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この作品には 〔残酷描写〕が含まれています。

愛と嘘、そして狂気

作者: 地下室P
掲載日:2026/01/24

私には兄が『いた』


もう過去形だけどね


お父さんやお母さんはにぃさんのこと


軽蔑してた


だから、私は


「にぃさんのこといじめるのやめようよ」


といった


だけど、お母さんは


「あら、??は優しい子ね、でもあいつは失敗作なんだからいいのよ」


と狂気に満ちた笑顔で言った


その時私は悟った


私はお母さんやお父さんの期待に応えないといけないんだ


そうじゃなきゃ、にぃさんみたいに失敗作って言われちゃう


私はそれから色んなことを頑張った


勉強は1位を取り


部活はレギュラー入り


そうすると


オカアサンはいつも


「ふふ、やっぱり??はいい子ね」


と言ってくれた


オトウサンも


「あいつと比べて出来がいいな」


ってほめてくれた


二人はにぃさんのことを化け物を見る目で見てた


だから私も二人の真似をした


そうするともっと褒めてくれるようになった


でも、だんだんワタシの感情は迷子になっていた


その時にぃさんが自殺した


死因は飛び降り


最後にワタシあてに手紙が置かれてあった


オカアサンは警察の前だから


手紙を読ませてくれた


そこにはこう書かれてあった


『昔はにぃさんって呼んでくれてうれしかったよ』


と。


そこでワタシは気づいた


そういえば、にぃさんと話してなかったな


また、話したいな


そう思った


だから、ワタシも死ぬことにした


いいよね?


いままで親孝行は十分にしたんだから


これからは兄孝行をしないと


迷子になってた感情が戻った気がした


そして、いまから私は飛び降ります


兄に会うために


「さよなら、この世界」

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