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オマケ: 登場人物紹介

今回は本編が全く進みません。

裏話みたいなものだと思ってください。

実況: 今回はこれまでの話に出てきたことを振り返っていこうと思います。解説さん、よろしくお願いします。


解説: どうぞ、よろしくお願いします。



( i ) ランキング

実況:まずは登場人物の能力や人柄についてランキング形式でTOP3を見ていこうと思います。


①薬草知識ランキング

1. 魔女

2. ジゼル

3. ルツィ


実況:魔女のもとで生活していたジゼルが2位と納得できる結果ですね。ウォッカの中だとルツィがトップなのですね。


解説: ジゼルには及びませんが、応急処置などの技術も最低限もっていますよ。新しい魔法を考えるときに自然の理を知っておくことが重要なので、ルツィはそういう意味でも知識が豊富ですね。次点はグレンです。リラは知識が壊滅的です。



②魔力嚢の容量ランキング

1. ジェラルド(第2王子)

2. ジーク

3. ルツィ


実況: ジゼルはランクインしていないんですね?


解説: そうですね。ジゼルの魔力嚢は平均よりは多いくらいで、優れている、というか異常なのは魔力炉の方です。魔力を生成する器官ですね。


実況: ちょっと専門用語(?)が出てきましたね…。ジェラルドがランクインしているのはやはり血筋でしょうか?


解説: はい。魔力嚢は先天的なものなので遺伝が全てです。貴族の方が一般的に魔力嚢が多いですね。王家の血筋の面目躍如ですね。ちなみに、4位がランバートでその次がグレン、ジゼル、そしてアリスですね。あ、魔女をランク外にしてました。でも、彼女の魔力嚢はシークレットですから、仕方ありませんね。



③魔力炉ランキング

1. ジゼル

2. リラ

3. アリス


実況: 先ほどとは面々がガラリと変わりますね。


解説: 一般的には魔力嚢が小さい人ほど魔力炉は発達しています。ジゼルはどちらかというと発達異常みたいなもので、魔力炉については魔力嚢ほど差がないんです。


実況: そうなんですか?


解説: もちろん先天的なものもありますが、後天的な部分が大きいですね。栄養とか、元気に過ごしてるか、とかも大事です。魔力炉は使うほどに高められていくものなので、魔力嚢が小さい人の方が使う頻度が高いんでしょうね。



④気配操作ランキング

1. 魔女

2. ジゼル

3. ルツィ


実況: 薬草知識に似てしまったような…。


解説: そうですね…。全てにおいてですが、魔女は実力の底を見せてません。ジゼルは魔女が亡くなるまで戦闘訓練で勝つことができなかったので、魔女の実力は恐ろしいものと思われます。魔女やジゼルは"第3の目"や類似する能力を持っているためズバ抜けています。ルツィが上位なのは敵に見つかりたくないという気持ちが誰より強いからでしょう。



⑤魔力操作技術ランキング

1. ジーク

2. アリス

3. ルツィ


実況: アリスがランクイン!すごいですねっ!


解説: 流石に本職のジークには及びませんでしたが、かなりの能力でしょう。実家で継母と義妹などのイジメにあった結果、家事を魔法を利用して効率化するという技を身につけてしまったのがアリスという人物。魔法は破壊するためにあるため、それだけ繊細な操作をすることはありませんし、不可能に近いでしょう。虐待など色々あっても家事の効率化を考えたアリスはやはり図太いんじゃないでしょうか。魔女がどうかだって?さあ?



⑥癒しの魔法適正ランキング

1. ランバート

2. ルツィ

3. グレン


実況: ランバートが1位ですか…。


解説: 男、というだけで見向きもされませんでしたが、実はそうなんです。ルツィは多方面に優秀なので、そこまで特化していないのです。グレンもサポート向きなので上位にランクインしています。ジゼルは癒し系統に適性がないので薬草学を覚えました。



⑦MADサイエンティストランキング

1. グレン, ルツィ

3. ジゼル


実況: 既にランキングの意図が不明なんですが…。


解説: あまりにも倫理を無視した魔道具をどれだけ思いつくか、そしてどれだけ躊躇をしないか、というランキングです。ジゼルは倫理を無視するよりも、倫理というものを存じ上げないだけでしょう。



⑧物理攻撃力ランキング

1. リラ

2. ジゼル

3. グレン, ランバート


実況: リラが1位ですね。


解説: 圧倒的です。ジゼルはどちらかというと馬鹿力よりも技巧でダメージを与えていくタイプです。3位は単純に筋肉量です。


実況: あれ?リラのどこに筋肉が?



( ii )インタビュー企画


実況: なんかランキングが怪しい流れになってきたので、インタビューをしてみたいと思います。


Q1. 好きな食べ物はなんですか?


グレン: 肉。

ジーク: パンとか野菜っすね。

リラ: 肉とパンです。

ルツィ: 高級コースとか出してくれていいんだよぉ?ビュッフェとかいいよねぇ?


ジゼル: 好きな…。魔物。

アリス: 腐ってない食べ物。

ランバート: 果物。

ジェラルド: ワインとスープ。デザートもいいな。



Q2. 得意な武器はなんですか?


グレン: 盾だな。戦闘に限らないなら工具。

ジーク: 魔法だから武器、はないと思うっす。強いて言うなら、たまに使う魔法の杖くらいっすねぇ。

リラ: 重くて振り回しやすいもの。大きなハンマーとか素敵ですね。

ルツィ: 弓矢型魔道具。魔法を遠距離から使えるから、敵に近づかずにすむんだよね。


ジゼル: 短刀。体に身につけやすいもの。弓矢も使える。

アリス: あまり、使わないかもです。でも、ジゼルさんに教わって毒薬は使います。

ランバート: 剣だな。実家で教わった。

ジェラルド: 剣。貴族の嗜みだ。



Q3. 苦手な人は誰ですか?


グレン: 好きでパーティー組んでるから苦手なやつはいないが、最近ジゼルに間違った常識を吹き込むルツィに困っている。

ジーク: 苦手な人はいないっす。

リラ: 戦闘中ならグレンが一番苦手です。近づいてトラップがあるのは正直、踏み込みにくいですし。

ルツィ: 最近、みんなが私に冷たい気がする…。


ジゼル: …ジーク。

アリス: そう、ですね。身分が高い人とかは苦手です。あと大声で怒鳴り散らす人とか。みなさん優しいから大丈夫ですけど、まだ殿下と話すのには慣れません…。

ランバート: 苦手な奴はいねぇけど、修行中は全てが怖い。恐怖でしかねぇ。

ジェラルド: 王侯貴族に比べれば天使のようだよ。



Q4. 当面の目標は?


グレン: ルツィの制御。ジゼルの常識。洗脳系統の魔道具の開発。

ジーク: 気配操作を洗練したいっすねぇ。

リラ: 静かに振り回せる武器か静かに相手を葬る技です。

ルツィ: 愉快で皆んながハッピーになれる魔法を作っちゃうよ。そして皆んなに尊敬されたい。


ジゼル: 攻撃手段のバリエーションを増やす。

アリス: 当面は基礎と念話の習得です。

ランバート: 無事に実践演習を終えること。念話の習得が最優先らしいけど。

ジェラルド: 基礎を固める、らしい。



実況: ありがとうございました!!



( iii ) 魔法習得状況


実況: 誰がどんな魔法を使えるのか見ていきましょう。


<念話>

グレン

ジーク

リラ

ルツィ

ジゼル


<アイテムボックス>

グレン

ジーク

リラ

ルツィ

ジゼル


<魔道具発動常駐>

グレン

ジーク

リラ

ルツィ

ジゼル

アリス

ランバート


<魔道具付与>

グレン

ジーク

ルツィ

ジゼル

アリス

ランバート


<魔法還元>

グレン

ジーク

ルツィ

(ジゼル)


<魔法ハック>

グレン

ジーク

ルツィ

(ジゼル)

(アリス)


<発動阻害>

グレン

ジーク

ルツィ

(リラ)

ジゼル


実況: "ウォッカ"のみなさんはさすがですね。


解説: はい。基礎能力に近いのでしょう。魔道具発動常駐は入学式後にジゼルに教わり数日で習得しました。基礎能力は高いので発想と方法だけ聞けばすぐでした。


実況: ジゼルもですか?


解説: 入学前にアイテムボックスを習得後、念話は入学後に"ウォッカ"に習いました。念話の難易度はアイテムボックスよりは低いのですが、念話をする相手がいなかったジゼルは知らなかった、ということです。パーティー内の連携が重要なので、アリスやランバートもいち早く習得が求められています。


実況: よく分からない魔法もありますが…。


解説: そのうち分かると思います(笑)。説明を入れると長くなってしまうので、割愛しますが、魔法還元から下の3つは相手の魔法をどうにかする系の魔法です。魔法の技術と知識を多く必要とします。



( iv ) Q & A コーナー


Q1. 魔女に魔法を教わったジゼルがジークやルツィなどよりも魔法が得意じゃないのは何故ですか。魔女は2人よりもすごかったのですか。


A1. 確実に魔女の方が上ですね。ジゼルの魔法がジークやルツィに劣っているのは、魔女が教えたのが基礎の基礎だけだからです。魔法にも個々に合う合わないがあるので、基礎を教えてもらってから自分でアレンジして効率や威力を上げていきます。つまり、魔女から強い魔法を教えてもらっていたわけではないのです。試行錯誤の年季が全然違うんですね。



Q2. アリスが自信を回復したのは何故ですか。どのくらいかかりましたか。


A2. アリスのあれは実家にいたときの継母・義妹による虐待・いびりが原因です。怒鳴られたりすると、まだ反射的に謝罪の言葉が出てしまいますが、師匠たちも含めて怒鳴り散らす人はいないので、アリスも落ち着けるのでしょう。師匠たちは厳しいですが、意味のないことはしないし、理論的だから怒鳴り散らすよりも冷静に指摘していきます。あとは、メンバーに慣れたことと、魔物たちとの遭遇や変化で気にしてる余裕がなかったのでしょう。



Q3. ランバートはジゼルやアリスのことをどう思っていますか。


A3. ジゼルのことは凄いけどヤバいやつ、と認識していると思います。最初から度肝を抜かれているので、嫉妬なんかは全くなく、尊敬が一番多いと思います。しかし反面、常識を知らなすぎて一から教えるのに苦労しています。ジゼルの常識教育の地盤を固めたのは彼の功績が大きいといえるでしょう。アリスに対しては仲間意識みたいなものがあります。ジゼルのことは同期よりも師匠や手のかかる弟妹みたいな思いが強いので、アリスに対してはかなり思うところがあるようです。ちゃんと女子として認識しています。



Q4. "ウォッカ"はどのように結成したのですか。


A4. 酒場で酔っ払いのノリで結成したのだと思います。会話内容は身内の愚痴でしょう。早々に家出をしていますが、貴族の出が多いので、そういう話題で盛り上がりました。学校は身内と下手に対立しないようにという目的で非常勤講師として所属しています。きっかけは冒険者として名が売れすぎたことでした。



Q5. "ウォッカ"のメンバーが攻略した迷宮を教えてください。


A5. 1つめは学園の近くにある迷宮です。コンセプトは「大火力」で、一定以下の攻撃ではダメージが全く入りません。2つめは、とある洞窟にある迷宮です。コンセプトは「物理攻撃」で、その洞窟を構成する特殊な鉱石によって魔法が全く使えない環境での戦闘になります。リラが大活躍しました。3つめは、街に偽装された迷宮です。コンセプトは「状態異常」で、体が状態異常に蝕まれ続ける中で戦闘が行われます。相手方も状態異常以外の攻撃はほとんど無効化され、我慢比べの様相を呈しました。泥試合でした。



Q6. ジークとジゼルは互いにどう思っていますか。


A6. ジークはジゼルのことをかなり気に入ってると思います。ジゼルは嫌いです。無関心ではない上、かなり警戒しているので悪い関係ではないでしょう。ジークとジゼルは睨み合ってることもありますが、喧嘩するほど仲がいいの典型でしょう。



Q7. 学園の行事ってなにがありますか。あんまり学園と関わってないように思えますが…。


A7. I 組は特殊すぎて独立してるような雰囲気ありますからね(笑)。でも、大丈夫です。そのうち王子(笑)ジェラルドが巻き込んでいく予定ですから。まだ1度も学園の学食でご飯を食べていないので学園の生徒との関わりはありませんが、そこらへんからやっと学園の生徒との関係性がわかってくると思います。行事は、学内の競技大会みたいなものと、他の学校との交流戦みたいなものがあります。ダンスパーティーなどの行事は関わらないと思いますが、交流戦は王子に巻き込まれそうですね。



Q8. 王子が王子っぽくありません。


A8. それは質問でなく主張ですね。確かに、王子(笑)は今のところ影もキャラも薄くてそのうち消えちゃいそうですが、頑張ってもらう予定です。最初は、自分の無知を認めて頭を下げる、というところからのスタートですが、徐々に威厳(笑)を見せて欲しいところですね。同時に、トラブルメイカーでもありそうです。正直、王子(笑)がいないと彼らは学園から遠ざかるばかりですから、いてもらわないとちょっと困っちゃいます。



Q9. グレンって本当に強いの?


A9. それなりに強いですよ。ジゼル以外の1年は誰も勝てないでしょう。ただ、戦闘が専門ではないことも確かです。しかし、武器のメンテナンスとか、拠点の設置・安全の確保、素材の管理など、いてもらわないと困るような重要な人です。冒険者をやっていく際に、こういうサポートをしてくれる人が1人パーティーにいると全然違います。グレンも他の冒険者並みに戦えますが、こっちの方が役立っています。彼を馬鹿にしたりコケにすると、その日に美味しいご飯にありつくことはできないと思った方がいい。


Q10. ジゼルたち以前の I 組生徒はどうしてたの?


A10. 初っ端に魔物を倒せと放り投げた後、すぐに退学しています。ちゃんと近くに待機して、危ないときは助けてあげるつもりでした。それだけ多くの人にとって、魔物は怖く、脅威的なもので、倒せるなんて思ってもいないのです。



実況: 今回はこれくらいで、また本編をお楽しみに。


解説: ありがとーございましたー。

……これ、誰視点?


自分の中での疑問点を解消してみました。

矛盾とかはいっぱいあると思いますが、ゆるっといきましょう。


本日は別のお話の本編を更新しています。

よかったらそちらもどうぞ。


「ラッキー7の世界で 転生したら指が7本なんて信じられる?」

https://ncode.syosetu.com/n5708hf/


思いっきりギャグです。

一応、ラブコメ?みたいな要素も入れたいなぁ、とは思っていますが、難しいですね。

転生ものです。

幸せいっぱいみたいなお話です。

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スピンオフ短篇


「帰省」
ある日ジェラルドは何気なく尋ねた…
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