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プロローグ

初めての小説を書いて見ました。

拙い部分は沢山あると思いますが、暖かく見ていただけると嬉しいです。

「本当にすみませんでした」


「えーっと」


 目の前にいるこの世の物とは思えない絶世の美女が俺に対して土下座をしている。

 男は状況が理解出来てなかった、急に土下座をされても意味がわからなかった。


「とりあえず頭をあげて下さい」


「⋯⋯はい」


 美女が身体を起こし顔を上げる。

 土下座前に、一瞬見ただけで印象を抱いたけど、やっぱり美女だよなと改めて思う。


「えっと、いくつか質問しても?」


「も、勿論です」


 美女は少し動揺しながから答える。


「とりあえず、ここは何処ですか?」


「ここは天国と地獄の間、魂裁定の間です」


「⋯⋯ ⋯⋯ ⋯⋯」


 言葉が出ないとはまさにこの事だと思った。

 天国、地獄、魂?そんな漫画や小説じゃ無いんだからそんなものあるわけ無いだろ、、、と手を出して呆れる動作をしようとした時に気がつく。


「手が、無い」


 そう、手が無かったのだ。

 そして男はもう一つの事に気がつく。


「足も、無い」


 そして自分が人間の形をしていない事にようやく気がつく。

 そして、さっきの美女の言葉を思い出す。


「⋯⋯魂裁定の間」


「はい、ここは死んだものの魂を天国と地獄に分けるためにある裁定の場所です」


 仮に、そう仮にこの美女が言っている事が本当だとしよう。

 何故、俺がここに居る?


「えっ、もしかして俺死んでる?」


「⋯⋯はい、死んでいます」


「⋯⋯ ⋯⋯マジで?」


「⋯⋯はい、マジです」


「⋯⋯ ⋯⋯ ⋯⋯」


 俺はその場に崩れ落ちた、いや体が無いのだから崩れ落ちた感覚のようなものが有った、そして考えた。

 何故、俺は死んだのか、そして徐々に思い出していた。




<<<<<




 俺はその日、大学受験の合格発表に向かっていた。

「この大学が受かっていれば、春から輝くキャンパスライフだが、落ちたらもれなく浪人か〜」


 俺は、これで三つ目の大学受験、その内二つは言うまでもなく撃沈していた。


「125番、125番、125番!あった!、あったぞ!」


 俺はその場で飛び跳ねるほど喜んだ。


「努力した甲斐があったというものだな、早く帰って親に知らせないとな」


 そう言いながら、俺は大学を走って飛び出した。

 だが、俺はすぐに走るのをやめてゆっくりと歩き始めた。

 もう少し、合格した喜びを一人で味わいと思ったからだ。


「早く知らせたいけど、この喜びにもう少し浸ってもバチは当たらないだろう」


 そんな言葉を口にしながら歩いていたら、


 次の瞬間、俺の視界が急に光に染まり、

 ビリッという音が聞こえ、雷が落ちたような轟音が立て続けに聞こえた。


 そして俺は気がつくと目の前に絶世の美女が立っていた。



<<<<<




「急に視界が光に包まれたのは覚えているけど、なんで死んだか覚えてないな」


 俺がそう呟くと、


「すみませんでしたーーーーーーーー」


 再び美女が土下座をした。

 今度はただの土下座ではなく、そう、ジャンピング土下座である。


「その光が原因で、貴方は死んでしまったのです。そして、その原因は、他でもない、神の、私なのです」


「what?」


 今この美女なんてった?


「神、様?」


「はい、私、神なんです」


 なるほど、と俺は驚き過ぎて逆に冷静になってしまっていた。


「それで、その神である貴方が俺を殺したと」


「はい、おっしゃる通りです」


 言葉は冷静を装っているが神の顔は完全に今にも泣きそうな顔で目が潤んでいた。


「なんで俺を殺したの?」


「正確には、殺すつもりは、これっぽっちもなかったのですが、他の神との交流で、あるゲームを行いまして」


 えっ、神って他にもいるの? と俺は思ったが神がいる時点で何でもありだと思い聞き流した。


「そのゲームで私と他の神が喧嘩をしまして」


「神様が何をやってんだよ」


 俺は思わず突っ込んでしまった


「返す言葉もございません、そして仮にも神同士の喧嘩、少なからず下界に、つまり貴方達が住む世界に喧嘩の余波がいきまして」


 いや本当何やってるのよ神様


「ほとんどの余波は、『晴れていたのに急に曇って雨が降り出した』とか『トイレに行きたくなかったのに急に行きたくなった』などあまり影響の無いものだったのですが」


 あっ、なんか嫌な予感がする


「一つだけその余波で大変なものが、我々の神の世界から、下界に落ちまして」


「まさか、その大変なものって」


「はい、貴方が言っていた光の事です。その光は『神罰の槍』と言いまして、神が大罪を犯した時に、神を裁く為の光の槍なのですが、その一部が下界に落ちまして」


「俺に運悪く当たってしまった。ということか?」


「⋯はい、その通りです、一部とはいえ神をも殺す槍ですので」


「人間が生きれるはずもないということか〜」


 なんか一気に気が抜けてしまった、神様の説明を要約すると、神同士が喧嘩して、その余波で、神罰の槍の一部が下界に落ちて、俺に当たり、俺は死んでしまったと。

 一言で言うと俺、運悪過ぎじゃね?


「この度は本当に申し訳ありませんでした」


「まぁ、事故だったんですよね? じゃあもうしょうがないですよ」


 まぁ18歳で死ぬとは思っていなかったし、大学にも行ってみたかったけど、死んでしまったものは仕方がない。


「はい、ですが、これでは余りにも申し訳ないので、神の権限で、貴方を生き返らせます」


「えっ、俺生き返れるの?」


 それは、嬉しいな。

 やりたい事まだまだ沢山あったし。


「それは、勿論、元々こちらの不手際ですので、ですが、生き返らせるのに元の世界だと、色々問題がありまして、別の世界でという事になってしまうのですが」


「別の世界?」


「はい、私が管理しているもう一つの世界です」


「世界って複数存在したんだ」


「はい、神はそれぞれ二つから三つの世界を管理しています」


「ヘェ〜、一応、何で元の世界で生き返れないのか聞いても?」


「神の定めたルールとしかお答え出来ません、詳しい事を話すのは神といえ禁止されておりますので」


「そうか、じゃあ仕方ないな、元の世界でやりたい事、沢山あったけど、諦めて別の世界?でやりたい事を見つけるよ」


「そう言って頂けると私も助かります」


 こうして神の不手際で死んでしまった男


「そういえば名前を聞いていませんでしたね、何というのですか?」


「名前? そういえば言ってなかったな、俺の名前は月原春水(つきはらしゅんすい)だ」


 月原春水(つきはらしゅんすい)の新たな人生はヌルッと始まろうとしていた。

不定期ではございますが更新していけたらと思います。

これからどうぞよろしくお願いします。

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