記憶の無い頃の私
おじいちゃん怖いよ。
何でいつも怒鳴るの?
ねぇ何でお姉ちゃんには
凄い優しいの?
何でだろう。
私、悪い事したの?
何もしてないよ。
なのに何で叱るの?
何で無視するの?
そんなの嫌だ。
そう思っていた私の記憶はある。
後はあんまり無いけど。
ただ私の記憶がない頃
0歳から5歳くらいまでの話だ。
私は身体が弱かったらしい。
小児喘息持ちで発作を頻繁に起こして
病院に運ばれていた。
そして悪化した為に入院
それからというもの
私は入退院を繰り返したみたい。
喘息だけでは無い。
私は人よりも扁桃腺が小さい為に
呼吸が上手く取れなかったみたいだ。
ある日
自分の家で寝てる時
私の呼吸がおかしくなり
息が出来ない状況になった為
生死を彷徨いかけたらしい。
記憶には全く無いのだが。
救急車で搬送され
扁桃腺を取る手術を行った。
それからは
きちんと息が出来る様になったみたい。
だけど、
身体が弱いとはずっと続いて
母も父もノイローゼ気味。
姉もいる中で
身体が弱い私の面倒を見るのは
凄く大変だったと思う。
そして姉も寂しい思いをしたと思う。
だって、
身体が弱い私の面倒ばっかり見てるから。
寂しかったんだろうな。
私は小学校に上がるまでは
本当に身体が弱かった。
喘息、扁桃腺、食中毒、
そして皮膚の弱さ。
母も皮膚が弱い。
それと同じ思いを私にさせたくないと
皮膚の手術的な物も行ったらしい。
記憶がないが
3回くらい大きな手術を受けたんだって。
全然覚えてない。