表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/18

ハレー彗星編

「次ハレー彗星が地球の周りを通過するのはいつ?」

『あと47年後でしょうか。どうするつもりですか?』

「ハレー彗星に乗って太陽系を旅しようかと」

『その前に大気圏を突破する必要がありますし、その後狙ったところに彗星が来る確率はとても低いです』

「でもナナは何億人もの人の中から私を選んだんでしょ。運はいい方だと思うよ」


・・・


『もう来ますよ』

「うん、見えてきた」

『ハレー彗星との衝突まであと3、2、1、今です!』

「やった!いけた!」

『まさか本当に乗れるとは』

「ね、私も思っていなかったよ」

『あっという間に地球が遠くなっていきますね』


・・・


「おー、あれが木星か〜」

『はい太陽系の内側から数えて5番目の惑星、太陽系一の体積と質量を誇ります』

「へー、地球が終わっても他の惑星はお構いなしだね」

『お構いあると思いますよ。地球の質量がおよそ3倍になったので公転しながら遠心力で太陽から離れていき運が悪ければ激突しますからね』

「ありゃ」


・・・


「お!あれが地球だよね?」

『はい、そうです』

「懐かしい!あまり変わってなさそうだけど」

『いえ、計算によると空気中の酸素が約0,07%ほど増えています』

「それは微々たる差って言うんだよね」

『ですがまだ酸素があるので多細胞生物が生まれる可能性が高くなりました』


・・・


「バイバイハレー彗星くん!また会おう!」

『あなたはハレー彗星を見た回数が世界で1番多い人ですね』

「まあね。あ、でも天文学者とかには負けるかも」

『確かにそうですね。では言い換えます。あなたはハレー彗星を見た時間が世界で1番長い人ですね』

「それはそうだね。地球を始点として太陽系を一周して地球にまた戻るまで人の生涯と同じ長さがかかるもんね」

読んでいただきありがとうございます

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ