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リレー小説VER.1健登

作者: 勇者

第一弾!!

『………ぅん?』



さわやかな七月の月曜日の朝、俺の第一印象は寝苦しいだった



『……ぁつ…』



そこで俺が求めたのはリモコン、そうエアコンのリモコンだった



『んしょっと………と!?』



そこでふと何かにつまづいた



急いで確認するがそれはどうやらふとんの中に有るようだ



柔らかく横たわる物体……しかし大体的にみても145cm位…



俺は既に布団をひっぺがえしていた


『ダメだって言ってるだろ?暑いんだから』


しょんぼりと布団の前で正座する幼女……もとい中学生



『だってぇ…』



中学生はエアコンのリモコンをくるくる回しながらつぶやく



『お兄ちゃん怖いもん……』



俺はフゥっとため息をつく



『どちらにしたって自分の布団で寝なさい。以上』



説教を終え、テーブルに掛けていた重い腰を上げる



『どこいくの?』



中学生は心配げについてくる



『トイレ』



すると



『行く!!』



『バカ』



中学生はしゅんっとなった



『どこの世界に自宅のトイレに二人も入る世界がある!?』



すると中学生は布団に飛び付き



『うぁぁぁぁぁぁぁあん!!!』



泣いた



ことを知ったのはすでに二階から降りたトイレの前だった



『はぁ…』


と、ため息をつく



そのままトイレの取っ手に手をかけたが、捻る前に捻られた



『…っと』



ふと驚きの言葉が漏れる



『おっとわりぃわりぃ』



中から出てきたのは長身の大学生だった



『……せめてズボン位はけよ』



大学生のその姿はトランクスにTシャツと、男のベストスタイルだった



『なぁに気にすんな』



そう言うと大学生はダルそうにリビングへと向かっていった



『ったく…』



不平不満を十分抱え、俺はトイレに入った



まぁ…いろいろあったがトイレで自己紹介だ


俺の名前は天宮あまみや かい自分の自己紹介を長々としたってしょうがないからそれだけだ



さっき一緒に寝ていたのは宮武みやたけ 百合ゆり夏休みを利用して家に居候している中学生一年生だ。ちなみに俺は高ニな



そしてさっきトイレから出てきたのは宮武みやたけ 剛毅ごうき名前とは裏腹にヒョロっとした大学一年だ



まぁこんなところで紹介も終りにしよう、流石にトイレが長すぎるし、扉の向こうから百合が入りたがってるしな




俺がトイレから出た直後に百合が入った、まだ流してないのにな



まぁそれはそうと今日は宮武兄妹に町を案内する約束をしていたな



『お〜い快ぃ』



と、噂をすれば



『行くかぁ?』



ガリガリ大学生剛毅が既に着替えて待ち受けちた



『まてまて…歯ぁくらい磨かせてくれよ』



俺はそう言うと洗面所に向かう



『急いで〜』



と、洗面所から既に大抵の事を済ませた百合が飛び出してきた



『はやいなぁ…』



つぶやく



そして俺は歯を磨き、顔を洗い、髪や身の回りをととのえ二階の部屋に上がった



『ひゃあー!!』



と、叫びながら百合が廊下を走っていく。やたらとフリルの付いたゴスロリっぽい服装だがあれでよいのだろうか?



『早くー』



下から叫び声が聞こえる



『ふぅ…』



本日何度目かのため息ををつき、俺はお気に入りのジーンズとTシャツを身に纏い、部屋を出た



階段を降り、玄関に差し掛かったところで百合が



『もぅ……』



と、つぶやき



『お姉ちゃんは女の子なんだからもっと可愛い服着なきゃ!!』



起こられた



『はぁ……うるさい俺はこれでいいんだよ』



そうして俺はスニーカーを履き、家を出た

リレー小説VER.2に続く

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