喧嘩を仲裁した神
人生楽しく生きるのが一番だよね!
目の前にソフィアにそっくりの神様が土下座をしている。
その光景は、俺がソフィアと出会ったあの状況と全く同じだった。
こういうのをデジャヴと言うのだろう。
そんな事を思いながら俺は話を聞く。
「一応聞くが、どうして土下座をするんだ?」
もう、ほとんど理由はわかっているが念の為に聞いてみる。
ソルは顔を上げて正座の状態になり答えた。
「えっと、君は神罰の槍の一部を体に受けて死んでしまった事は知っているよね?」
「確かソフィアと別の神様が喧嘩をしてその余波で神罰の槍の一部が下界に落ちてそれが俺に当たったんだよな」
「あぁー、ソフィアはそう説明しているんだね」
「違うのか?」
「いや、大体はあっているのだけど。でも実際に言うとちょっと違うかな」
「違う?」
「うん、ソフィアは喧嘩の余波で神罰の槍の一部が落ちたと言ったようだけど、それは間違いなんだよ。まぁ余波と強引に言えなくもないんだけど」
「じゃあ、実際はどうやって下界に落ちて来たんだ?」
「えっと、実際はソフィアと別の神の喧嘩を止める為に更に別の神が使用した。そしてその使用した余波で下界に落ちたが正しいね」
「更に別の神が、ん? 使用した?」
「うん、えっと、神罰の槍がどういうものか、ソフィアから聞いているのかな?」
「ソフィアからは神を裁く為に存在する光の槍だったか?」
「まぁ、間違ってはいないけど。正確には神を殺す事の出来る高密度なエネルギー体を槍の形に収めたものが正しいかな」
「高密度のエネルギー体?」
「莫大な魔力の塊とでも思っておいてくれたらいいよ。厳密には魔力じゃなくて神力というものなんだけどね」
「はぁ、」
「それでね、その神罰の槍の本体は使う事は神であっても許されないんだ。使えるのは主神様だけなんだよ」
「主神様?」
「神を束ねている存在だね、神よりも上の存在で神を生み出す存在でもある。天界で一番偉い神様だよ」
「へぇー、そんな存在がいたんだな」
俺は神様が一番上の存在だと思っていたから少し驚いた。
少しだけで済んだのは、こういう事に慣れて来たからだろう。
「だから、神罰の槍の本体は神では使用する事は絶対に出来ないんだけど、主神様から許可を貰う事で神罰の槍の一部は使用する事が許されるんだよ」
「なるほど、」
「神罰の槍はエネルギー体だから、使い道は色々あって、使い方は神それぞれなんだけど、今回は単純に喧嘩の仲裁の為に使われたんだよ」
「どうやって仲裁したの?」
「頭に血が上った人に対して、頭を冷やせって水を浴びせるのと同じように、エネルギーを頭から浴びせたのよ、喧嘩を仲裁しようとした神は、エネルギーを腹痛を引き起こすもの変換して」
「うわぁ、」
「神でも人間と同じく生理現象というものがあるからねー。効き目はバッチリだったよ」
「へぇー、何か一気に身近な存在に感じるな」
ソフィアが言わなかったのは、単に恥ずかしかっただけなのか、神の威厳を保ちたかったのか、まぁ考えないのが吉か。
「でも、そこで一つ問題が起きちゃんだよね」
「下界にその神罰の槍の一部が落ちてきた事か?」
「その通り、その喧嘩を仲裁しようとした神はソフィア達に上からエネルギー体を浴びせちゃうんだけど、そのエネルギーがそのまま下界に落ちちゃったんだよね」
「で、そのエネルギーを浴びて俺が死んでしまったと」
「うん、それでね、言いにくいんだけど」
「何だ?」
「その喧嘩を仲裁して神罰の槍の一部を下界に落としちゃった神様が⋯⋯僕なんです」
「⋯⋯えっ、」
俺は自分が考えていた事と全く違う事を告白されて、動揺するしかなかった。
最近、忙しい事が重なりすぎで辛い。
小説を書いている時だけ時間を忘れられる。
趣味って良いものだよね!
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