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プロローグ
異世界転生、って、あるじゃないですか。
僕はね、その異世界転生ってやつ、すごい憧れていたわけですよ。何しろチートな能力を手に入れて好きなことして生きていけるわけ。これって僕らが生きてる世界じゃそうそうできないことなわけですよ。
戦争だって重火器や戦略兵器ばっかりつかってさ。そういうんじゃないじゃん。やっぱさ、剣と!魔法と!軍師と!そういった手に汗握る戦いってのが、やっぱ良い訳じゃないですか。
こう、血で血を洗う白兵戦ってやつ?そういうのがありふれた世界で、やっぱり武器もってオラー!ってカチ込みたい訳じゃないですか。
そんな訳で、僕。この度異世界転生しちゃいました。
でもね、やっぱ現実って、クソだなって思いましたね。
思ってたよりハードなんですね、異世界転生って。