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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+女の子とご主人様
928/1098

 ど-563. ご飯が美味しい、それが良い

……シャトゥって凄く書きやすいなぁ。ボケ&ボケだと楽でいい。


「……どうやら私の本気を見せる時が来たようですね」



「……おぉ」



「ちなみに私は常に本気も真面目もーどなのです。……うむ?」



「……流石はシャトゥルヌーメ様です」



「うむ? アルアはもしかしなくても私の事をバカにしていますか?」



「……(ふるふるふる)」



「良いでしょうっ。その勝負、受けて立ちます!」



「……!」



「ふっ、私の先制です。覚悟は宜しいでしょうか、アルアっ」



「……(ふるふるふる)」



「うむ? 本当に仕方のない子ですね。ならばアルアに先制攻撃を許しましょう。……私、初めてなの。優しくしてね?」



「……!!」



「……ふるふる、ふるふる」



「……!!!!」



「――アルア? ……何かぴくぴくしてますが大丈夫ですか? つんつん」



「……(ふるふる)」



「おかしなアルアなのですね。うふふのふ?」



「……シャトゥルヌーメ様」



「うむ? 遂にやる気になったのですね、アルア! カモン、恋! なのですっ」



「……(ふるふるふる)」



「うむ……アルア、私を焦らせるとは中々の手腕ですね。――我を焦らしてそんなに楽しいかっ!」



「……そんなことないです!」



「アルア――しょうぷです、間違えた、勝負です!」



「……!(ぶんぶんぶん)」



「……アルアはそこまで私と勝負をしたくないのですか? ……しゅん」



「……シャトゥルヌーメ様!」



「けどこれくらいでめげる私じゃないのです! アルアがその気ならば私もその気なのです! アルア、後悔しました!!」



「……え」



「違った。――アルア、後悔させてあげましょう!」



「……」



「あ、アルアっ? 何で泣き出しそうなのっ」



「……(ふるふる)」



「……しゅん。下僕二号ちゃんを悲しませるなんて、私はなんて女神様として未熟なのでしょうか。いえ、我は女神なんかじゃないですが!」



「……シャトゥルヌーメ様、悲しまないで下さい」



「アルア、こんな未熟な私を励ましてくれるの?」



「……(こくこく)」



「アルアは本当に良い子なのですね。……そんな子に勝負を挑もうとしていたなんて、私はなんて愚かなのでしょう。もうこうなれば――レムの玩具になるしかない! ……ぽっ」



「……シャトゥルヌーメ様、嬉しそう」



「レムの玩具になったら我、どうなっちゃうの……? ――嬉し恥ずかし!」



「……シャトゥルヌーメ様、凄く嬉しそう」



「と、言う訳で私はアルアを泣かせた罰としてレムに滅茶苦茶にされてきますっ!! ひゃっほ~♪」



「……泣いてないです」



「――うむ? ……下僕二号ちゃん、ここで私に待ったをかけるのですか」



「……?」



「はっ、まさか下僕二号ちゃんもレムにぞっこんラブ!?」



「……、はい」



「――ふ、ふ、ふ。やはり私とアルアは戦うべき海平うみへいと共に逢ったのですね?」



「……?」



「ところでアルア、海平って誰です? そしてどうして戦ってるの?」



「……分かりません」



「……何かを凄く間違えた気がします。アルアと? 戦う? ――そうっ、それが我たちのディスティニー!」



「……運命?」



「うむ、そんな事もあった気がします。ですが我の気分は時の運。……お腹が減りました、アルア」



「……ごはん、どうぞ!」



「流石はアルアですっ。我の一言でごはんが出てくるなんてっ、下僕二号ちゃん、偉い!」



「……(てれてれ)」



「うむ、うむ。仕方ないので我の本気はまた今度見せてあげる事にします。……アルアの用意してくれたご飯は美味しいのです。やっぱり下僕一号様のご飯は絶対ご飯じゃないのです、がくがくぶるぶる」



「……(てれてれ)」



「アルアっ、おかりです!」



「……どうぞっ!」



「ふふふ、今日も私は箸が進む! 何処かのルーロンと違い、無限のブラックホール胃袋じゃないのが少し残念です。いえ、あんなのと一緒にされるのは絶対嫌なので、全く構わないのですが」



「……」



「? アルアも一緒に食べましょう?」



「……(もぐもぐ)」



「と、思ったらもう食べてました。アルア、美味しいですか?」



「……(こくこく)」



「うむ、ご飯がおいしいのは良い事です。ね、アルアっ」



「……はい、シャトゥルヌーメ様」



「――ふっ、我の本気は安くないのですっ! ……うまうま」



「……うまうま」




ご飯が美味しいコトは素晴らしい事です。

そして下僕一号様、ことファイの料理の腕は――……

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