ど-549. お約束
おやくそく☆
が、大好きです!
「――スィリィ!」
「何よっ!?」
「好きだっ!!!!」
「……ぇ?」
「大っっっ好きだ!!!!」
「そ、そんな、そんな事を急に言われても私、心の準備と言うか、むしろ万全だけどっ! でも色々となんて言うか、……わ、私だってす、」
「俺はツィートルが大好きだ!!」
「――誰よ、ツィートルって!? 女ねっ、女なのねっ!?」
「あの感触がもうっ」
「か、感触!?」
「それにあのぷりっとした歯応えっ」
「ぷぷぷ、ぷり!? 歯応えええ!!??」
「食感とかっ、味も最高だっ!!」
「味!? 味って何の味なの!?」
「あれはもう、一度味わったら忘れられねぇよなぁ……」
「――コロス」
「はっ、だからお前に俺が捕まえられると思っているのかっ!」
「――“零砲”!!」
「……お、新技?」
「って、何であっさり避けてるのよ!?」
「ふっ、レーザーだかなんだか知らんが、例え光の速度だろうと単なる直線攻撃が俺に当ると思うなよっ。俺に攻撃を命中させたいなら女の子の涙で以て泣き落としでもして見せるんだなっ」
「……うぅ、」
「――んぅ?」
「れ、れむのばかぁ。……わ、わたしがどれだけ苦労してあんたの事を探してたと、おも、思ってるのよぉ……」
「え? あ、いや、急にそんな事言われても……」
「――っし、捕まえたっ!!」
「……、うわぁ、俺のバカ」
「まさか本当に泣き落としが効くとは思わなかったわ」
「うん、俺も引っかかるとは思わなかったぜ」
「……で、覚悟はいいわね?」
「ま、捕まったなら仕方がない。俺も覚悟を決めようか」
「へぇ、いい度胸ね、レム」
「よし、スィリィ! ――取り敢えずチッス辺りか、それとも抱擁?」
「――一片、逝って来いっ!!!」
「ごふっ、スィ、スィリィさん、流石に零距離からの一撃は効くんですが……」
「……随分頑丈ね。一応、殺す程度の力は込めたはずなんだけど」
「殺すって随分と物騒っすねっ、スィリィさんっ!!??」
「……もう一発、やってみましょうか」
「いやっ、流石に二発は無理っすっ!!」
「と、言うよりも一撃でもよく無事だったわよね?」
「ふっ、俺の“逃げ”の技術は神をも超えるぜっ。たとえ零距離だろうとなんだろうと、衝撃の十割は逃がせる自信が俺にはある!」
「――何か無償にムカつくわね。やっぱりもう一発、逝っとく?」
「いや、遠慮、」
「死塵と化せ、デッドエンド――」
「ちょ、そりゃ流石」
「ゼロ・インパクト」
「ちょま、!?」
「――」
「……し、死ぬって。流石にこれは死ぬってっ」
「良い気味よっ。第一、ツィートルって誰なのよっ!?」
「ツ、ツィートル? そりゃ、」
「ああもうっ、良いわよっ、聞きたくなんてないわよっ!?」
「な、何を怒ってるんだよ? と言うか、」
「あぁもうっ、ムカつくムカつくムカちゅ、~~」
「……ぷ」
「笑うなレム~~!? ――ブルー・インパクト!!」
「ぶっ?!」
「ムカつくムカつくッ!!!!」
「ぅ、ぐ……ちょ、おま、流石に連発はキツ、うお、ゃ、ちょ、!?」
「っ、はー、はー、はーっっ」
「ふぅ、酷い目に遭ったなぁ」
「――って、何でその程度で済んでるのよ!?」
「伊達に神超えちゃいないゼ☆」
「~~っ、ああもうっ、何でそんな……、だからっ、っぅ、見惚れるとか、そんなんじゃないんだからっ!!」
「とは言っても流石に効いたァ……」
「あ、ちょ、レム!? ごめ、ちょっと流石にやり過ぎたかも……、」
「――今だっ!!!」
「ぇ……あっ」
「ふははははっ、俺を捕まえておこうなんて十年は早いぜ」
「この卑怯者ッ!!」
「それじゃっ、俺は予告通りにツィートルを狩りに言ってくるぜっ!!」
「――良くもまぁ、私の前で堂々とそんな事を言えたものねぇ、レムゥゥ」
「よっしゃ、このまま海へ向かうぜっ!」
「っ、草々思い通りに行くと思わないことねっ!!」
「って、そうだな、スィリィにもツィートルの良さを知ってもらおうかっ」
「良さっ!? 何をいけしゃあしゃあとっ」
「大丈夫っ、一口食えば分かるって!」
「食っ……レ、レムあんた、私にナニをさせる気なのっ!?」
「? いや、ただ単に……まあ百聞は一見にしかず、だな。よしっ、少し飛ばすからちゃんと付いてこいよ、スィリィ!」
「え、あ、と、レム!?」
「ふははははっ、俺は風! 今、俺は風になっているぅぅぅ!!!」
「あぁ、もう、――でも此処でレムを見失う訳にはッ……ま、待ちなさいっ、レム!!!!」
暴走中☆
平和wなふたりです?
ん~……ようやく忙しくなくなった……のですかねぇ? 取り敢えず休日は大丈夫、
もしかすると今週も忙しくて更新が出来ない可能性もありますが……まあ極力頑張ります、と言うよりも忙しくって頭が干上がってる時の方がぶっちゃけた内容を掛けるような気がしてるんですよねぇ・・・