【文章】 言い換えてしまえ
私だけかもしれませんが、「ついのべ」は文字数に泣くことがよくあります。私は「メモ帳」に下書きしてからコピペして呟くことが多いのですが、これで完成と思って呟こうとすると文字数がオーバーしていることがしょっちゅうです。というか、オーバーしてない時の方が少ないです。そういう時は仕方なく要らない描写を削ったり、言葉を短く換えたりしていくのですが、もうこれ以上削れない、あるいは削りたくない、ってことが多々あります。となるともう言葉を削るしかない訳です。そこで、上手く言い換える必要があります。「鼓膜が震えた」と書いたけれど、やむなく「聞こえた」にしなければならない、とか。
そこで頭に入れておくといいのは「メタ情報」を使うということです。「メタ情報」とは、簡単に言うと「情報の情報」です。例えば、下の拙作をご覧ください。
「潜虫」 ダイビングビートル、なんてカッコいい名前もあるゲンゴロウは、尾につけた空気の泡を酸素ボンベにする水生昆虫だ。実は分圧の関係で、泡に元々含まれていたよりも酸素は多くなるらしい。カオスな社会へ潜るダイバー達の酸素ボンベにも、そんな機能があればいいのに。 #twnovel
こうして見返すと下手ですね〜。それはさておき、ここで注目して頂きたいのは「酸素ボンベ」です。この「酸素ボンベ」を、私は「メタ情報」として使いました。この「酸素ボンベ」には、「ゲンゴロウが尾につける空気の泡」+「ダイバーが使う呼吸用のボンベ」+「社会で生きるための束の間の休息」という意味を込めたつもりです。このように複数の意味情報を一つの言葉に込めることで、文字数は短縮することができます。それに、こうすることで下手でも小説っぽく見せることができちゃいます。ただ理解してもらえるかは自信が無いのですが……。そこは腕の見せ所、ということでお願いします。
とにかく言いたかったのは、一つの言葉に幾つかの情報を入れてみるのも良いかもよ、ってことです。こうしてみると「比喩」かもしれませんが、私は「メタ情報」なのかな、って勝手に思ってます。そこの呼び方は私がバカなだけなので、あまり気にしないでください。ひとまず雰囲気さえ分かって頂ければ本望です。
拙文をお読み頂きありがとうございます。
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