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大きさの話

 おっぱいにおいて大きな比重を占める、大きさの話です。


 大きさといえばカップですが、このカップというのがとんでもない曲者なんですよ。

 一般的な基準だと、バストのトップとアンダーの差でカップ数が決まります。ところがコレ、胸の形が個人によって違うということを丸っと無視しているので、容積で言うとかなりの誤差が出てしまうんです。

 女性の間で「ずっと○カップだと思っていたけれど、専門店で測ってもらったら3カップくらい上がった」ということがしばしば起こるのはこのせいです。

 また、日本人の体型的な問題もあります。

 日本人の胴体は、横広の楕円形っぽい人が多いです。欧米やフィリピンあたりの女性は、円形、丸い形の人が多い。

 それがどうバストカップに影響するのかと言いますと、バストのカップ数は前述したとおり「バストのトップとアンダーの差」で決められます。

 トップは胸のもっとも膨らんでいる部分で、アンダーは胸の下のところ。アンダーバストが同じ場合、楕円形の胴と円形の胴では、胸がつく面積が違います。なので左右に流れがち、離れがちに見え、結果的に小さく見えてしまうのです。

 なろうにはファンタジーが多めですから、胸が大きく見える西洋系のヒロインが多いのではないでしょうか。いいですね。


 あとよく言われる話ですが、A80とD65は容積的にイコールとか、そういうことですね。アンダーが細いと、カップサイズの割に容積や胸囲はあまり大きくないので、「本当にそんなにあんの?」と言われてしまうこともあるとか。

 カップ数はアンダーを基準としているので、アンダーが細いほどカップ数に対する容積が小さくなってしまいます。また、胸囲(いわゆるスリーサイズのバスト)が大きくないので、ボリューム不足に見えがち。

 でも彼女達は別に嘘をついているわけではないので、疑わないであげて下さい。D65って、Dカップですけど、バストは83cmしかないんで……。その分他のところも細い方が多いです。

 真のおっぱい愛好家は、「○カップが好き」ではなく「○の65(お好みのアンダーバストサイズ)が好き」なんです! 私が勝手に提唱しているだけですが。

 E70が至高。異論は認める。


 見た目としてわかりやすいのは、アニメ化した『だから僕は、Hができない。』の富士見書房公式サイトの「おっぱいZOOM」。

 この作品のイラストは、最初の「おっぱいの話」で申し上げた、まさに二次元のおっぱい。実際のサイズだと+2カップくらい、の代表のようなイラストです。

 メインヒロイン・リサラのおっぱいはAカップという設定ですが、あの大きさがリアルサイズだとCくらいです。表紙によってはDくらいありそう……。

 服の形によって見え方も違うので微妙なところですが、キュールがリアルサイズEくらいの感じです。パオイさんが、腕の位置も考えるとリアルサイズGオーバーでしょうか。


 以下、私の超超超個人的バストサイズ別私見。体格としてはやや細身(アンダー65~70)を想定しています。



・~Aカップ

 申し訳程度の膨らみ。揉むほどない。ほぼ揉めないといっても過言ではない。

 服の上からは膨らんでいることがわからない。襟元が詰まった服を着ないと、前かがみになった時に中まで見えそうで危険。

 一部の熱狂的なファンがいるイメージ。


・Bカップ

 女性の手で覆った時、空間が余る感じがするサイズ感。

 ぴったりした服でないと服の上からはわかりにくい。

 また、いわゆる下乳的な膨らみに乏しい。


・Cカップ

 多分一番平均的な大きさ。女性の手だとほぼすっぽりぴったりだが、男性の手では空間が余るかも。

 ぴったりした服や細身な作りの服だと、それなりの膨らみがわかる。ニットを着た時、スレンダーだが胸もまあある、という感じに見えやすいサイズ。

 ただし仰向けに寝そべるとなくなる。

 Dカップとの間には越えられない壁がある。


・谷間の壁

 CカップとDカップの間にある歴然とした壁。

 Dカップ以上でなければ、自然な谷間が生まれることはほぼないと思っていい。

 Cカップの女性たちは谷間に憧れるあまり、強力な補正力を持つブラという悪魔の装備に手を出すのである。

 巨乳のラインに上るのもDカップが最低ライン。


・Dカップ

 大いなる谷間が生まれる運命のカップ。

 女性の手には余り気味だが男性の手には多分ジャストフィット。下から持ち上げた時、ほんのり重量感がある。たまらん。

 大き過ぎず決して小さくはないバランス型。


・Eカップ

 グラマーな体形。アンダー65~70のEカップが女性を最も美しく見せると信じてやまない。

 下から持ち上げた時の重量感が非常にいい感じ。

 欠点としては、細身の服やニットが妙にエロく見えがち。セーラー服やAラインのワンピース、パーカーを着ると太って見える。


・Fカップ

 ブラに困り始める女子が急増するサイズ。

 周りの女子が谷間に指とか挟ませてもらってきゃあきゃあ言い出す。

 思わず感嘆の声が漏れる重量感。


・Gカップオーバー

 本格的にブラに困り始めるサイズ。男の夢。

 可愛いデザインのブラが少なく、また布面積や希少性からお値段が跳ね上がり、苦労しているご様子。

 肩こりが持病。胸が重いのか、猫背気味な人が多いかも。



 以上、私見オブ私見、私情オブ私情なバストカップの話でした。

 胸が大きい人というのは、やっぱり相応の悩みがあるらしいです。重たくて肩が凝るとか、着たい服が着れないとか、愚痴っても自慢や嫌味だと思われるとか。

 まあ、大きくても小さくてもおっぱいっていいですよね。

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