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ローマ教皇選挙、私には解らない事が多い

作者: 大畑 直晴

ローマ教皇選挙コンクラーヴェとは何だったのか。世界が沸いたのに日本で沸かなかったのはなぜか。有神論と無神論の違いがに起因するのか、文化圏の違いなのか、少しでも糸口が見つかればと考えました。結果はどうだったかって?。

結果はやっぱり分りませんでした

ローマ教皇選挙、私には解らない事が多い


2025年5月8日ヴァチカン(注1)は前教皇フランシスコの死去に伴い、ローマ教皇選挙会議コンクラーヴェで新教皇レオ14世としてキリスト教カトリック教会の新しいトップに、ロバート・プレヴォスト枢機卿(69)を 選んだ。


このことは日本でもトップニュースとして多くの映像が流れ、大きく扱われました。

しかし私にはこのニュースの位置づけが分からず、なぜトップニュースなのかも分りませんでした。そもそも””ヴァチカン””って何なの?、と言った具合です。

そこで私自身の理解を深めるため、これまで報道されたニュースやSNSをつなぎ合わせて今回の一連の出来事をまとめてみました。

以下、私がまとめた内容です。

ローマ教皇選挙コンクラーヴェは、カトリック教会の教皇を選出するための特別な集まりです。選挙には、全ての現役の枢機卿が参加しますが、一般的には80歳以上の枢機卿は投票権を持ちません。教皇はカトリック教会の最高指導者であり、全世界のカトリック信者に対して宗教的な指導を行います。

第267代の教皇に選ばれたのは初のアメリカ出身者、ロバート・プレボスト氏(69)でした。日本時間9日午後6時ごろ、プレヴォスト枢機卿はシスティーナ礼拝堂に姿を見せ就任式を行い、新教皇として初めてとなるミサに参加しました。

新教皇レオ14世(プレヴォスト新教皇)が

「あなたこそ生ける神の子キリストです」とミサで歌われた聖歌では、レオ14世のソロパート(注2)がありました。このミサをもって「コンクラーベ」は締めくくられました。


これらの教皇就任の儀式がシスティーナ礼拝堂で行われたのち、教会はヴァチカンの聖ペトロ広場に集まった数万人にのぼる大勢の信徒に、日本時間9日未明、新たな教皇が決まったことを告げる、煙突から白い煙を上げこのことを知らせたのです。

信徒はは歓喜に沸き

「チャオ! チャオ! 教皇が決まった!」

「この瞬間を見たくて朝の4時からここで待っていました。必要ならずっと待っているつもりだった」と、大勢の信徒が集まったバチカンは歓喜に沸き、一夜明け、号外も配られました。

新教皇はアメリカ人でメリカ人が教皇になるのは初めてです。

「ありがとう。アメリカ人の教皇になってみんな驚いているようです」と誰もが喜んでいます。

就任式後、サンピエトロ大聖堂のバルコニーに姿を見せ、新教皇として初めて信者を前に語ったプレヴォスト新教皇は「連帯して手に手を取り、神と共に、みんなして一緒に前進しましょう」と呼びかけ、聖ペトロ広場に集まった数万人の群衆は大歓声で応えたました。

出身地、アメリカの反応で市民は…と言うと、

「とても興奮しています。彼が何をやるのか楽しみです」

「新教皇は私たちが団結する機会をくださいました」とのこと。

トランプ大統領も祝福のコメントをし、

「アメリカ出身の教皇が誕生したことは素晴らしく名誉なことだ」

と言っています。

 トランプ大統領の名が出たので蛇足をすると、トランプ大統領はカトリック教徒に多くの支持者を持っ

ているということです。


 また新教皇がプレヴォスト枢機卿の時(昨年1024?)に

《現代の社会問題の一つの気候変動については、「言葉から行動へ」移行する時だと述べた。「自然に対する支配」が「暴君のように」なってはならないとし、人類は環境と 「互恵関係」を築くべきだと呼びかけている》

と、かなり前向きで実践的な発言をしているので、私は宗教とかアメリカ人とかの前提なしで新教皇に注目し期待もしている。

以上がまとめた結果ですが、なにか市民や民衆がとでも興奮してお祝いムードに包まれて歓喜している様子です。


日本国内の反応はというと多くの国民は””何もありませんでした””と言ってもいいくらい、無反応でした。実をいうと私もその一人なのです。キリスト教圏と仏教圏の違いでしょうか。それとも宗教を信じるお国柄と信じないお国柄なのでしょうか。

でもそうとも言い切れないと思います。何故ならキリスト教は既に歴史的な使命は終わっていると思われるし、キリスト教圏でも離宗教または無神論の人が増えていると思うからです。それなのになぜ新教皇に興奮するようなお祝いムードなるのかが分らない。きっと言葉や論理では説明は出来ない何かがあるのでしょうね。


宗教に関して世界68カ国を対象に行ったギャラップ・インターナショナル(注3)の調査があります。

(2018年発表)

〇世界人口の7割以上が神を信じている

〇日本は人口の29%が神を信じていない。

〇中国で、人口の67%が神を信じていない。


また、フィリピンの有力日刊紙「インクワイアラー」などによると、無神論者が人口に占める割合は次のようなっている

〇非キリスト教圏

   中国で人口の67%

 日本は人口の29%

 スロベニア人口の28%

 チェコ人口の25%

 韓国23%

〇キリスト教圏

ベルギー人口の21%、

フランス人口の21%

スウェーデン人口の18%

アイスランド人口の17%

  世界的な傾向としては無神論者あるいは離宗教者が増加しているようだ。

(注1)ヴァチカン(Vatican)は、正式には「バチカン市国」といい、ローマ教皇の本拠地であり、世界で最も小さな独立した国家です。

  (注2)**クラシック音楽**: バイオリン協奏曲などの彼方において、バイオリンのソリストがオーケストラと対話しながら演奏する部分がソロパートです。

 (注3)ギャラップ・インターナショナルは、各国の世論調査会社や団体が加盟する協会

 


また新教皇がプレヴォスト枢機卿の時(昨年1024?)に

《現代の社会問題の一つの気候変動については、「言葉から行動へ」移行する時だと述べた。「自然に対する支配」が「暴君のように」なってはならないとし、人類は環境と 「互恵関係」を築くべきだと呼びかけている》

と、かなり前向きで実践的な発言をしているので、私は宗教とかアメリカ人とかの前提なしで新教皇に注目し期待もしている。

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 「トランプ大統領はカトリック教徒に多くの支持者を持っている」の部分についてひと言。  トランプ支持派は、ナショナル・クリスチャンという一応プロテスタントですが白人至上主義な宗教で、カトリックとは別の…
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