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魔法を使う②

本日二話目の更新ですー

 俺は魔法陣の意味を理解していなかった。

 いや、魔法陣がどういうものかをしっかりとは理解していなかったと言うべきだろう。

 確かに話の上では理解していたかも知れない。

 たが、それはあくまで言葉の上であって、それでいきなり魔法陣を作れと言われても無理な話だった。


 魔法語に関してもそうだ。

 魔法語は魔法陣を補助するものだと言っていたが、魔法陣そのものを理解していない以上、魔法陣を補助する魔法語の事を考えても意味は無い。


 そんな感じで魔法について、あれこれ考えていた俺だったが、クラーロの説明のある言葉を思い出した。


「魔法という結果をイメージする為に魔法陣という過程をイメージするだったよな?」


 俺はその言葉を呟きながら手を広げる。


 魔法は何となくわかるんだが、魔法陣は想像しづらいな、さてどうしたものかな。


 そんな事を考えながら手の平に意識を集中する。

 そして魔力の流れを感じ取った。


 魔力の流れはわかったけど、魔法陣と魔法がな、


 いや、他にも何か言っていたな、


 確か、魔法は鍵のかかった箱で魔法陣は鍵、本来、鍵は鍵穴に合わせて作られるが、魔法と魔法陣に関してはその逆になるだったか?


 要するに、魔法という箱を開けるには魔法陣が必要という事だ。


 魔法陣が必要⋯⋯そうか!


 俺は自分が勘違いをしていた事に気付いた。


 魔法陣は魔法を使う為に必要な鍵、だけどそれは使う時の話だ。


 作る時の話では無い。


 つまり、魔法を作るだけなら魔法陣は必要無いという事だ。

 よし、そうと分かれば話が早い、結果をイメージして魔法を作ってみるか。


 想像しやすいのは火だよな、ソフィアも最初に見せてくれたのは火の魔法だったしな。

 よし、ソフィアの魔法をイメージして魔法を作ってみるか、ソフィアは火の玉を十個同時に出現させていたけど、とりあえず俺は五個でいこう。


 火の玉をイメージして、⋯⋯あれそういえば魔力を変換する方法教わって無いような?

 というか、説明してくれるって言ってくれてたのに一人で考えてるな俺。

 魔法陣の使い方も魔法の使い方もよくよく考えたら、クラーロが今教えてくれるって言っていたのに。

 よし、ちゃんとクラーロの話を聞こう。


 たが、その俺の考えは杞憂に終わる。


 魔力を変換する方法をクラーロに聞こうとしたら、火の玉が五個、手の平から出現した。

 その瞬間、手の平に集めていた魔力が体外に出ていく感覚が実感としてあった。

 どうやら、イメージしたら魔力が反応して勝手に変換するようだ。


「あっ、出来た」


 咄嗟にそんな言葉が出た。


「お主は、今一体何をしたのじゃ」


 クラーロが驚いた顔をして質問して来た。


「えっと、魔法?」


 俺はこれで魔法が出来ているか分からなかったから咄嗟に疑問系の返答になった。


「そんなものは見れば分かるわい、そうじゃなくて、何故魔法陣を使わずに魔法を使っておるのか聞いておるのじゃ」


 何をそんなに驚いているんだ?


「何でって、魔法陣は魔法を作ってから作るのものじゃないのか?」


「⋯⋯えっ⁈」


 クラーロはめちゃくちゃ驚いた顔をしていた。


 そしてルーナは気付いていなかった。

「確か、過程と結果をイメージしてみたいな感じだったか?」と言ってから魔法を使うまで一分も経っていない事と、

 魔法陣を使わずに魔法を使う事はこの世界では異常であるという事に。

二話連続更新、頑張りました。


もしこの小説が面白い、次の話が読みたいと思ってくれた方がいらしたら、

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