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第16話 機械龍

遅くなり申し訳ありません。

 隠れていた木々の影から飛び出した俺は腹に魔力を込め大きく『咆哮』を上げた。

 自分より低ランクの魔物の動きを止めるスキル。

 これでステータスの低い低レベル帯を安全に脱出する! 


「グォ——ォ———ッ!!!」


 壊れたスピーカーのような不快な雄叫びが森に響く。

 虫達とウィンド・ウルフ以外の狼達が硬直した。

 俺は低空飛行をしながら虫達の群れへ接近し、両手に魔力を込め『メタルクロー』を2回振った。


「「「ギシャァア!!!」」」


[経験値を獲得しました。称号『魔なる神の加護』の効果で経験値が増加します。128の経験値を獲得しました]

[経験値が一定数値に達しました。LVが1から10に上がりました]


 今の攻撃で5匹のラーヴァが死んだようだ。

 一気にレベルが上がった。

 ステータスを確認すればどれも50以上になっている。

 もうジャイアント・ビートルにすら負けまい。

 硬直から開放された狼達はパニックになっていたが、ウィンド・ウルフ達がひと鳴きすると戸惑いつつも、虫達へ連携を取りながら襲いかかった。

 少し心配だったがランクが高いおかげかウィンド・ウルフは知能が高いようだ。

 あるいは『咆哮』の効果を受けなかったから冷静だっただけかもしれないが。


 もはやスキルを使う必要すらなく俺は虫達相手に無双する。

 背後から突進してくるジャイアント・ビートルを『気配感知』で察知し、尻尾で叩き落とす。

 前に踏み込みつつ足元のラーヴァを踏み殺し、前方で飛行するジャイアント・ビートルを両爪で引き裂く。


[経験値を獲得しました。称号『魔なる神の加護』によって経験値が増加します。25の経験値を獲得しました]

[経験値が一定数値に達しました。LVが10から11に上がりました]


 どうやらジャイアント・ビートル2匹は仕留め損なったらしい。

 さすがにスキルを使う必要がないは言い過ぎだったか? 

 いや、前のジャイアント・ビートルは瀕死、後ろのも飛行不可の大ダメージを負っている。

 だいたい3回攻撃を当てれば仕留められそうだ。

 これなら十分だろう。

 俺は前方の瀕死のジャイアント・ビートルを踏み潰し、後方のジャイアント・ビートルへ振り返りつつ、2回爪を振る。


[経験値を獲得しました。称号『魔なる神の加護』によって経験値が増加します。113の経験値を獲得しました]

[経験値が一定数値に達しました。LVが11から14に上がりました]


 2匹のジャイアント・ビートルに加えて無謀にも俺に飛びかかったラーヴァを何匹か巻き込んだようだ。

 レベルがもりもり上がる。

 この戦いの後にまた進化できるんじゃないか? 

 いや、まだ折り返しですらないし高望みしすぎか。


 それは置いといてとっとと虫達を片付けよう。

 Aランクのアイレクスが居るのに未だに戻ってこない本隊も気になる。


 残りの虫達の数はざっと200といったところだな。

 もはやまともにダメージを受けないから余裕だ。

 俺は虫達を倒すべく爪を振った。

短くてすみません……。

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