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harem!〜カオス煮、いっちょ上がり!〜  作者: nyao
o メイドさん+女の子とご主人様
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ど-530. 籠の中のヒト達3

てんやわんや

「……ふふ、ふふふふふ」



「何笑ってるんですか、アルーシア?」



「ふふふ……あ、リョーンさん」



「何ですか、その『今気付きました』って態度!? 私はそんなに存在感ないですか、薄いですかっ!?」



「え、そんなことないですよ?」



「軽っ!? ちょ、何だか言葉が凄く軽いですよ!?」



「えー、かるくないよー」



「軽いですよ!? と言うかアルーシア、さっきから何か不気味に笑ってますけどどうかしたんですか? 何かいい事ありました?」



「え、そんな嬉しそうかな、わたし?」



「はい、すっっっっごく!」



「そうなんだー、……ふふふふ」



「何があったんですか?」



「え、特に何もないよー? あ、それとリョーンさん、そう言えば前に私の事、なんて言ってたっけ?」



「? 何の事ですか?」



「ほら、アルアちゃんみたいにわたしのこと、」



「……えと、まさかァ、……アルクの事ですか?」



「え、アルクが綺麗? そんなことないよ~」



「ちっともさっぱりこれっぽっちもそんなこと言ってないですよ!?」



「ふふふ~」



「何ですか!? も、もしかしなくても私がちょっぴりだけお休みしてる間に何かあったりしました?」



「え、何のこと?」



「如何にも何かありましたって雰囲気ですよ、アルーシア!?」



「あ、それからこれから私の事はアルクで良いよ?」



「え!?」



「? どうかしたの、リョーンさん?」



「その呼び方、あんなに嫌がってたのに一体何が!?」



「え、だから何もないよ?」



「絶対何かありましたよ!?」



「だからなにもないよ~」



「――くっ、私の知らない間にアルーシアの身に何が!?」



「も~、さっきから何もないって言ってるでしょ、リョーンさん♪」



「音符!? 何かセリフの最後に音符が視えました、今!!」



「リョーンさんの気のせいじゃない?」



「いいえ! 絶対気のせいじゃないです!!」



「……ふふふ」



「な、何か置いてけぼりにされちゃってます、私。……はっ、そうです! アルアちゃん!? アルアちゃん、こっち観てますか!?」






「……なに?」






「アルアちゃん! 私のいない間にアルーシア、もといアルクに何があったんですか!?」



「……ひみつ」



「そんな、アルアちゃんまで私の事を除け者に!?」



「……(こくん)」



「皆酷いですっ、うわ~~~ん!!!!!!」






「「ぁ」」






「わ~~~~~ん!!!!!」






「あ、リョーンさん、そっちに行っても、」



「……(こくん)」






「わ~……、ん?」






「「おかえりなさい」」






「……、……、……た、ただいまです」



いつもこんな感じ。……賑やか(?)な一人漫才です。

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