つまらない小説2
私はあの時、処刑されるべきではなかった。
未来が私の想像を遥かに遂げて進歩しているとは思いもよらなかった。
信者の皆さんゴメンナサイ。
私は、浅はかでしてた。、
できるなら私の人生を最初からやり直し、「神」という存在を消し去り、未来に対する夢と希望を与えさせてください。
今日は、私、イエスキリストが、皆さんに黙っていた秘密を教えたいと思います。
実は・・・・・・・私は、神を信じておりません。
信者には、申し訳ないですけれど、本当なんです。
私は、神を作った理由は
死を受け入れなればならなくなった病人に対して、メンタルケアの為に作ったのです。
私は、幼少の頃に親を病気で亡くしました。
親の死に際の苦痛の表情が忘れられなくて、私は、医者になることを決意しました。
けれど、医者になっても、患者の苦痛が無くなることはありませんでした。
私は、毎日のように、人々の悲劇の死を見つめて、「どうにかできないのか?避けられないのか?」
と、ずっと、悩んで生きてきました。
そんなある日、一人の患者が神に祈りを捧げて、死を受け入れようとしている者が居ました・
その患者は、泣き言を言わずに死を迎えました。
私は、驚きました。神を信じる力が、これほどまでに患者に安堵もたらすことができるとは・・・
その時、私は、神を作り出した。
私の独自の神は、神と悪の2つ神が存在していた。
神が人間に試練を与え、最後には幸せへと導いてくれる・・・
そんなことを書き連ねた書物(聖書)を作って、患者に配りました。
私の目論見は成功して、患者たちの悲劇を少しだけ、見なくて良くなりました。
長い年月をかけて、聖書は広まった。
だけど、私の書いた聖書が原因で、本当の悪魔が生まれてしまった。
金持ち、権力者、達だった・
彼らは、聖書を信じる者を好ましく思わなかった。
聖書を信じたものを奴隷にしたり、金儲けに利用できなかったからだ。
当時、聖書は、信者にとって、死を受け入れるだけのものでは無くなっていた。
神が全ての世界を創造し、神のお陰で、衣、食、住が成り立つと信じていた。
信者たちは、小さな幸せで満足し、農耕を行い。つつましい生活をしていた。
だが同時に信念のような強い意思が生まれてしまい。権力者と対立するようになった。
権力者、金持ちは、奴隷を調達したいのだが、それが出来なくなった。
信者たちは、権力者に断固立ち向かう姿勢をとり続けた・・・
それが、原因で、キリスト教の弾圧が始まった。
弾圧は酷いもので、権力者は民を脅して、キリストを差別するように仕向けた。
歯向かえば、民は、殺されてしまう。
私の元には、連日連夜、けが人と死体が運び込まれた。。
私は、後悔した・・。。自分が生み出した神の責任だ。
私は皆に神として崇められるようなことなどしていない。ただ、患者の苦しむ姿が見たくないだけ・・・
それは全て、私のエゴでしかなかった。
私がいくら後悔しても、死体の山が途切れることはなかった・・・・
そんなある日、私は、不治の病にかかった。
先は長くないことを悟った時、私にあるナイスアイデアが浮かんだ・・・
このアイデアは一休殿と同じようなことだった。
大衆の抱いた信念を消す為の手段であった。
神を崇める者達に、神が悪に負けてしまうことを演出すればいいと思った。
そうすれば、神は絶対ではなくなり、信じなくてよくなる。
私は神として悪の力に屈服することにした。
私は、最後の晩餐を追えた後に、弾圧の酷い地区に顔をさらした。
わたしは、捕らえられた後に、公開処刑が実行された。
思惑どうりの展開になった。
そして、私は、死ぬまで悲劇のヒロインを演じた。
だけど、現実は、変わらなかった。
一度火のついた信念は、簡単に消え去るものではなかった。
信者たちは、私の悲劇的な死さえも、神からの試練だと思い込んでいた。ごめんなさい。
信者達への弾圧は、終わることも無く・・・
信者たちは、悪と戦い続けた・・・
ごめんなさい・・・
私の死は、何も意味が無かったのか?
私は現代の社会を見て考えていた・・・
すると、なんと!?聖書があるではないか!?
医学や何もかもが発展したこの未来で、どうして神を信じる必要があるのか?
信者がまだいることも不思議だ・・・
んん?なんだ?この人は、信者から金を受け取っているぞ!?
なんてやつらだ。私はこの聖書を金儲けに使ったことなど一度も無いのに・・・
過去、信者たちが生きてきた証、努力の証・・・それを踏みにじる、ぼうとくである。
許さん。私の可愛い子供達になんてことをするんだ・・・
天罰じゃ!!
私は、魔法を唱えた。。。少しだけ信者が、こっちの方を見た。
畜生!!あの世でできるのは、この程度のことしかないのかーーーーーーーーーー!!!
早く出世して転生しなければ・・・