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幕間:神の失態

番外編です。

 これは、月原春水(つきはらしゅんすい)が裁定の間にやってくる少し前の話である。


 ここは裁定の間、神が作った世界で死んだものが天国行きか地獄行きかを裁定される場所。

 裁定の間は神の数だけ存在し、それぞれの神が管理をしている。

そして、ここは神ソフィアの裁定の間。


「はぁ〜」


 ソフィアはため息を吐いた。


「本当に申し訳ない事をしてしまいました」


 ソフィアは落胆していた。


「まさか、神罰の槍の一部が下界に落ちるとは」


 下界とは人間達が住む世界のことを言う。

 今ソフィアが言っている下界とは地球の事である。

 ちなみに神が住む世界は天界と呼ばれている。


 神罰の槍とは大罪を犯した神を裁く為の光の槍である。

 その本質は神を滅ぼす程の高密度なエネルギー体を槍の形に収めたものである。


「まさか、喧嘩の仲裁で神罰の槍の一部を使用するとは思わなかったわ」


 神罰の槍の本体を使う事は神でさえも禁止されている。

 使用出来るのは、神の更に上の存在、主神のみである。

 だが、一部であれば主神以外の神でも使用してもいいという事になっている。


 そして、その神罰の槍の一部を些細なことで喧嘩をしたソフィアと他の神の仲裁に、更に別の神が使用したのだ。


 使用の方法は主神に願い使用許可を貰う事。


 使い方は、世界を作るエネルギーにしたり、逆に世界を壊すエネルギーしたり、はたまたそのエネルギーを趣味に使ったりなど神それぞれである。


 趣味にそんな大事な物をと思うかも知れないが、神の趣味は人間のと違い必ず益をなすものな為、必要な事と主神からエネルギーを使うことを認められいるのだ。


 しかし、今回の使用方法は単純に神の喧嘩の仲裁である。

 本来はこんな事に神罰の槍の一部を使用する事はあり得ないが、喧嘩の余波が下界に影響が及んでいた為、止むを得ず主神が許可した。


 神罰の槍の一部、つまりエネルギー体を使って神の喧嘩をどうやって仲裁するか、   

 それも単純明解でエネルギー体を二柱の神に浴びせるだけである。


 まるで、頭を冷やせと上からバケツに入れた水をかけられるように。


 たが、その方法がまずかった。

 二柱の神に上から浴びせされたエネルギー体はそのまま下界まで落ちてしまったのだ。


 まるで太陽の光が差す様にエネルギーは天界から下界、つまり地球へと落ちていった。人ひとり入るかという程の小さな光の柱だったのだが、運悪くその小さな光に巻き込まれた人間がいたのだ。


 そう、それこそが月原春水(つきはらしゅんすい)、神の喧嘩が原因で死んだ運の悪い人間である。


「もうすぐ、私達のせいで死んでしまった人の魂がここにやってくるわね」


 ソフィアはまずどうするべきかを考えていた。


「色々と説明をしないといけないし、やる事は沢山ある、でも、まず最初は」


 そこに神罰の槍の一部に巻き込まれて死んだ月原春水(つきはらしゅんすい)の魂が現れた。


 そしてソフィアは、


「本当にすみませんでした」と


 下界、つまり地球の最大級の謝罪、

 土下座をしたのであった。

忙しすぎて、チェックが全然出来なかったので

最新話を更新しながら並行でチェックも行いたいと思います。


もしこの小説が面白い、次の話が読みたいと思ってくれた方がいらしたら、

ぜひブックマークと評価をお願いします。

してもらえるとめっちゃ嬉しいです。

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