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第82話

「……というわけでして、お伝え不足はございませんでしょうか、オルストラス様」


「そうでしたか、ううむ……」


 何か難題山積状態を楽しむかのような表情のオルストラス様。顎に手をやり庭園を散策される。いったいどんなことを勘案されているのでしょう。


 バラの花に歩み寄り、花弁に触れるオルストラス様はまさに人形のように美しく、まばゆいお方であります。


「そうですね、そうすべきですね、これは好機ととらえるべきでしょう、うんそれが最善でしょう」


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