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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+女の子とご主人様
937/1098

 Act XXX. 迷子二人

今日は凄く短いです。

……何してるんでしょうね、この二人(スィリィ&アルア)

――不意に。


彼女、スィリィ・エレファンは自分に向けられている視線に気がついた。




「……(じー)」



「? え、何?」



「……(じー)」



「あなた、私に何か用?」



「……(こくん)」



「……そう言えば、貴女、何処かで見たことある気がするわね?」



「……(じー)」



「えっと、何処で逢ったんだったかしら……?」



「……(じー)」



「――駄目だわ。思い出せない」



「……(じー)」



「……ねえ、さっきから何な訳? 私に何の用があるの、あなた?」



「……(こくん)」



「なら何? 何の用事? 私、ちょっとヒトを探してて忙しいんだけど?」



「……(こくん)」



「え、何? もしかしてあなたもヒトを探してるの?」



「……(こくん)」



「へぇ、奇遇ね。……それ、もしかしてレムとか言うちょっと恰好良いかな? て、なに言ってるのかしら、私。……と、とにかく。レムって男のヒトを探してる、わけじゃないわよね?」



「……?」



「そ、そうよね。いくらなんでもそんな偶然、ないわよねっ」



「……(ふるふるふる)」



「え、それってどういう意味?」



「……(じー)」



「ね、ねえっ、今のはどう言う意味よっ!?」



「……」



「ちょ、ちょっと! ま、まさかこんな小さな子までレムの毒牙に――!? あっ……んのっ、畜生!!」



「……(こくこく)」



「――そう。あなたも辛かったのね。……ええ、私もその気持ちはよぉく分かるわ」



「……?」



「そうと決まったら、そうねっ、あなた、私と一緒に行きましょう? 二人で一緒にレムを仕置きするのっ!」



「……(こくん)」



「決まりね!」



「……(こくん)」



「じゃあ――そうねっ。それじゃあ、まずはお互いに自己紹介といきましょうか」



「……?」



「私はスィリィ・エレファンよ。スィリィって呼んでくれて良いわ。あなたは?」



「……?」



「だから、あなたの名前は? ……そう言えばさっきから一言もしゃべってないけど、口が聞けないとか、そう言う訳じゃないわよね?」



「……(こくん)」



「そ。よかった。じゃあ、あなたの名前は?」



「……なまえ」



「そう、名前よ、あなたの名前」



「……アルア」



「アルア? ……それがあなたの名前?」



「……(こくん)」



「そ。アルアね。それじゃあアルア、二人で一緒にレムに天誅を下しに行きましょう!」



「……(こくん)」



「……ほんっっっとうに。レムってば、こんな子まで――どう言うつもりなのかしら……ね?」



……色々と舞台をそろえねば。

レムに天誅を!

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