表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
佐々木勲警部補と事件たち  作者: 渡部遥介
白い白鳥殺人事件
30/62

証言

 降谷を重要参考人として所轄の警察署に連行してから十分ほどたってから佐々木刑事は降谷がいる警察署に到着した。佐々木刑事は降谷のいる取調室に直行した。降谷は所轄の署の刑事に取り調べされていた。佐々木刑事は取調室に入っていって、その刑事に交代してくれるように頼んだ。その刑事は目の前にいるのが本庁の捜査一課だと分かったのか何も言わずに席を譲った。佐々木刑事はその刑事に一礼すると、席に深々と腰かけた。

 佐々木刑事はどうしてあの事務所に立ち入っていたのかとまず聞いた。すると降谷は「あそこの事務所の方と知り合いでシロアリが出やすい夏の時期に薬を撒いてもらっているんです。今年はいつ来るのかとかそういう話をしに行ったんです。」佐々木刑事はなんと聞いたらよいのか迷った。事務所に立ち入る理由がこんなに簡単に答えられてしまうなんて想像すらしていなかったのだ。佐々木刑事は「ああ、そうなんですね。」と言って誤魔化すしかなかった。佐々木刑事は次の質問で黙らせて事件への関与を認めさせようと口を開けた。「ではなぜ定休日であるのなのに鬨俵(トキワラ)文化財保護会館に行ったんですか。最近定休日が定められた訳でもないのに。」すると降谷の口から驚きの言葉が出てきた。「文化財保護会館で何かがあるらしいって武田伸之さんが。」

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ