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勘違いとビンゴゲーム

遅れて申し訳ありませんでした。

 勘違いとは、間違って思い込む事である。

 そして、人はその勘違い、間違って思い込む事をよくしてしまう。

 たった今、俺もその勘違いをした所だ。

 勘違いというのは本来勘違いした者に普通は原因があるものだが、今回の勘違いは俺のせいでは無い。

 今回の原因はルーナの死んだ状況を正確に伝えていなかったソフィアに原因があるだろう。



「ソフィアと喧嘩していた神じゃ無いのか?」


 俺は動揺して反射的に質問してしまった。


「うん、ソフィアと喧嘩していたのはレネという神で僕とはまた別の神だよ」


 話を聞いた時点で予測出来たであろう答えがソルから帰ってくる。


「⋯⋯なるほど」


 その話を聞いて、俺は勘違いをしていた事を確認した。


「つまり、ソルの話をまとめると、喧嘩の余波で神罰の槍が落ちたのでは無く、喧嘩を止める為に貴女が神罰の槍を使い、それが下界に落ちてしまい偶然にもそれが俺に当たってしまったと、」


「うん、その解釈であってるよ」


「⋯⋯」


 つまりは俺が思っていた、ソフィアの喧嘩相手の神では無く、ソフィア達の喧嘩を止めた神だということ。

 そして、間接的とはいえ、⋯⋯俺の死んだ原因になった神ということか。

 まぁ今更そんな事は気にしないんだが、


 でもこの話を聞く限り、


「とばっちり感半端無いな」


「⋯⋯おっしゃる通りです」


 ソルは再び深く土下座をし直す。


「あぁ、そんなに謝ってくれなくても大丈夫だ。ちょっと皮肉を言ったけど全然気にしてないから、予想していた事と違って少し驚いたけど」


「予想していた事?」


 ソルが顔を上げ不思議そうに首を傾げた。


「俺はてっきりソフィアと喧嘩していた神が呼び出したと思っていたから」


「あー、確かにソフィアの話じゃあ僕出てこないものねぇ」


 ソルは土下座の体勢から立ち上がり頭をかきながら答えた。


「あぁ、俺が少なくても俺が聞いていた話では第三の神がいる事は言っていなかったからな」


「まぁ、必要無い情報といえば必要の無い情報だからね、異世界に送る説明に」


「そうだな」


 事の経緯がどうあれ、俺が神罰の槍で死んだ事実はそのままだし、ソルの話をしていてもしていなくても結果は変わらないなら話す必要性は無いだろう。


「後、恥ずかしかったんだと思うよ単純に、ただでさえ神同士が喧嘩しているってだけで相当恥ずかしい話だからね」


 確かに、俺達の世界では全知全能と言われており人間から崇められている神が、人間に対して、神同士が喧嘩をしていたという話は恥ずかしいと思ってもおかしくない。


「あ、恥ずかしい話で二つ気になってた事があった事を思い出した」


「気になってた事?」


「ソフィアと喧嘩していた神の名前と喧嘩の理由」


「そういえばソフィアは言って無いんだったね、ソフィアが喧嘩していた神の名前はレネって言うんだ」


「⋯⋯レネか」


「理由は言って良いのかな?」


 ソルは手を顎に当て首を傾げ困った表情を浮かべた。


「別に死ぬ程気になっているわけでも無いし言わなくてもいいぞ、ソフィアが言いたくなかった事を無理に聞こうとも思わないしな」


 俺がそう言うと考えがまとまったのかソルが「よし」と首を縦に振った。


「いや、教えるよ。君には知る権利があるし、僕も関わっている事だしね」


「そうか」


「あのねー、ソフィアとレネが喧嘩した理由は、⋯⋯ビンゴゲームなんだよ」


「⋯⋯⋯⋯⋯⋯はぁ?」


「⋯⋯えっと、説明するね、神達がビンゴゲームをやりました。ソフィアとレネが同時にビンゴになりました。そして両者とも同じ景品を欲しがりました。しかし、その景品は一つです。さて、どうなるでしょうか」


「⋯⋯まさか」


「そう、両者ともこの景品は私のものと譲らず、それが原因で大喧嘩ってわけなんだよ」


「⋯⋯⋯⋯⋯⋯」


 俺は絶句した。

 

 確かにソフィアはゲームが原因とは言っていた。


 だが、ソフィアとレネが喧嘩をした理由は、俺が想像していたよりも遥かに下らないものだった。

今回の更新はイレギュラー続きであまり時間がなく文字数は今までと同じぐらいになります。

次回の更新から徐々に文字数が増えていきますのでよろしくお願いします。


もしこの小説が面白い、次の話が読みたいと思ってくれたからがいらしたら、

ぜひブックマークと評価をお願いします。

してもらえるとめっちゃ嬉しいです。

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