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0 はじまり

お久しぶりです!!

マクスとキャロルの新たな物語が始まります。最後までどうぞお付き合いくださいませ!!

 ここは王家の森。ソベルナ王国の秘密が色々と眠っている場所である。


「いや~~~~!!絶対に無理!!」


 苔むす石造りの霊廟の前でキャロルは大声を上げた。


「仕方がないな~」


 マクスは薄紫色の衣装を身に付けているキャロルを優しく抱き上げる。ちなみにお姫様抱っこではなく、縦抱きだ。これは何かあった時、すぐ動けるようにしておきたいからである。


「キャロル、聖堂に着いたら教える。目を瞑っていろ」


「わがった・・・、ありがと・・・、グスッ・・・」


 キャロルは涙声で礼をいう。マクスはそんな彼女をしっかりと抱えて、ズンズンと霊廟の奥へと進んで行った。

 

最後まで読んで下さりありがとうございます。


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