『M-18』
公園ではM-18が独り清掃をしていました。
するとR-25が近づいてきて、
ちょこちょこ手際良く手助けをしてくれました。
昼になると近くのオフィスから、わいがやと、
OL達がお弁当を抱えてやって来ます。
「寒くなって来たわね。」
と云いながら、日溜まりは彼女達の特等席です。
M-18は横目に見ながらせっせと作業を続けました。
「良いですね。楽しそうですね。」
R-25も
「ホントデスネ(ロボットモードです)」
と云った。
「我々なんかいつまで働いても腹なんか減らないし。」
「瓦斯欠やオイル漏れはあるけど。」
「人間ニナッテミテイ。」
やがて夕方になりました。公園の外れにはシャッターの付いた、
清掃ロボットのターミナ
ルが有りました。
その近くでM-18は半壊したロボットを見つけました。
「ロボット、発見。」M-18は半壊したロボットを見ると、
ロボットの足が1本取れていました。
M-18はおもむろに、収納スペースから、
工具を取り出すと、自分の足を外し始めました。
すると、相手のロボットは、驚いて
「キミノアシヲハズシタラコマルダロウ。」
「なに、俺は八本足走行のロボットだから、
一本位無くても大丈夫。」
すると相手のロボットは視覚センサーの穴から、
金色のオイルをぼろぼろこぼして云いました。
「アリガトウキョウダイ。」
もうすぐ先にM-18は半壊したロボットを見つけました。
「ロボット、発見。」
M-18は半壊したロボットを見ると、
ロボットの足が1本取れていました。
M-18はおもむろに、収納スペースから、
工具を取り出すと、自分の足を外し始めました。
すると、相手のロボットは、驚いて
「キミノアシヲハズシタラコマルダロウ。」
「なに、俺は八本足走行のロボットだから、
二本位無くても大丈夫。」
すると相手のロボットは視覚センサーの穴から、
金色のオイルをぼろぼろこぼして云いました。
「アリガトウキョウダイ。」
其の一部始終を見ていたのが何を隠そう。
赤い服のサンタさんでした。
「こちらサンタ。神様如何いたしましょう。どうぞ。」
「中々そんなロボットは居ない。願いを聞こう。」
そう言う訳でサンタさんはM-18の願いを、
かなえる事にしました。
するとM-18は大変恐縮して、
「私にはターミナルにスペアが沢山あります。」
と辞退しました。
余りにも欲のない事に神様は感激し、
M-18の・チップ・を天に持帰られ末永く掲
げられたという。
でも此の話は不謹慎だったでし
ょうか。