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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。
苦手な方はご注意ください。

転生した魔王は最強勇者になったようです

作者: 桜伊寝猫

今から130年前、世界の半分を支配していた歴代最強魔王がいたそうだ。


その魔王の名は【ライカ=プレバミア】というらしい。


その容姿は高身長の10頭身、黒紫色の腰まである長く美しい髪、後頭部に巻いた角、肌色は健康的な茶色

目はアメジストのようでこの世のすべてを見通せると書かれている。


私はこの世に起きる全てのことがわかる


この魔王が勇者に倒された()の話とか聞きたいかい?


どれ、私のユニークスキル《時読み》を使って見てみよう。




「勇者よ!良くぞここ、魔王城深部の玉座まで来たな!誉めてやろう!」

「魔王に褒められる筋合いわない!だがその気持ちは受け取ってやろう!」

「結構天然だな!おい!」

「さぁ、御託はもういい!決着をつけよう!」

「...あぁ!」

「行くぞっ!」


勇者が地面を踏み込むと、その地面に亀裂が入りオリハルコンの地面が割れた

魔王は動かず腰にある剣を握ったまま突っ立っている

だがその瞬間勇者は―――

(なんだこの完璧な間合いは!入った瞬間に殺気で聖剣がかけたぞ⁉くっ、ここはいったんひくか)

「させんぞ?」


さっきまで玉座の前にいた魔王が勇者の後ろにいた

そして剣を振り落とした。

そのスピードは、光よりも速い

「くっ!」

「ははっ!そぉうら腕がお留守だぞ」


勇者の血と片腕が空を舞う

だが勇者はニヤリと笑う

「そっちもな!」

「なに?―――ッ!」


いつの間にかに自分の腕が消えていた

「馬鹿な!妾の腕はオリハルコンよりも遥かに硬いはず!!」

魔王は勇者の聖剣を見た

「なっ!お前死ぬ気か⁉その禁術【虚空剣】は人間が使うと反動で死ぬぞ!!」

「世界が平和になるのだったら俺の命なんて気にしないさ!」

「ふん!馬鹿め!」


キンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキンキン


この瞬間にも切りあっている

速度は物理限界をも超えている


「...終わりにしよう!魔王ライカ!」

「望むところじゃ!勇者シリウス!」

両者剣に魔力を込める

魔王の魔力の色は黒

勇者の魔力の色は白

二つの強大な魔力が共鳴して、悪魔の羽、天使の羽が頭上に浮かび上がる

「「では!参る!」」


空中で剣が交わるその瞬間...世界が揺れた

(まずい!こっちの踏み込みが甘かった!)

剣が少し魔王の方へ迫る

(...潮時か...)

「楽しかったよ...さらばじゃ、勇者」

「あぁ、さよならだ、魔王」

一気に勇者の剣が魔王へと牙をむく

(...未練もある...だが、もうよいのじゃ)

ザシュ!  ズガァアアアアアアアアアアアン!


勇者の剣は魔王を切り、オリハルコンの地面を切り、地中の岩盤までもを切った

余波で魔王城が半壊した

バァン!

「シリウス!大丈夫⁉」

「ガハッ!俺よりも...地球を癒してくれ」

「...分かりました。...ヒール!」

勇者が切ったものが全て元に戻った

「さようなら...みんな...今まで...ありがとう」

バタッ

バァン!

「「「「「シリウスゥー!」」」」」




という感じだ

面白かったかい?

シリウスがその後どう.....!    何だこの膨大すぎる魔力は⁉


..........!なんと!フフ、フフフ、フハハハハハ!

なんとこれはこれは...あぁ、聞きたいですか?

なんと、魔王がこの時代に転生しました

実に面白い....


☆☆☆☆


(何だ?ここは....)

「奥様!ライカ様が目を覚しました!」


(誰だ?このメイド?)

そこで記憶が元に戻った


(あの時確かに勇者に殺されたはず...)

「あぁ!愛しのわが娘!」


といきなり見知らぬ女に抱っこされた

(な!人間の分際で妾を持ち上げるとな⁉やめろぉー!)

「おぎゃぁ!おぎゃぁ!」


自分の口から出て来た言葉は何とも可愛らしい赤ちゃん語だった

(な!声が...出ない!)

喉を触ろうと手を上に上げたら


(なんともちっちゃい手!これが妾の手?)

「あぁーらなんて可愛いいの!」

(なんじゃ!誰なのだ!貴様!やめろ!)

足と手をジタバタさせて暴れている

「見なさい!メイド長!この可愛らしい仕草を!」

「はい!可愛らしいです!」

「そうでしょう!」

(...落ち着いて話を聞ところ...こやつ妾の親...と言うものらしい、だが、何故妾が生きている のじゃ?)


(...成程...分かった、まさか失われた秘術【転生】か...こんな高等過ぎる魔法を誰がかけたのか?)






















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