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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+女の子とご主人様
938/1098

 ど-570. 排除、成功

唐突にゲームに目覚めて、この週末はゲーム三昧……。

一応子の更新分は日常美の分と言う事で。


……メイドさんの逆襲。

「……!」



『ん? どうかしたの?』



「――いえ」



『なになにっ。ほら、おねーさんにはなしちゃいなよ~。何か面白い気配がびんびんするんだけど?』



「あなたに話す事など何も御座いません。あと誰が“おねーさん”ですか。――歳を考えろ」



『見た目は乙女っ、心も乙女っ! と言うのが私の信条さ。今、決めた』



「そうですか」



『応ともや!』



「私に関係のない所で勝手にやっていて下されば一向に構いませんので、好きなだけ若づくりを楽しんでいて下さいませ。――くれぐれも私に関係のない所でお願い致しますが」



『関係のない、と言われてもねぇ。……例えば?』



「冥府の底」



『そんなじめじめしてそうな所、嫌』



「天上の蓮の葉の上」



『一人ぼっちって、寂しいよね?』



「いっそ今すぐ消滅しませんかね、この残念体」



『無理。だって私は今、第二の人生を凄く謳歌中だからっ!』



「……私は生まれてこの方、これほど屈辱的かつどうしようもない日々を始めて送っているかもしれません」



『そっか。それは大変そうねぇ。何なら私が相談に乗ってあげましょうか?』



「いっそ消えてくださいませ」



『消える? え、それだけでいいの?』



「はい」



『なら――どろんっ』



「……」



『で、姿を消した、と言うよりもまあ思念体だし? 私にとって身体なんてあってないようなものなんだけど、これでいいの?』



「まあどうせそのような事であろうと思ってはおりましたとも。期待など微塵もしてはおりませんでした、はい」



『――はっ!? 今私、凄い事を思いついた! もしかして姿を消していれば好き勝手し放題!?』



「どうせですので貴女の“身体”を創ってしまいますか? その程度ならば旦那様――もしくは私でも可能ですね」



『えー、いらないよー。肉体なんてあっても不便なだけだし? このままでもお腹いっぱい美味しいものを食べられるので問題なし!』



「それが私どもにとって一番の問題なのですが?」



『なに? 私が羨ましいの?』



「いえ、むしろ恨めしいです」



『うん、まあ、その気持ちは分かる』



「そうですか」



『そりゃ、ね。何と言っても美味しいものを好き放題食べられるっ! これは生前の私――ルーロンでさえなしえなかった偉業と言っても差支えないだろう!』



「……果たして食べた分の栄養は何処に行っているのでしょうね?」



『ん? そりゃ当然、私の魔力になって空間漂ってるけど?』



「――成程。つまり、貴女の周りの空間を魔力で埋めてしまえば、あるいは……」



『なっ!? 何怖い事を考えてるのかね、この娘はっ!! そ、そんなことしてしまえば、』



「では早速――“封殺”」



『!!!! こ、これは――今まで感じたことのない……ま、まさかの満腹感ッッ!!!???』



「――空間の魔力飽和、確認。そのまま魔力を固定、維持……そうですね、ついでに時間と空間も固定並びに封印しておきましょうか」



『な、なんて横暴な事を――……うぷっ』



「いっそ、そのまま本当に封殺されてしまえばよいのに」



『……す、少し苦しいかも』



「いい気味です」



『こ、これはもしかして、昔食べすぎで胃袋を破っちゃった時の痛みの再来、かも……』



「どれだけ食い意地が張っているのですか、と言いたい所ではありますが良いでしょう。そのまま惨めに這いつくばっていなさい」



『……く、苦しぃ』





「――さて。幸運にも邪魔者を排除出来たことですし。改めて旦那様を探す事にしましょうか。とはいっても旦那様の事……ギルドが何者かの手によって壊滅――まあ、その近辺を虱潰しにして行けばその内見つかりますか」


メイドさんが鎖から解き放たれました(笑)

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