悪夢の始まり
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ある雨上がりの日のことだった。
その日は野外学習で近場の山に登り食糧になるものを採りに行くことになっていた。そのため、朝早くに寺子屋の前に集合する事になっていた。
僕がつく頃には既に結構な人が集まっていた。その内の一人が僕に声をかけてくる。
「やっと来たか。おーい、こっちだ康太。こっち、こっち」
そう言ってくるのは同じ組の勇斗だ。
「煩いな、そんなに叫ばなくても聞こえてるよ」
僕は半ば呆れながらそう返しその集団に近づいていく。
それからしばらく喋っていると、先生から声がかかる。
「全員揃ったかー?そろそろ出発するぞー組毎に並べー」
やる気のない声でそう言われ、だらだらと並んでいく
「ほんとありえないよな、税のせいで俺達まで行かなきゃなんないんだから」
勇斗がそう愚痴をこぼす。
「仕方ないだろ、そうしないとここが危ないんだからこれ以上人が減ったら村としてやっていけなくなるんだから」
そう返すのは隣の組の勝だ。
「いや、何でここに居るんだお前組違うだろ・・・」
僕がそう言うと
「何故って、友達だからかな?」
飄々とそう返してくる。
「勘弁してくれ、見つかったら僕達まで怒られるじゃないか」
「硬いこと言うなよー見つからなけりゃいいんだろ?」
相変わらず人の話を聞かないやつだ。面倒なのでもうほっておこう。僕がそう心に決めたとき集団が動き始めた。
「あー、やっと行くらしいな」
「勝、いいから戻れ鬱陶しい」
しまった、つい反応してしまった。僕の決意はこんなものだったのか・・・。我ながら弱いもんだな。
そんなこっちの気持ちも露知らず呑気に
「いやもう本当、山菜とか木の実じゃなく、魚とか獣を獲ればいいのにな、そっちの方が腹が膨れるだろ?」
なんて同意を求めてくる。
「それもそうだが、戻れよ、向こうも困ってるだろ」
そう僕が指差す方には、勝が居ないせいで混乱を起こしている。
すると勝は然も当然の様に
「何いって言ってんだよ、いつもの事だろ?」
とか言っている。どうやらこいつにはやはり常識が無い様だ。
「うん、いつもの事とかそういうことじゃないからな?周りの迷惑を考えようか、な?」
そう言うも
「大丈夫だ、皆勝手に騒いでるだけだからな」
こう言ってきた。どうしよう今凄いこいつをぶん殴りたい。
僕が勝を殴りたい衝動を必死で抑えていると、向こうから誰かが歩いてきた。えっと隣の組の誰だっけ?覚えてないや。
「勝君、君がこっちに来ないと何時までも出発できないのよ!」
「えーっ、別に俺そっちに居る必要ないじゃんか。なあ?康太」
「何言ってんだよ、戻れよこっちにも影響するんだよ」
「仕方ねーな、んじゃまた後でなー」
そう言い残し自分の組へ戻っていった。
「嵐の様にやって来て嵐の様に去っていきやがったな・・・」
「・・・そうだな」
「えっと、勝君が迷惑をかけました。すいません」
挙げ句のはてに連れ戻しにきた女の子が謝る始末。あいつの本当になにやってんだよ・・・。
「いや、君が謝る事じゃ無いよ。悪いのはあいつだから」
僕はそう言ったが、向こうはそうもいかないご様子。
「で、でも勝君が・・・」
「いいよ、いつもの事なんだし」
何か言いたげにしてたが、そう言い戻ってもらった。
振り返って頭を下げてきたので、何でもないという感じに手を振っておく。
「ところでさ、勇斗、あの子誰だっけ?忘れちった」
「はあ!?お前覚えてないのに普通に話してたの!?」
疑問を口にしたら驚かれてしまった。
「いや、仕方ないじゃん。面と向かって貴女誰ですか?なんて聞けるわけないだろ」
「いや、まあ、そうだけど。流石に酷くないか?」
そう言われても覚えてないものは仕方ないのだ。
「まあ、お前はそういう奴だもんな」
なんか納得されてしまった。心外である。
「あの子は、隣の組の紅葉ちゃんだよ」
「あー、そういやそんな名前の子いたなー」
なんか世話好きの女の子だった様な気がする。
そうこうしているうちに再び集団が動き出した。
正直な所雨上がりで地面がぬかるんでいるので山に行きたくない、絶対怪我人でるよ。僕の心は不安でいっぱいだった。
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