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ひとり桜

作者: AIKA

桜はいつも悲しみを連れてくる・・・




何度も開く


通知の来ない画面




勇気を出して

渡したアドレスは


きっとあなたのカバンの底で


なんの意味も

持たないものになっている




突然すぎる宣告に

嘆く暇もなく


もうすぐ会えなくなるのなら


せめてこの画面の中で

繋がっていたいと


そんなささやかな願いも


私には

許されないのかな・・・





気を紛らわせようと

出掛けたバスの中


瞬きを忘れた瞳に

満開の

桜が映る



あなたと見れたらと

夢見ていたのは


つい

昨日までのこと



花びらの優しいピンクが


私の胸に

いっそうの悲しみをもたらす




あなたを思い続けた日々は


こうしてまた


悲しみへと

変えられてしまうの・・・?





ー 誰もいない

小高い山の上


抑えていた涙が

散り始めた桜と共に

こぼれ落ち



想いは

見下ろす景色にこだまする




あなたを・・・



失いたくないよ・・・・・・




読んで下さりありがとうございました!

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