著作権フリーな小説の使い方と私自身が利用した経緯
例えば合コン会場等で自分がその小説を書いたのだと偽ったりして話題の種にするのも良し。
あるいは小説書くのが未経験の人は、その小説をアレンジしようとすることで小説スキルが磨かれるかも。
そのフリーな小説からアイデアを膨らまして成功者になれる天才。がもしも貴方であるのなら、それも良し。
アマチュア発の著作権フリーに初めて出会ったとき、私はとても驚きました。
想定外にクオリティが高いものがフリーにされていたからです。
それはトータル文字数30万越えの長編小説で内容も面白い。サイト内の評価点はとても低かったけれど、だからといってランキングに負けているようにも思えなかった。
その小説をアレンジしていく作業はとても楽しいものでした。
最初は物語を短くしたりキャラの名前や性格を変えてみたりから始まって、物語の順番を変えたり、描写を増やして世界観の奥行きを深めてみたり、大幅に設定を変えてみたり…
ある意味それはオリジナルを題材にした二次創作な行為でもありました。
私自身、その二次創作をしたあとクロノトリガーやFF7等の二次創作な世界にどっぷり浸るようになる(目覚めた)のですが、まさか自分がそうなるとは思いもよらずでした。
他人の作品に創作介入するというのは、自作に介入するのとは比較にならないくらいに創作の幅(楽しみ)が広がっていく
私の場合、30万文字なんていう長編は書けたことがなかったから、そいういった小説に介入できること自体が創作上の刺激になりました。
だからこその問題点として
私が著作権フリーとして公開しているものには長編作品が全くない。
もしかしたら私の小説を利用しても獲るものが何もないかもしれない。
私が使わせて貰った30万文字の小説については、残念ながら小説もろとも作者のアカウントが消失し、行方不明になりました。良い作品だったので、著作権フリーを公言していた事を【無かったこと】にしたくなったのかもしれない。
売れるものを生み出すのは一筋縄にいかないとしても、著作権フリーのものを自分の作品として解釈するときに広がる思考の幅はとてつもなく大きいものだと思います。
私の場合、著作権フリーの小説をアレンジして投稿し、読者のリアクションを読み取っていくことで執筆スキルが上がったように感じました。
ハリーポッターな作者も最初は誰かの小説(好きな映画のシナリオ)を模倣するところから始まったそうです。その方法はその人の独自のものではなく、既にある創作論として体系化(マニュアル化)されていたそうです。
きっと、これまで私が述べたことも本質的にはその創作論に近いものがあるのだと思う。




