死神と新人
読んで下さり、ありがとうございます。
朝日が町を照らす中、黒きローブを着た少女が歩く。
冬の冷たい風がローブをはためかせる。
まるで、冷たさなど感じないと言うように歩き続ける
少女はそう、私です。
大通りから外れ、路地裏に入ります。
日の届かない路地裏はまるで夜のよう。
そこには、私と同じ真っ黒のローブを着、大鎌を握りしめている少年がいました。
つまり、彼も死神です。
「こんにちは」
死神の彼に声をかけます。
挨拶って、大事ですよね。
俯いていた彼は、私が声をかけると、バッとこちらを向きました。
・・・勢いが凄いです。
「ぼ、僕が見えるの!?」
・・・ん?
若干涙目ですね。
「ええ、見えますよ?」
そう答ます。
彼は何を言っているのでしょう?
人間ならまだしも、同族同士は見えるというのに。
・・・もしかして。
「・・・死神になって、日が浅いのですか?」
「しにがみ・・・?」
は?
「もしかして、説明されてないのですか?」
はぁ。
本当に切羽詰まっているのですね、冥界は。
しょうがないですね・・・。
「冥界でくじを引かされませんでしたか?」
この方法まで変わっていたら、もう何とも言えないのですが・・・
「あ!」
良かった。
「貴方は死神くじに当選した。そのため、この世界へ送り込まれたのでしょう」
「?」
「つまり、死神の数が足りなくなった。
補充するために死者を死神として送り込んだ。
けれど、死神についての説明はされてない。
理解できましたか?」
・・・頭の上にハテナが沢山見えます。
「理解してください。
それで、死神は知っていますか?」
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