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第46話

「え? もしかして……」


 私はミンの耳に口を寄せ「盗聴?」と聞くとがくがく、何度もうなずくミン。あの野郎、そこまで手の込んだことをするなんて。


 王子様のくせにやることがいちいちせこいわね。もう失望ものよ。


「じゃあね、ミン」


「はい、モリシス様、どうかご容赦を」


「いいわよ、気にしないで」


 滑り止めの効いた高級な石なのか木なのかわからない階段を降り、裏口を目指す。珍奇なこともあるものね。誰にも会わないなんて。みんなどうしているのかしら。


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