のお散歩って、例え台風がきていても排泄のためなら欠かせないんです。雨の日でもお散歩をしている飼い主さんには頭が下がりますね。

 毎日のお散歩、お疲れさまです!



 さて、ではそんな方はどうすればいいの? というところです。

 時間を変えられない、お散歩で排泄をさせなければならない。


 理想は日が昇りきる前の早朝、日が落ちてアスファルトが冷めた夜なんでしょうが、そう簡単なことではないですよね。


 なので、解決策としては、徹底的に日陰を選んでお散歩です。


 排泄をする子であれば排泄のみ。

 排泄をしない子であれば、気晴らし程度の短時間を心がけて。

 お散歩は運動も兼ねていますが、そんな命懸けの運動はしなくていいです。


 わんちゃんには物足りなくても、涼しい日にたくさんお散歩してあげればいい。

 お家の中でいつもより少し多めに構ってあげれば、それが気分転換にもなるでしょう。



 できるだけ暑さを避けて、熱中症にならないために最小限のお散歩を。

 お散歩を好む猫ちゃんも同様のことです。

 地面の熱さ、特に気をつけてあげてください。




 ところで余談ですが、脱水症状の簡単な見分け方ってご存知ですか?

 これは暑さに関係なく、老犬や病気を患っている子なんかに使える方法です。


 首の皮をぐーっと上に持ち上げます。

 イメージは猫の首根っこを掴む感じですね。

 持ち上げたら、離す。そうすると健常であれば瞬時に皮は戻っていきます。


 ただし脱水していると、皮の戻りが遅くなります。2秒かかれば脱水症状と考えられます。


 お水をたくさん飲ませてあげてくださいね。




 さらに余談ですが、犬猫のサマーカット。

 バリカンで毛を短く整えてしまう、今時期に要望の多いカットです。


 涼しい、手入れがしやすいというメリットはもちろんあります。

 昨今は酷暑ですからね。サマーカットも必要だなぁと思わずにはいられません。


 けれど、被毛は皮膚を守る大事な役目を持っています。

 サマーカットの子が直射日光を浴びれば、通常よりも皮膚に負荷がかかります。暑さだって直に感じるでしょう。

 人間だって髪の毛がなければ、頭皮が大変なことになってしまいますよね。

 被毛も髪の毛も、断熱効果を持っているのです。


 また、カット犬種ではない子(多く見たのはダックス、コーギー、ポメラニアン)はバリカンによる後遺症のようなものが出てしまう場合があります。

 毛質がごわごわになったり、毛が一部生えてこずまばらに伸びてしまうのです。

 たった一度のバリカン入れで、変わってしまうことがあるのです。


 サマーカットには暑さを凌ぐメリットがありますが、デメリットもまたついてきます。

 「かわいいから」という考えを否定するつもりはありませんが、一度考えてから行ったほうがいいでしょうね。




 そして、最後の余談です。

 体温を下げてあげたい時に使えます。


 その前に、体温が高いかどうかの判断ってパンティング以外に何があるでしょう?

 食欲不振、元気がない、下痢嘔吐、そういったものからも判断できますが、直接的ではないですよね。

 肛門で体温を測るにも、緊急で体温計がない場合もあります。


 そんな時、簡単に体温が高いか低いかを知る方法があります。簡単です。

 耳の内側に触れてください。

 犬猫の平熱がだいたい38度ほどなので、通常であれば「あったかい」と感じます。

 それよりも「なんだか熱いな」と感じれば、体温が高いとわかるはずです。



 では、体温を下げる方法。

 保冷剤がある場合は、タオルに包んで首や後ろ足の付け根(内股)を冷やしてください。

 太い血管があるので、一番効率よく体温を下げてあげられます。

 保冷剤がない場合は、濡れタオルを首に巻いてあげるのも効果的です。


 ちなみに熱中症の応急処置であれば、日陰に移動した上で上記にプラスして濡れタオルで全身を包んであげることです。

 タオルがなければ全身に水をかけて、風を送ってとにかく体を冷やしてあげてください。


 病院に連れて行くことが第一ですが、応急処置がとにかく命を繋ぐ鍵です。

 そんな場合の参考になれば幸いです。


 余談ではなくなりましたね。




 以上、雑草のひとりごとでした。

 最後までお付き合いいただきありがとうございました( ⁎ᵕᴗᵕ⁎ )




 

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] 小型犬だとすぐに熱でやられちゃいますからね。 この時期は散歩する時はいつも気を使います。 耳に指を入れて温度を確かめたり、首の皮で脱水状況を確かめたりと、ためになるお話がたくさんでした。 …
[良い点] すごーい! 超、超勉強になりました! うちも犬飼ってるんで気を付けます!
[一言] 人間って生来の肉体に着脱可能な衣服、両手でいつでも水分補給できるが故に暑さと寒さに凄まじい強さを持っているからね。自分基準で判断してしまうけど本来動植物は冬眠とかの対策無しじゃ平均気温10度…
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ